大会からすでに一週間が経過しましたが思ったことなどを。
リザーブファイト1
○ピーター・アーツvsグーカン・サキ
予想:○
同じ階級とは思えない体格差があったように見えたこの対戦。
骨格がヘビーの中では小さいサキなので大型のアーツが対峙するとそう見えるのも当然かもしれませんが。
アーツが今回もしっかりと仕上げてきてグッドシェイプ。
ローがキレてるサキ相手でもバランスを崩すことなく一発一発の重みで判定勝利。
サキの動きは良かったが、アーツはそれ以上によかった。
よい判定決着でした。
ルスラン・カラエフvsバダ・ハリ○
予想:○
結果的には秒殺で勝ったハリですが、紙一重の勝負に挑んだカラエフにも拍手を送りたい。
前回は倒し倒されのアグレッシブな展開だっただけに、慎重な立ち上がりを見せるかと思われた
試合でしたが、私の予想を上回る打ち合いに。
これぞK-1という内容でしたね。
技術マニアの方々はやっぱりこの試合もこき下ろすのでしょうか^^;
○アリスター・オーフレイムvsエヴェルトン・テイシェイラ
予想:○
お互いタフな印象があるので判定までいくかと思われましたが、
まさかのアリスターの秒殺勝利。
ほぼ膝蹴り一発で決着がつきました。
2発目の膝蹴りは反則では?という意見を目にしますがごもっともです。
ですが、一発目は組む入りに打ち、二発目は抱え込んで打っているのでギリギリセーフでしょうか?
(現在のK-1ルールは抱え込んでのヒザ蹴りは一発まで。引き込んでのヒザ蹴りは反則。間違ってたらすみません)
どちらにしても流れの中の打撃ですので止めるのは不可能な展開でしょう。
この決着でアリスターの化け物ぶりがさらに際立ちました。
ジェロム・レ・バンナvsセーム・シュルト○
予想:○
繰り返しになりますが、左腕という主砲が錆びたバンナではシュルト攻略は厳しすぎました。
予想のところで3度目の対戦と書きましたが4度目みたいですね;
入るところにカウンターで左ミドルのヒザ部分がレバーあたりに当たりバンナがダウン。
その後前蹴りが突き刺す形で同じ場所に被弾し、あえなく2ダウンのTKO負け。
今回はいい所がなく破れてしまったバンナですが、引退は撤回。
まだやる気のようですが果たしてその決断がよいものか悪いものか。
ここ数年はベスト8レベルの選手に勝ててないので引退でも納得のいく下り坂の最中。
アーツのように復活というのはあり得るのでしょうか。
それにしても今回のシュルトは鬼の強さです。
エロール・ジマーマンvsレミー・ボンヤスキー○
予想:×
大穴狙い失敗しました。
ジマーマンの主な敗因は1Rのダウン、それにつきます。
それ以外は流れも悪くなかったし、ローで明確なダメージがあったので、
もしかすると判定ではジマーマンに入れていたジャッジがいたかもしれません。
まあ、そういった一瞬の隙を突くのが上手いのがボンヤスキーの凄いところでもあり
いやらしいところでもあるのですが^^;
ボンヤスキーは今回は周りの声もあってか徹底的な逃げには徹しなかったようです。
ワンチャンスをものにしたボンヤスキーに拍手。
リザーブファイト2
○ダニエル・ギタvsセルゲイ・ハリトーノフ
予想:○
テレビ未放送。
さすがの死神落下傘も初のK-1ルールでろくなK-1練習もせずに試合をしたのでは当然の結果です。
お腹周りはやや引き締まった印象を受けましたが、やはりローの鬼のギタ相手にロー対策がなかったのは愚の骨頂。
根性で3Rまで耐えたもののそこで気持ちが途切れラウンド開始早々にローでTKO負け。
ハリトーノフはMMAの選手なのでローを喰らうたびに掴むモーションを見せていましたね。
あの動きが出るということはキックの動きを練習していない(モノに出来ているレベルまで達していない)証拠です。
まあこれに懲りてMMAとK-1を行ったりきたりは止めにしてMMA一本で行って欲しいものです。
一時期は対ヒョードルの有力株だっただけに復活してほしいところですT-T
消される前に見るべし。
ワンマッチ
京太郎vsタイロン・スポーン○
予想:○
テレビ未放送。
キックで戦いたい京太郎とパンチで戦いたいスポーンで逃げる側と追う側の構図の試合展開。
3Rでパンチを当てたスポーンとアグレッシブな印象のない京太郎。
決定打はないとはいえ妥当な判定結果。
逃げとカウンター待ちでは明確なダメージがなければ判定で分が悪いのは当然か。
なかなか自分の距離で戦えないスポーンが大振りするのと何度もスリップするシーンが印象に残りましたw
続く