昨日はリアル天下一武道会が開催されましたね。
ひさしぶりのブログ書き込み。
で、個人的感想を各試合ずつ。
第1試合
○中村 和裕VSケビン・ランデルマン●
3R 判定3-0
TVでは2Rからの放送でした。ミルコをKOした男ランデルマン。
しかし、放送時点ですでに息が上がりつかれているような表情。
逆に中村は生き生きとしていました。
激しいパウンドに耐えつつポジションを入れ返るランデルマンでしたが、
上をとっても何もできず、イエローカードをもらう始末。
これは中村の3-0の判定勝ちでも文句ありません。
わりとあっさりな感じですが、この試合は大金星です。
中村はやっぱり強くなってきています。
この調子ならホジェリオとの3度目の対決もあるかもしれません。(過去二敗)
第2試合
○ヒカルド・アローナVSディーン・リスター●
3R 判定3-0
ダイジェストで放送のこの試合。
先日行われた武士道其の六のワンデイトーナメントで勝ちあがったリスターは
調整不足だったかダメージが抜け切らないのか自分の得意技の
足取り(ヒールホールドなど)が決まらず、
スタンドで優勢なアローナにどんどん押されてしまいました。
致命傷はくらいませんでしたが結局攻めきれずに判定負け。
ですがグラウンドのテクニックに関して賞賛したいです。
まだプライドでの場数が足りないのでこれからもっと伸びる選手だと思います。
逆にアローナは優勢に試合運びをしても決めきらない試合が非常に多く、
個人的には膠着大王の称号を送りたいです。
第3試合
●近藤 有己VSイゴール・ボブチャンチン○
3R 判定0-3
TVで最初に放送された試合。
はっきりいってこの試合は目の肥えたリスナーにとっては
とても面白かったのではないでしょうか。
全般的にボブチャンチンがパウンドを打ち下ろす場面が多く、
判定の結果には納得できるものの、それでも要所要所で技をいなす近藤。
攻守、グラウンド、スタンドがめまぐるしく入れ替わり、
まさに総合格闘技といった試合でした。
それにしてもボブチャンチンは強くなったな~と思いました。
寝技があまり得意ではない近藤相手でしたがグラウンドの展開になっても
ボブチャンチンは関節技、ポジション取りなど一昔前と比べると別人のような
上達振りです。
グラウンドのテクニックはノゲイラクラスに比べれば見劣りはするものの、
両者ともに総合格闘技に必要なテクニックは身についているといった
印象でした。
まあ、打撃に関しては両者ともにAランクだというのは言うまでもない^^;
第4試合
●ビクトー・ベウフォートVSアリスター・オーフレイム○
1R 9分36秒 フロントネックロック
KOで決まるかと思われたこの試合は以外にもアリスターの一本勝ち。
前回同様UFCの刺客を相手にしたアリスターでしたが、柔術家のビクトーから
一本勝ちを収める快挙。
アリスターももう打撃だけの選手ではありませんね。
個人的にランクひとつアップです。
逆にビクトーの方は実力が出し切れなかったのかイマイチな感でした。
調子悪かったのでしょうか。
第5試合
○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラVSダン・ヘンダーソン●
1R 8分5秒 腕ひしぎ逆十字固め
多少なりとも総合格闘技を見続けている人にとってはこの試合も意外な結末
だったのではないでしょうか。
おそらくほとんどのひとが判定決着になると予想したはずです。
ダイジェスト放送だったので詳細はわかりませんが、ホジェリオの大金星。
優勝候補の一人であるダンから一本勝ち。
すごいことです、これは。
これでホジャリオはプライド参戦以来負けなしの快進撃。
ダンはこの試合を落としたことでミドル級トップ戦線から一歩退いた感
があります。
ノゲイラ兄弟にそろって負けちゃいましたT-T
第6試合
○桜庭 和志VSユン・ドンシク●
1R 38秒 KO
特に言うこともありませんが、今回見たいな勝ち方を他の14人の誰かに
できたならマジで優勝狙えるかもしれません。
近年にはないスカっとした勝ち方でした。
ちなみにこの試合はKO勝ちと結果で出ています。
これは初のKO勝ちですw
でも実際はあれは戦意喪失といったところですよね。
ラッシュの最初の左フック以外はまともにはいってませんし。
第7試合
●クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンVSマウリシオ・ショーグン○
1R 4分47秒KO
これも波乱の展開。
優勝候補の一角のジャクソンがほぼ一方的にやられました。
ショーグンもプライド参戦以来負けなし。
しかも大金星。ホジェリオと同じく最近の戦績には目を見張るものがあります。
第8試合
●吉田 秀彦VSヴァンダレイ・シウバ○
3R 判定1-2
なんだか吉田は強いのか弱いのかわかりません。
相性の問題もあるんでしょうけど、ここまでシウバといい勝負ができるのに
ホイスには一方的にやられちゃったりして
(別にホイスが弱いと言ってるわけではない)。
1Rは我慢の子状態でイエローカードが出たりしていましたが、1Rと2Rは
吉田の思惑通りの試合展開だったのではないでしょうか。
スタンドで打ち合うシーンもあまりありませんでしたし。
といっても2Rはシウバの攻めるシーンが多く、ダメージ的にも吉田の方が
きつかったと思います。
3Rからはローキックでダメージを積み重ねるシウバ。
試合終了間際にチョークを決めかけましたが、シウバの顔がまったく紅潮
しなかったところを見ると押さえ込んで固めたくらいの締め具合だったと
思います。
まあ、1Rはどっちもどっちといった感じだったので1ポイントくらいは
吉田に入ってもおかしくはないと思いました。
今回の大会は去年と違って初回から予想を裏切る展開で
なかなか楽しかったです。
実質的なミドル級トップ4のシウバ、ジャクソン、アローナ、ヘンダーソンのうち
二人が一回戦で消えるという結果は予想していませんでした。
去年は順当な試合結果ばかりで結局ヒョードルの横綱相撲といった感じで、
正直私にとっては退屈でした。
唯一ランデルマンがミルコをKOしたことだけが予想を裏切る結果で
楽しかったですが。
続く2回戦も私の予想を裏切る波乱の展開になることを期待しています。
まあ、日本人の優勝はありえないと思いますけど、桜庭が二回戦でシウバと
やったら間違いなく次で日本人全滅ですねwはっはっは。
参考記事はこちらへ
スポーツナビ