トーナメント1回戦
○ジェロム・レ・バンナvsチェ・ホンマン
判定3-0
K-1の番長、2度目の巨人狩り。
バンナがガンガン前に出てプレッシャーをかけ、ホンマンの間合いで
戦わせず、手数と流れで押し切りました。
バンナはかなりスピードが乗っていて、半ばホンマンがついていけてない
ような印象を受けました。
左フックもクリーンヒットまではいかずとも時折ヒットし、
文句なしのホンマンの判定勝利です。
トーナメント1回戦
○セーム・シュルトvsグラウベ・フェイトーザ
判定3-0
予想通りシュルトが終始ペースを握る展開に。
しかし2Rにグラウベのブラジリアンキックが決まり
シュルトがグラつくシーンも。
この時は私も「もしかして?」と思いましたが。
そこからグラウベはラッシュをしかけるも、捌ききるのが
シュルトの技術というかいやらしさというか。
結局攻めきれずに流れは再びシュルトに。
判定はそれでも3-0は変わらず。ダウンとれてればなあ…。
トーナメント1回戦
バダ・ハリvsレミー・ボンヤスキー○
判定0-2
やはり地力ではレミーのが上でした。
一見互角に見えた打ちあいも3Rにはローのダメージでやや動きの鈍った
バダ・ハリがボンヤスキーのローでさらに攻め込まれる展開に。
判定でレミーの勝利。
トーナメント1回戦
○ピーター・アーツvs澤屋敷純一
KO
周りが持ち上げすぎられた澤屋敷でしたが順当な結果。
それにしてもガードごと吹っ飛ばされるなどアーツのパワーに脱帽。
ここまでパワーが違うものなのかと、改めて日本人と外国人の
パワーの差を認識させられた試合でした。
リザーブマッチ
マイティ・モーvsポール・スロウィンスキー○
KO
対戦カード変更。TV放送なし。
情報サイトではなにやらミスジャッジがあったそうで。
ワンマッチ
○武蔵vsデビッド・ダンクレイド
KO
対戦カード変更。
久しぶりの武蔵のKO勝利。
しかもミドルキックをボディに当てて。
ダンクレイド苦しいだろうなあw
トーナメント準決勝
ジェロム・レ・バンナvsセーム・シュルト○
TKO
予想通りにはなって欲しくありませんでしたが、予想通りでした。
あくまで結果がですが。
ホンマン戦に続き巨人と対戦したバンナはこの試合でも積極的に前に
出てプレッシャーを与え続けます。
結果的に前蹴りの間合いを殺し続けましたが1R終了間際にシュルトの
ヒザがバンナのアゴをとらえフラフラ状態に。
ゴングに救われ2Rを迎えるもシュルトのローキックで苦痛の表情でダウン。
立ち上がるもセコンドからタオル投入され無念のTKO負け。
なにやら古傷のある靭帯を再び痛めてしまったらしいです。
トーナメント準決勝
レミー・ボンヤスキーvsピーター・アーツ○
判定0-3
この組み合わせならまだアーツか、と予想していましたが…。
一回戦の消耗が激しいレミーとほぼ無傷のアーツの1Rはやはりアーツ優勢。
手数の少ないレミーに注意が与えられる。
しかし2R中盤に二度目の注意をうけたレミーが反撃開始し最後まで消耗戦に。
しかし全体的に流れとダメージでアーツ優勢は変わらずアーツの判定勝利。
年のせいかやはりアーツのスタミナ消耗が激しい。
トーナメント決勝戦
○セーム・シュルトvsピーター・アーツ
TKO
アクシデント発生。
シュルトのジャブを受け、反撃しようとしたアーツが苦悶の表情で
崩れ落ちる。
結局立ち上げれずにTKO。
反撃の際に踏ん張った足が汗で滑り、足を痛めたそうです。
私もシュルトに勝てるとしたらアーツかな?と思っていた一人なので
(一回勝ってるが)このアクシデントはとても残念です。
またしても圧倒的な強さでGPを制したシュルトは来年は4連覇をしてしまうのか。
それとも誰が止めるのか。
今のところ新世代の中でシュルトを倒せそうな選手は思い当たりません。
やはりアーツか、もしくはバンナというのが予想ですが。
ホンマンのパワーでシュルトに試合をさせなければあるいはと思ったり
いろいろ妄想しますが、誰が戦うにしても分の悪い賭けに勝たなければならない
展開は否めなさそうです。
大会全体としてはやはりGPファイナルで強豪が揃い、判定とはいえ面白い試合が
多かったです。
シュルトがまた一人勝ちをしてしまい波乱がなかったので下馬評通りという感じ
がしてしまい、一試合一試合のLVが高かったもののあまり熱が上がらなかったのが
残念ですね。
評価は7/10。
そこそこ面白かった、といったところでしょうか。