PRIDE 男祭り2005-ITADAKI-
12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
スペシャルチャレンジマッチ
X金子 賢(日本/フリー)
1R4分14秒 一本勝ち 腕ひしぎ逆十字固め
○チャールズ”クレイジー・ホース”ベネット(米国/フリー)
当然の結果。
しかしストライカーのベネットが関節で勝負を決めたのは仏心か。
▼予想記事
各メディアでとりざたされていた一戦。
しかし、いきなりの実戦でこの相手は酷というもの。予想勝者:○チャールズ”クレイジー・ホース”ベネット
第1試合
X近藤 有己(日本/パンクラスism)
3R 判定0-3
○中村 和裕(日本/吉田道場)
3Rは近藤がとったと思ったんですが。
1-2の僅差だと思ったんだけどなあ。
予想に反して打撃で中村が、グラウンドで近藤がいいものを
見せた試合だと思います。
▼予想記事
次世代エース対決と称された一戦。
近藤はストライカー、中村はグラップラーというイメージが
ありますが、どちらともオールラウンダーといっていいほど
最近の伸びには目を見張るものがある。
ボブチャンチンに対して近藤は負け、中村は勝ったので、
中村>ボブ>近藤だと思われそうですが、私はそうは思わず
近藤にビット。予想勝者:X近藤 有己
第2試合
Xジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)
1R1分28秒 KO
○ジェームス・トンプソン(イギリス/Team Trojan)
本当に勝っても負けても秒殺男のトンプソン。
シルバはいいところを見せられないまま勢いに負けて終わってしまいました。
というかシルバの体つきが・・・。
といってもすでにシルバも41歳。
遅すぎた総合デビュー(2003男祭り)、引退も近いと思います。
でも始めはプロレスやっていたのでそちらで活躍して欲しいと思います。
個人的にジャイアント・シンの方が若くて総合向けだと思っているのですが。
彼は今いったい何をしているのかw(関係なし)
▼予想記事
ひさびさのプライド参戦のジャイアント・シルバと戦うのは
去年の夏からそのアグレッシヴなファイトスタイルで
一気に人気沸騰のトンプソン。
パワーでシルバに分があると予想してしまいがちですが、
トンプソンの方が打撃が強いのでパワー対決になってもシルバは
厳しいと思います。予想勝者:○ジェームス・トンプソン
第3試合
X瀧本 誠(日本/吉田道場)
3R 判定0-3
○菊田 早苗(日本/パンクラスGRABAKA)
ほぼ菊田ペースでの試合展開に終始していました。
瀧本も完全には極めさせないようにエスケープしていましたがスタンドでも
グラウンドでも貧乏くじ。
得意のグラウンドで完封されてはどうしようもなく、
八方塞り状態だったのではないでしょうか。
文句なしの菊田の判定勝利。
つーか元々菊田はノゲイラ(兄)でさえグラウンドで仕留めきれなかったほど
グラウンドの実力者。
彼にグラウンドで勝てるのはミドル級ではいないのではないでしょうか。
まあ、別な意味で勝ってるのはアローナですけど・・・。
▼予想記事
また長いブランクをおいてのプライド参戦の菊田。
今年一年でどれだけ成長したか真価が問われる瀧本。
正直グラウンド、スタンドどちらでも瀧本にとっては厳しい展開に
なると思われます。
菊田は総合での経験が段違いですからね・・・。予想勝者:○菊田 早苗
第4試合
○エメリヤーエンコ・アレキサンダー(ロシア/レッドデビル)
1R8分45秒 一本勝ち 裸締め
Xパウエル・ナツラ(ポーランド/高田道場)
ダイジェスト放送でしたので細部詳細不明ですが、
柔道出身のナツラは寝技で仕留められてしまったようですね。
かなりの強豪との連戦と敗北だったので次はもう少しランクの低い選手と
戦わせるべきではないでしょうか。
結構連勝しているアレキサンダーはノゲイラとハリトーノフを抑えて
時期ヘビー級挑戦者の第一候補に挙げられている様子。
兄弟対決実現か?
▼予想記事
二回目の参戦のナツラの課題は打撃。
柔道ベースなだけに早い段階で打撃に対応することが望まれます。
しかし相手がアレキサンダーでは・・・。予想勝者:○エメリヤーエンコ・アレキサンダー
第5試合
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)
1R26秒 KO
Xズール(ブラジル/B-TOUGH)
ズールは文字通り何もできずに殴られただけ。
ヒョードルの強さだけが目立った試合。
こーゆー実力差のありすぎる試合は正直つまりません。
ヒョードルにはもっと強い選手を当ててくれ。
▼予想記事
正直こうゆうカードは組まないでほしい。
ヒョードル相手に体格だけで勝てないのはすでに立証済み。
それ相応の強豪選手とやってほしいです。予想勝者:○エメリヤーエンコ・ヒョードル
第6試合 PRIDE GP2005 ウェルター級トーナメント決勝戦
○ダン・ヘンダーソン(米国/チーム・クエスト)
3R 判定2-1
Xムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
ダイジェスト放送。
でもカットされなかっただけましか。
詳細不明なのですが、さらっと見た感じどちらも非常に苦しい戦いだったようです。
なにはともあれずっと応援していたヘンダーソンが王者になって嬉しいです。
これで過去のリングスKOK王者は全員プライドのチャンピオンベルトを
巻いたことになりますね^^;
今後ヘンダーソンは王座を守るのか、
それともミドル級に戻って再びシウバを目指すのか。
でもウェルター級には美濃輪以外は華がいないのでヘンダーソンにしばらく
ウェルター級を引っ張っていってもらいたいです。
▼予想記事
匠の対決。
ヘンダーソンはリングスKOK初代王者。
ブスタマンチは元UFCミドル級王者。
マニアには楽しみなカードですが、正直この渋い組み合わせが
TVで放送されるかどうか・・・。
ダイジェストでいいので放送してほしい一戦です。予想勝者:○ダン・ヘンダーソン
第7試合 PRIDE GP2005 ライト級トーナメント決勝戦
○五味 隆典(日本/木口道場レスリング教室)
1R3分56秒 KO
X桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
こんなに早く終わるとは思っていませんでした。
しかし私の予想を覆す1R前半でのKO勝利。
五味の勝ちっぷりには文句のつけようがありません。
かつてのシウバのような勢い。
並み居る強豪を寄せ付けないオーラが今の五味に感じます。
ともかくこれでプライド史上初の日本人の王者が誕生しました。
やっぱ競技人口の多い軽量級は日本人でも世界に通用する選手が
いるんだと改めて思って嬉しい試合でした。
このまま連勝記録を伸ばしてヴァンダレイの記録を塗り替えてほしいですね。
▼予想記事
これまでの勢いからいって五味で間違いないというのが
ほとんどの人の予想ではないでしょうか。
かくいう私もこの試合は五味に賭けます。
とはいっても桜井を格下扱いしているわけではありません。
パルヴァーとハンセンを退けての決勝戦なので。予想勝者:○五味 隆典
第8試合
○桜庭 和志(日本/高田道場)
1R9分39秒 一本勝ち 羽根折固め
X美濃輪 育久(日本/フリー)
私の予想に反して打撃の打ち合いからの立ち上がり。
中盤からグラウンドに展開してましたがお互い返し返されと言った感じでした。
グラウンドの技術の攻防はなかなか良かったと思います。
最後は経験とパワーで勝る桜庭が極めて勝利。
といっても美濃輪はタップをせずレフェリーストップのTKO。
入場とは違って試合内容は技術戦だった好勝負でした。
▼予想記事
色物といえばそうなんですけど、お祭りにふさわしいといえば
ふさわしいカードではないでしょうか。
個人的に楽しみなカードでもあります。
お互いプロレスラーなのでどちらかというと組み技、グラウンド、
関節技の取り合いといった展開になるのではないでしょうか。予想勝者:○桜庭 和志
第9試合
Xミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
3R 判定1-2
○マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)
お互い打撃が持ち味でグラウンドにいく素振りは見せませんでした。
スタンド打撃戦ではハントのプレッシャーが凄まじく、
どんどんジリ貧になっていったミルコでしたが・・・。
それはまともにミルコの左ハイキックを喰らっても倒れないハントだから。
何発耐えてるんだこの男は・・・。
スタンドで分が悪くなったミルコの方が総合の経験で勝ってる分、
グラウンドに持ち込むかなと思っていましたけどそれもなく、
結局グラウンドになったのは3Rの終盤お互い打撃から絡み合って
バランスを崩した時のみでした。
結局スタンドで優勢を保ったハントが判定勝利。
でも実ダメージはハントの方がすごかったと思います。
ただ彼の打たれ強さが異常なだけだと思います。
ドスカラスジュニアなんかかすっただけでKOされたのにね^^;
▼予想記事
ハントのリベンジ戦。
とはいってもK-1ルールでの敗戦ですが。
客観的に見た場合、総合での経験が充実しているミルコに比べて
まだまだ感のあるハント。
ミルコが勝つとは思うんですが、回りの人間があまりにもミルコ
びいきなので私はハントにビット。予想勝者:Xマーク・ハント
第10試合 PRIDEミドル級タイトルマッチ
○ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)[王者]
3R 判定2-1
Xヒカルド・アローナ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)[挑戦者]
打ち合いは徹底して拒否するアローナ。
お互い動きが大きくなくイエローカードをもらう場面も。
アローナが上になれば徹底してパウンド。
シウバが上になっても動きが少ないので展開せずパウンドを打ち下ろすのみ。
判定は難しいですが、前回よりもシウバが下になっていた時間が少なく、
スタンドで多少打撃を当てていたのもあってシウバの判定勝利。
やっぱりアローナの戦いは見ててスカっとしません。
戦い方があまりにもアマチュア思考です。
▼予想記事
シウバ危うしといってもいいカードですが。
個人的にアローナが大嫌いなので。
前回のようなグラウンドで上になったら一切のポジショニングを
変えずパウンドでポイント稼ぎに出られたらシウバでも勝てません。
今回はシウバはスタンドで優位に、グラウンドでは上になることが
勝利条件のような気がします。予想勝者:○ヴァンダレイ・シウバ
第11試合メーンイベント
○吉田 秀彦(日本/吉田道場)
1R6分04秒 一本勝ち 腕ひしぎ逆十字固め
X小川 直也(日本/小川道場)
打撃戦から幕を開け、早い段階でグラウンドに展開。
返し返される展開が多少ありましたが、最後は吉田の一本勝ち。
なんか吉田に足関節とられた小川の足首が折れてたそうな。
本当かどうかはわからないけど、そこでほとんど攻め手を無くしたらしい。
一部では総合引退の話が出ていた小川ですが、TV放送時のパフォーマンスでは
まだ総合に戻ってくるようなセリフも。
しかし彼ももうすぐお年頃。
やれてあと3年といったところか。
それに比べて吉田は体格差を覆し、一本極め。
柔道着も脱ぎ捨ててこれからが総合格闘家本番でしょうか。
柔道着さえなければノゲイラも対戦したいといっていただけに、
来年のヘビー級戦線に殴りこむならノゲイラか、リベンジを果たしたい
ルーロンガードナーか。
▼予想記事
元柔道家対決。
個人的には体格で勝る小川が有利と踏む。
ただ、プロレスが本業の小川に対し、総合一本の吉田の経験は
体格差を翻す可能性は十分。
お互いにとって厳しい戦いになるのではないでしょうか。予想勝者:X小川 直也
結果・・・10/12・・・なかなかの的中率。
ミルコVSハントが当たったのが大きいが小川VS吉田を外したのも大きい。
※読み参考
金子 賢[かねこ けん]
近藤 有己[こんどう ゆうき]
中村 和裕[なかむら かずひろ]
瀧本 誠[たきもと まこと]
菊田 早苗[きくた さなえ]
五味 隆典[ごみ たかのり]
桜井“マッハ”速人[さくらい まっは はやと]
桜庭 和志[さくらば かずし]
美濃輪 育久[みのわ いくひさ]
吉田 秀彦[よしだ ひでひこ]
小川 直也[おがわ なおや]