K-1 MAX 2008日本代表決定トーナメント感想

K-1 MAX 2008日本代表決定トーナメント
2月2日(土)日本武道館

ワンマッチ
○アルトゥール・キシェンコvs我龍 真吾

1R3分00秒 KO

死神対ヤンキーという煽りでしたが…。
結果は予想通り。
でも我龍のようなファイトスタイルは嫌いじゃないです。

 

日本代表決定トーナメント1回戦
○アンディ・オロゴンvs山本優弥

判定3-0

内容的には山本のが優勢だったと思うのですが。
重さはともかくとして早いローとミドルでとにかく手数が多くアグレッシブ。

ただクロスでのパンチの打ち合いでは身体能力に分のあるアンディが
ダウンを奪い(スリップに近い)それが判定まで響いてしまったか。
まあダウンはダウンですしね。山本には残念ですが。

 

日本代表決定トーナメント1回戦
尾崎圭司vs城戸康裕○

判定0-3

尾崎が勝つと思っていましたが予想外。
試合終了間際の城戸のハイキックが決定打でしたね。
あれでは30-28x3人でしかたない。
城戸はいい意味でアマチュアライクで堅実なスタイルですね。
尾崎も内容的に全然負けてなかったと思うので次がんばって欲しいです。

 

日本代表決定トーナメント1回戦
TATSUJIvs前田宏行○

1R1分10秒 KO

こっちも予想外です。

両者ともにボクサー出身ですがキックに関してはTATSUJIに
一日の長があると思いました。
しかしパンチで打ち合ってしまいましたね。
気持ちはわかりますが冷静にキックも使って欲しかったです。
前田は35歳?そうは見えない動きです。
パンチの精度が高いですよね~。びっくり。
さすが元ボクシング3階級世界王者。

 

日本代表決定トーナメント1回戦
○HAYATOvs龍二

判定2-0

最初から最後まで乱打戦。
2Rにスリップ気味ではありましたが龍二がダウンし
そこから猛反撃するもHAYATOの方が手数とクリーンヒットの数で
上回り?正直どっちが優勢なのか分かりませんでしたが判定でHAYATOが
勝ちました。
でもああゆう試合ってどうやって判定つけてるんだろう。
クリーンヒットの数とか集計してるのかな…。

 

日本代表決定トーナメント準決勝
アンディ・オロゴンvs城戸康裕○

判定3-0

2Rからの城戸のローがポイントでしょうか。
全体的に淡々と試合が進み、大きな展開はなかったものの、
城戸のローがアンディにヒットする場面がかなり多く印象に残っています。
手数vs足数とはいいませんが城戸の足数とクリーンヒットが判定の分かれ目
だったのかと思います。
解説では手数足りないといっていましたが…。

 

日本代表決定トーナメント準決勝
前田宏行vsHAYATO

1R終了時TKO

試合内容では前田が勝っていたので誰もが惜しいと言いたくなる試合でした。
前田もヒジが曲がらないんじゃドクターストップでも仕方ない。(骨折?)
それにしても最後のラッシュはもうアレ以上できないとわかったから
すごかったんでしょうか。
たたみかけがすごかったです。

ワンマッチ
ブアカーオ・ポー.プラムックvs佐藤 嘉洋

判定2-1

テレビではファイナルラウンドからの放送でした。
で、めずらしくバテ気味のブアカーオでしたが延長ラウンドになったら
なんであんなに元気になってるのでしょうか^^;
あの短いインターバルで復活するのもブアカーオの化け物っぷりでしょうか。
佐藤もファイナルラウンドでは気持ちが前に出ててよかったのですが、
延長ラウンドではブアカーオにおされ気味で僅差の判定負け。
それでも気持ちのこもった戦いっぷりは非常によかったと思います。
また見たいカードです。

 

日本代表決定トーナメント準決勝
城戸康裕vsHAYATO

1R1分07秒 KO

まさに激闘というかK-1らしさ全開のアグレッシブファイトでしたね。
この1分弱の間に城戸が1ダウン、HAYATOが3ダウンという
ほぼノンストップの打ち合い。
見方を変えればお互い小細工をする余裕などなかったということでしょうか。
お互いダメージが蓄積し、長期戦になれば自滅するとふんで最初から勝負に
いったのかな~と想像しています。

 

優勝候補のTATSUJIやアンディ・オロゴンが決勝に残れないなど
波乱の展開がありましたがこうゆう展開は大好きです。
実力どうりの結果がでるとは限らないワンデイトーナメントの醍醐味ですね。

ヘビー級とは違って誰かが突出して強いのではなく、全体的にLVが
平均しているからでしょうか。
日本人トーナメントではあるものの、なかなか楽しかった大会でした。
点数7/10