PRIDE 男祭り2004-SADAME-
12月31日 (金)さいたまスーパーアリーナ
第1試合
○美濃輪 育久(日本/フリー)
1R0分27秒 一本勝ち かかと固め
Xステファン”ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデン・グローリー)
ドロップキックなどで魅せた美濃輪。
秒殺の一本勝ちです。
▼予想記事
K-1対プロレスの対抗図。
実績でいったら美濃輪ですがK-1選手の怖い”一発”が
あるかもしれません。
7:3で美濃輪の一本勝ちでしょうか。予想:○美濃輪 育久
第2試合
Xジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー)
1R5分47秒 一本勝ち 肩固め
○チェ・ム・ベ(韓国/CMA-KPW KOREA)
終始チェのペースで進んだ試合。
スタンドでは勢いのある突進を見せたシルバでしたが
グラウンドになってからはほぼ何もできませんでした。
▼予想記事
ご存知、超巨大プロレスラージャイアント・シルバと戦うのは
韓国の新星チェムベ。
しつこいくらいのタフネスぶりが売りのチェムを
持ち前のパワーでねじ伏せるか?
打撃では共にイマイチな感があるため、
勝負所はグラウンドで上になるかどうかだと思います。
6:4でシルバに賭け。予想:Xジャイアント・シルバ
第3試合
X安生 洋二(日本/フリー)
1R8分33秒 一本勝ち 腕ひしぎ逆十字固
○ハイアン・グレイシー(ブラジル/ハイアン・グレイシー柔術アカデミー)
終始ハイアンのペースで進んだ試合。
ジャッジに向かっていきり立ってイエローカードをもらうアクシデントがありましたが
最終的に腕ひしぎ十字で一本勝ち。
安生はほぼ何もできずに終わりました。
▼予想記事
安生のことはほとんど何も知りません。
オフィシャルサイトで高田などの同期で
リングス初期の選手ということくらい。
10:0でハイアンの一本勝ちだと思います。予想:○ハイアン・グレイシー
第4試合
○長南 亮(日本/フリー)
3R3分08秒 一本勝ち かかと固め
Xアンデウソン・シウバ(ブラジル/ブラジリアン・スパイダー)
テレビではダイジェストのみの放送でした、この試合。
打撃で苦戦した長南がバクチで出したカニバサミからのアキレス腱固め。
技名でいうならば田中稔のミノルスペシャルでしょうか。
ビックリするような勝ち方です。
▼予想記事
長いリーチでつけいるスキを与えない、スパイダーの異名を持つ
アンデウソンに打撃で勝つと豪語する長南。
しかしスタンドでの打撃勝負をするならどう考えても
ジリ貧な気がします。
長南が勝つとすればテイクダウン後のパウンドか。
自分的には8:2でアンデウソンの予想です。予想:Xアンデウソン・シウバ
第5試合
○瀧本 誠(日本/フリー)
3R 判定3-0
X戦闘竜(米国/フリー)
瀧本が序盤にタックルを失敗してからはスタンドで
けん制が続き、小刻みな打ち合いの展開に。
体重差があったせいかダメージは瀧本がひどかったようにみえましたが、
体重の軽い瀧本の判定勝ち。
▼予想記事
シドニー柔道84kg?金メダリストの滝本の相手は
相撲出身の戦闘竜。
異種格闘技色の強いこの一戦はちょっとどうなるかわかりません。
ウエイトと打撃で戦闘竜にやや分があるか。
6:4で戦闘竜の判定勝ち。予想:X戦闘竜
第6試合
X吉田 秀彦(日本/吉田道場)
3R 判定0-3
○ルーロン・ガードナー(米国/フリー)
体重差の前に投げ技は全て封じ込まれました、吉田。
タックルにいくもさすがレスリングの金メダリスト。
タックル切りの早いことこの上なし。
結局スタンドでの打撃でローキックでこつこつダメージを与えていくも
劣勢は覆せず、吉田の判定負けです。
▼予想記事
身体能力でいえばガードナーですが、それを技術と経験で
いなせるか、吉田。
多分7:3で吉田の判定勝ちかと思います。
このまま柔道王はプライドのニューカマーキラーとなるかw予想:X吉田 秀彦
第7試合
○ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
1R41秒 一本勝ち フロントチョークスリーパー
Xケビン・ランデルマン(米国/ハンマーハウス)
やっぱりちょっとバクチでしたでしょうかw
打撃戦はほぼ無い状態でランデルマンの早いタックルで組み付くと
そのまま差しあいへ。
上手くいなしたミルコがフロントチョークの秒殺勝利。
▼予想記事
おそらく世の中の95%以上の人はミルコに賭けると思いますが、
私はランデルマンに賭けますw
なぜかって?それはおよそランデルマンにとってメリットの
無いであろうこの勝負を受けた時点でランデルマンの
男勝ちだからですw
もちろん1R序盤に左フックでランデルマンのKO勝ち。(←バカ予想:Xケビン・ランデルマン
第8試合
X近藤 有己(日本/パンクラスism)
3R 判定1-2
○ダン・ヘンダーソン(米国/チーム・クエスト)
TV放送では2Rが飛ばされたため自分の視点での判定ができませんでした。
ただ1Rでは近藤が取っていたのではないでしょうか。
1Rと3Rの放送を見た感じでは近藤の判定勝ちだったような気がするのですが。
それにしても近藤がヘンダーソン相手にあれだけ攻め込めるとは驚きでした。
ひょっとするとミドル級で日本一なのは近藤かもしれません。
あれだけの戦いができるのならシウバへのリベンジ戦も大歓迎です。
▼予想記事
マニア向けといわれそうですが、実力はともに
言うことなしのオールラウンダー。
近藤の方は打撃、ヘンダーソンはレスリングに
やや比重がある程度ですが、
全てにおいて高いLVを持っている選手です。
近藤にも頑張って欲しいところですがヘンダーソンに
6:4で判定勝ち。予想:○ダン・ヘンダーソン
第9試合
○五味 隆典(日本/木口道場レスリング教室)
1R6分21秒 KO
Xジェンス・パルヴァー(米国/チーム・エクストリーム)
グラウンドはやらないつもり満点の2人。
終始打撃での攻防になりました。
さすが軽量級だけあって早い早い。
序盤は互角でどちらも予断を許さない状況でしたが、ボディが効きはじめた
パルヴァーが徐々に動きに陰りが。
最後は左アッパーが致命傷になり文句なしの五味のKO勝利。
この人はやっぱり強いですね~。来年はBJペンにリベンジでしょうか。
▼予想記事
非常にお楽しみなカード。
ともにBJ・ペン絡みの意識しあった仲。
実力は共に申し分なしですが、やっぱり勢いでいったら
五味でしょう。
かつての桜庭のように世界から狙われる存在となった
五味はこのまま無敗街道を走れるか。
6:4で五味のKO勝ち。予想:○五味 隆典
第10試合
○マーク・ハント(ニュージーランド/リバプール・キックボクシングジム)
3R 判定2-1
Xヴァンダレイ・シウバ[ミドル級王者](ブラジル/シュートボクセ・アカデミー)
さすがにパワー差がありすぎの体重差30kg。
序盤のスタンドでの打ち合いはシウバが打撃を当てても
何のことは無く前進してくるハント。
逆にガードの上からも吹っ飛ばすハントのパワーにタジタジのシウバ。
グラウンドでの攻撃に活路を見出すも、極めきれず。
判定ではハントの勝ち。シウバはプライドで初の黒星に。
ただこの判定も微妙というかおかしくて、イエローカードをとられた分とか
グラウンドでのポジション取りとかカウントされてたのでしょうか・・・?
一発の重いハントの打撃でフラついた印象点を覆すだけの動きをシウバは
していたと思うのですが。
個人的には納得のいかない判定です。
▼予想記事
たしかに危険なカード。
打撃主体のシウバにとって打撃の専門家は
美味いのか不味いのか。
おそらくお互いグラウンドの攻防は望まないはず。
激しい打ち合いの予感。
でも7:3でシウバか。
シウバはミルコとドローしていますし…。
(内容的にはシウバが勝っていた)予想:Xヴァンダレイ・シウバ
第11試合メーンイベント
PRIDEヘビー級統一王座決定戦&PRIDE GP 2004決勝戦
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)[王者]
3R 判定3-0
Xアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)[暫定王者]
ほぼグラウンドの勝負には付き合わず、スタンドでの打撃をメインに
攻めていくヒョードル。
時折ノゲイラが吹っ飛ばされて下になるも、そこで深入りはしないヒョードル。
ノゲイラが関節技を極めかけるシーンもありましたが、
全て読まれているがの如く動きヒョードルを極めることはできません。
結果的にスタンドでの打撃で優勢だったヒョードルの判定勝ち。
▼予想記事
ノゲイラもスタンドでのボクシングに磨きがかかるなど
進歩があるんですが、ヒョードルを攻略するにはちょっと
足りないかもしれません。
それほど今のヒョードルには付け入るスキが見当たりません。
シウバVSヒョードルとかだったら面白いのに。
8:2でヒョードルの判定勝ちです。予想:○エメリヤーエンコ・ヒョードル
予想的中数5/11・・・ダメダメじゃん!!
半分も当てられなかったヨ・・・。
※読み参考
美濃輪 育久[みのわ いくひさ]
安生 洋二[あんじょう ようじ]
長南 亮[ちょうなん りょう]
瀧本 誠[たきもと まこと]
戦闘竜[せんとうりゅう]
吉田 秀彦[よしだ ひでひこ]
近藤 有己[こんどう ゆうき]
五味 隆典[ごみ たかのり]