最近はいろいろやることが多くて日記を書く時間がありませんでした。
そんなこんなで一週間前に行われたプライドGP2005決勝戦の感想を何回かに
分けて書こうと思います。
もちろん私の家にはスカパーが導入されておりませんので地上波放送を見ての
感想になります。
まずミドル級トーナメント準決勝の二試合。
ヴァンダレイ・シウバVSヒカルド・アローナの試合。
これは人によって大きく意見の分かれる試合です。
アローナが勝つためにする動きの乏しい試合。
厳密に勝利だけに拘るのならそういった展開もありなのでしょうけど、
個人的にそれを認めているのはアマチュアの試合まで。
基本的に金を払って見る試合(自分はTVなんで金払っていませんが・・・)
つまりはプロの試合ではああいう試合は見ていてイライラしてきます。
シウバもイライラしていましたね。
ガードポジションをとったアローナはコツコツと小さな打撃を当てて的確に
ポイントを稼いでいく。
大きくバランスを動かす関節技に移行しないアローナに対してエスケープ
できないでいるシウバ。
そんなこんなでシウバにイエローカードが。
ようするにこの試合はかみ合わなかったということです。
K-1で去年だかおととしだかに行われたマイク・ベルナルド対
フランシスコ・フィリオの試合のようにお互いがカウンター待ちの試合展開で、
結局最後までかみ合わなかったという結末。
そんな感じがしました。
(この試合がカウンター待ちの展開だったということではなく、例として)
結果は的確にポイントを稼いだアローナの勝利。
ポジションも常に上をキープしていたし、イエロー一枚のアローナに対して
シウバは二枚でしたしね。
判定の結果は3-0で妥当だったでしょう。
この試合の予想はシウバ勝利でしたが
(恐らく70%の人がシウバ勝ちだと予想したはず)外れましたT-T
でも、ホント、アローナの強さは認めますけど応援する気にはなれないです。
技術はすごいっていうのはわかるんですが、つまらないです。
逆に技術は拙くても応援したくなるのがジェームス・トンプソンとか
戦闘竜ですかね。
ようするにアグレッシヴな選手です。
次
アリスター・オーフレイムVSマウリシオ・ショーグン
この試合はアリスターに賭けていました。
しかし結果は皆さんご存知の通り。
ショーグンの勝ちです。
でも序盤は完全にアリスターのペースでした。
スタンドの打ち合いではショーグンよりもむしろアリスターに分があると感じて
見ていたくらいですし、ところどころグラウンドになるところでもアリスターの
攻勢に終始していたと思います。
3,4分過ぎ1回戦のビクトー・ベウフォート、2回戦のイゴール・ボブチャンチン
から一本を奪ったフロントチョークスリーパーがショーグンの首を捕らえます。
これ、極まるかな~と思ったんですけど、ショーグンは耐えましたね。
アリスターのスーパーアーツ不発って感じです。
そこからは攻め疲れたのかアリスターのガードに精細がなく、
あっさりマウントを奪われると一気にパウンドの嵐へ。
意識はとんでいないようだったのですが、肩口まで押さえ込まれる完璧な
マウントに移行し、そこでガードも不可能の状態になりKO。
あそこまでいっちゃうとたとえまだ戦意喪失していなかったとしても
レフェリーは試合を止めざるを得ませんね。
個人的にはTKOって感じでしょうか。
周りの人間ではアリスターのことを大きく評価している人は少ないのですが、
私はアリスターは優勝できるかも、と思っていたくらい評価していました。
ですがこのショーグンの勝ち方。
完璧です。
その他の試合は後日また。