久々に地上波放送された格闘技番組。
K-1GP2005決勝戦。
今回の感想は一言。
セーム・シュルト強すぎ。
かつてのピーター・アーツを彷彿させるような圧倒的な試合展開。
ただ大きいだけではなく、その体格を上手く使うためのスキの少ない小技を
駆使して、相手に付け入る隙を与えない戦い方。
体の大きい選手というのは一発に便りがちですが(サップやホンマンなんかそう)
シュルトはそうではなく、空手仕込の細かい連打が強み。
前々から思っていましたが、このリーチの差は圧倒的で対戦相手はやりづらい
ことこの上ないと思います。
このリーチの差をどうやって他の選手が攻略していくのか今後見物ですね。
総合ではテイクダウンを奪うのが定石で、実際ヒョードルやハリトーノフ、
ノゲイラなど全てグラウンドに持ち込んで勝利を収めていますが、
スタンド打撃のみのK-1ルールでの場合、地道にローキックを打ち込んで
TKOもしくは判定での勝利しか思い浮かばないですね。
体格的に近いアーツやサップなどの場合大技で狙うのもアリかと思いますが、
ボンヤスキーもグラウベも手も足も出ない始末。
2002の夏に行われたダイナマイトでは判定決着の無いルールだったので
かろうじてホーストがドローの結果に終わっていますが、
実際はホーストすら突破口を見出せない戦いで、判定があったら明らかに
シュルト勝利の試合だったそうです。(実際に見れていない)
たしかに各メディアが騒ぐように、しばらくシュルト時代が続きそうな予感です。
ちなみに今回優勝の予想をしていたのはアーツ。
しかし、去年、一昨年と続いてケガでのアクシンデント発生。
今回は試合後でしたが、次の試合へ進むことはできませんでした。
残念。
で、ウチの弟がシュルト優勝に賭けていました。
賭け負けましたT-T
はい。
あとは相変わらず武蔵の試合の判定がおかしいなと。
まあ、日本が会場ですのでどうしても日本びいきの判定になるのは仕方ないです。
ボクシングなんかもっと地元の選手びいきだしね。
各試合の感想は特に言いたいこともなく、バンナとアーツが潰し合ってしまった
事意外はシュルトの強さばかりが目立った大会でした。
余談ですが、しばらくプライドに主戦場を移していたステファン・レコがK-1
に復帰しました。
第二リザーブマッチというリザーブマッチの選手の勝者と敗者がどちらとも
リザーバーになり得ない状況の場合のみのリザーバーのリザーバー扱いで
試合が組まれていました。
しかし・・・。
負けてるじゃないかwwwレコ!
ちょっと自分的にウケました。
K-1の感想はこれで終わり。
さらに追記しておくと年末のダイナマイトではシュルトがホーストに挑戦表明。
指折りのつわもの同士の対戦なだけに、色物が多い年末イベントの中で
一際強く興味を持てそうな試合です。