いまさらこんな記事を見る人もいないかとは思うんですが、書きかけですので。
9月に行われたK-1ワールドGP開幕戦の感想です。
もちろんTVで見た感想ですので。
ルスラン・カラエフVSバダ・ハリ
なにかとお騒がせなバダ・ハリですが、こーゆーワル系のキャラってのは
いつの時代も一般受けするものなんですかねえ。
K-1の舞台ではヒールって感じでもないですし。
しかし煽り映像なんかの期待感とはうらはらに秒殺負け。
確かにダウンした後のカラエフの蹴りは反則ですけど、カウント続行されていたら
立たなくちゃならないのが試合です。
それに反則ならそれを喰らった時に審判にアピールしないと死角で見えない
なんてことはザラですので。
カラエフの勝ちに文句ありません。
ゲーリー・グッドリッジVSレミー・ボンヤスキー
私は実力にそぐわないまぐれの2年連続のGP制覇を成し遂げたと思っている
レミーへの評価ですが、この試合に関しては実力トップクラスにはいると
思う内容でした。
あのグッドリッジを相手にほぼパーフェクトゲーム。
ときおりクロスレンジでボディを喰らって顔をゆがめるシーンもありましたが、
レミーは試合の主導権を握り、自分の戦いができていたのではないでしょうか。
私の酷評を覆す試合を決勝戦で期待します。
グラウベ・フェイトーザVSポール・スロウィンスキー
まあ、グラウベ強くなったな~と。
それでもシュルトと戦ったら勝てないとは思いますけど。
グラウベは上へ武蔵は下へいったこの大会でしたねえ。
セーム・シュルトVSビヨン・ブレギー
正直今大会のメンツの中ではシュルト攻略できそうなのはブレギーとバンナ
くらいだと思ってたんですが・・・。
なんのことはない、シュルトの圧勝でした。
プライドのリングでも見てましたがシュルトの左ジャブは軽そうに見えて
メチャクチャ痛いそうです。
ブランコ・シカティックほどじゃないですけどまるで石のような拳の硬さだ
そうですが・・・。
そんなかんじでジャブで3ダウンTKO。
心が折れたな・・・ブレギー。
レイ・セフォーVSステファン”ブリッツ”レコ
TVで放送してないので詳細はわかりませんが、レコは残りましたね~。
プライドではまるでザコ扱いでしたが、やはりレコは打撃のみの試合でその真価を
発揮する選手なんですね。
今年は一番下の予選から来てるわけだし。
レコは頑張ったなあ。
セフォーはどうやらいつものパフォーマンスを発揮できていなかったようです。
来年また頑張って欲しいですね。
アーネスト・ホーストVS藤本裕介
これが正真正銘最後の大会となるホースト。
一度引退を決意したせいか、または年のせいか身体が一昨年と比べるとずいぶん
太った印象を受けました。
1Rは非常に動きが固く、藤本に押される展開に。
最終的には3Rにはやや動きもかるくなり、ローキックで藤本にTKO勝ちを
収めたものの、この調子では次の試合はきついかな、とも思う内容でした。
3R途中まで判定だったら藤本勝つんじゃないかとか思うような劣勢な試合
でした・・・。
藤本はもしかしたら最後に日本人初のホースト超えをするんじゃないか??と
期待もしましたが・・・。
パンチラッシュだけでなく、キックで距離を作れるようになるのと・・・
やっぱり一番はスタミナですかねえ;
本人弱点を自覚してますけどw
なにはともあれ、次のホーストのラストマッチ。
アンディ・フグに次ぐ尊敬した選手の最後の大会、楽しみにしてます。
武蔵VSハリッド”ディ・ファウスト”
武蔵は相変わらずの戦い方なので最早何もいいませんが、作戦通りに運ばないと
こうもズダボロになるものなのか・・・。
現時点でファウストになら武蔵は判定で勝てると思っていたんですが。
とにかく武蔵は手数が足りない。
1くらったら10返すくらいの手数じゃないと単発で劣る日本人が打ち合いじゃ
勝てないと思うんですけど。
それはともかく手数が足りないのでそこをつけこまれていいパンチを貰い、
グダグダの展開になるのは見ていても気の毒です。
ムエタイ修行の成果も全く見れませんでした。
酔っ払ってるので結構酷いこと書いてますが、それでも実は武蔵のことは応援
してます。
ミスター判定は判定で負けちゃいけません。判定では勝ってください。
負けていいのはKOでだけですよ。
手数でまさり、ポイントで優勢に立つ。
その上で相手の焦りを狙って一発いいのをカウンター、そんな感じでいって
欲しいですよね。
現実にはそう計画的には行きませんが。
来年ガンバレ。
ジェロム・レ・バンナVSチェ・ホンマン
私はバンナ大好き+ホンマン大嫌い派の人間ですが、やっぱ体格の差というのは
バンナをもってしてもきついのがこの試合でわかりました。
とにかくリーチの差があってなかなか攻撃をあてられない。
ホンマンは通常の巨人タイプの選手とは違って一発を余り狙わずにボクシング
スタイルの細かい連打で戦うのがスタイルとして確立してきているようでして。
これがリーチのある選手の場合拳の弾幕みたいになって体格で劣る選手は
懐に入れない入れない・・・。
そんな感じの戦法の代表格がシュルトなんですけど。
最終的には手数、アグレッシブさでバンナが判定で勝ちましたが・・・。
バンナのコメントにもあったようにもう1,2年ホンマンがしっかりとした
ボクシングテクニックを習得したら手が付けられなくなる可能性がありますね。
現在のシュルトのような難攻不落の要塞のイメージが出来てきました。
いろいろ書きましたが、あくまで個人的かつ、TVで見れる範囲での感想
ですので、リアルで見た方とは若干違った意見かもしれないとともに、
多少の勘違いは笑って許してください。
K-1ワールドGP決勝戦は12月2日です!お忘れなく。