HERO'S2007~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦~感想

HERO’S2007~ミドル級世界王者決定トーナメント開幕戦~
2007年7月16日(月) 神奈川・横浜アリーナ

オープニングファイト 5分2R延長1R

●有村 修也(日本/U-FILE CAMP登戸)
2R判定 0-3
○毛利 昭彦(日本/毛利道場)

予想勝者:なし

オープニングファイト 5分2R延長1R 88kg契約

●尾崎 宏紀(日本/和術慧舟會東京本部)
2R判定 0-3
○RYO(日本/ウエストジャパン)

予想勝者:なし

第1試合 スーパーファイト 5分3R 70kg契約

●勝村 周一朗(日本/チームZST勝村道場)
2R 1分55秒 KO
○アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ(ブラジル/ワールドファイトセンター)

お互い適正階級ではないのですが、70kgでの対戦。
勝村VS永田戦の時といい勝村は打たれ弱いイメージがぬぐえません。
まあ、本来は60kg級なのですから線が細くて当たり前なのですが。
というかペケーニョがKOで勝つとは思いませんでした。これは予想外。
普通は一本勝ちを予想します。

予想勝者:○アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ

第2試合 スーパーファイト 5分3R 70kg契約

○アンドレ・ジダ(ブラジル/シュートボクセアカデミー)
1R 1分20秒 TKO
●アルトゥール・ウマハノフ(ロシア/SKアブソリュートロシア)

ジダも強いのは知っていますが、ウマハノフはケージフォースでかなりの
強さを誇っていたのでどうかな~と思いましたが。
残念ながらシュートボクセ相手にノーガード戦法は危険すぎるという
事実を認識させられただけでした。

予想勝者:Xアルトゥール・ウマハノフ

第3試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 90kg契約

●柴田 勝頼(日本/ARMS)
1R 3分05秒 腕十字固め
○ハレック・グレイシー(ブラジル/グレイシー柔術)

やはりプロレスが強いのは幻想か。
柴田はグラウンドの展開にほぼ対応できないままあっさり一本負け。
柔術家とのトレーニングはしてないんでしょうか。

予想勝者:X柴田 勝頼

第4試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R

●宮田 和幸(日本/フリー)
2R 1分54秒 肩固め
○ビトー“シャオリン”ヒベイロ(ブラジル/ノバウニオン)

もしかしたら宮田勝つかな?と淡い期待もありましたがシャオリン。
戦い方としては宮田のように組み付かず打撃中心の展開で正解だったとは
思いますが、少ないチャンスをものにされてしまいましたね。
判定なら宮田が勝つ展開でした。
でもそのへんの極めの強さが柔術皇帝たる所以でしょうか。

予想勝者:○ビトー“シャオリン”ヒベイロ

第5試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R

○ブラックマンバ(インド/フリー)
1R 4分47秒 TKO
●所 英男(日本/チームZST)

所を応援していたのですが。
マンバはやっぱり強いですね~。去年よりももっとグラウンドに対する
適応力を見せました。
一方所は一つの技に執着しすぎてパウンドをもらいすぎ大きいダメージが
残ってしまいました。

予想勝者:X所 英男

第6試合 ミドル級トーナメント開幕戦 5分3R

○宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
2R判定 3-0
●永田 克彦(日本/新日本プロレス・ニュージャパンファクトリー)

永田は組み付くまではよかったですが、そこからは宇野に上手くいなされて
続かない展開が続きました。
全般的に宇野が押している展開で文句なしの判定勝ちだったと思います。
永田はスタンド打撃だけでなくテイクダウンをした後のポジションのキープ力も
課題が残る試合になりました。

予想勝者:○宇野 薫

第7試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 87kg契約

○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
1R 2分13秒 KO
●ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)

さすがにこれは酷いw
アッカの対戦相手にマヌーフが来るとは思っていませんでした。
プレッシャーに負けず前に出るアッカでしたがさすがに打ち合いに負け
豪快にKOされる予想通りの結果に。
でもアッカには弱いとかいえない。キャリアのほとんどないアッカが
マヌーフ相手に打ち合いに行っただけでも拍手を送りたい。

予想勝者:○メルヴィン・マヌーフ

第8試合 スーパーファイト 1R10分、2R5分 85kg契約

●田村 潔司(日本/U-FILE CAMP)
2R判定 ドロー(0-1) 延長判定 0-3
○金 泰泳(日本/正道会館)

金が強いのか田村が大したことないのか見てて分からなくなる試合でした。
田村はこれまでかなりのキャリアを積んでいるはずですが、せっかく
テイクダウンしても決め手に欠け逆にスタンドでは金に圧倒される展開。
やはり日本人特有の極めの弱さはここでも顕著に現れたようです。
田村にとっては痛恨のとりこぼし。金にとっては総合での対応力を
見せ付ける結果に。

予想勝者:X田村 潔司


宇野以外の日本人はことごとく敗北という内容だった大会。
TV放送的には盛り上がりに欠けた感があります。
やはりリベンジを煽っていた所が負けたのが大きかったでしょうか。
プロレスファンとしては柴田や田村がふがいない試合をしたのが
気に入らないというか残念というか。
点数的には5/10
良くもなく悪くもなく。
シャオリンとマンバ、マヌーフの強さを再確認したような大会でした。