DREAM5感想2

さてさて、先日はヨアキム・ハンセンがチャンピオンになったのが嬉しくて
先走った感想を書きましたが今回は地上波放送された試合の感想を
順に書いていこうかと思います。

マーク・ハントvsアリスター・オーフレイム

ネームバリューでいうならばハントですが、コアな人達はだいたいアリスターの勝ちを
予想していたのではないでしょうか。
スタンドでの打撃戦であればハント有利もうなずけますが、トータルでは、
特にグラウンドテクニックではアリスターが一枚上手でしたね~。
変則V1アームロック、見事でした。
1R最強男のアリスター、短期決着ならばミルコにも勝つ可能性大ですね。
アリスターの能力値、スタミナが1というのはかなり的を得ていましたねw
K-1ルールに続きMMAルールでの敗戦を喫したハントは今後どうなるのでしょうかね?
気になります。

青木真也vs宇野薫

青木の完勝。残念ながら宇野は完封されてしまいましたね。
ですが極まっていると思われたヒールホールドや三角締めを微妙にずらして凌いだ宇野も
いい根性と粘りを見せてくれました。
それにしても青木のヘビがカエルを飲み込むようなネチっこいテクを
攻略するのは難しいですね。
ライト級としては長身で長い手足がまた厄介で、並みの体格の人間が寝技で青木に
対抗できる人っているんでしょうか?

宇野でなくても青木と戦うならば打撃戦に活路を見出したかったところですが
スタンドらしいスタンド戦は見られず。
ここまで徹底してグラウンド戦しか見られない選手は今は珍しいですね。
結構青木のことを賞賛していますが、彼のゆっくりと確実にしとめる
グラウンドの攻めは個人的には嫌いです。
過去にもかきましたが、いいポジションを取ってからの動きが確実すぎて
展開が乏しく、パッと見、膠着状態にも見えます。
できることならもっとアグレッシブな動きのあるグラウンドを。

エディ・アルバレスvs川尻達也

予想通りのバチバチの殴り合い。
ジダ戦のようにアルバレスは不利になった後からの逆転勝利。
フライvs高山戦を否定するような人たちからは受けが悪そうな展開でしたが、
個人的にはいい試合だったと思います。
一応突っ込んでいって殴りあっただけというわけではないですからね。

マウントを取ったときに川尻が仕留められなかったのが大きな分岐点だったでしょうか。
そこからスタンドに戻された後の打撃戦で川尻は沈んでしまいましたね。

それにしても島田レフェリー、試合を止めるタイミングが遅かった。
アルバレスがアピールしたように追い討ちをかます必要もなく川尻は半失神状態でした。
今回のジャッジは悪いお手本ですね。

柴田勝頼vs秋山成勲

主催者側が後ろでいろいろやったであろうと邪推せざるを得ないカード。
実力差がありすぎて勝ち負けを予想するのもバカらしい。
とはいっても個人的には勝てないまでも柴田には意地をみせてもらいたかったのは事実。

ほぼダメージを与えることなく柴田は袖車で白目をむき、
泡を吐いて締め落とされたわけですが、スタンドでカスあたりとはいえパンチをあて、
グラウンドでは一方的に攻められながらもタップアウトしない根性を見せてくれたので、
プロレスファンとしては満足です。

秋山に関しては勝って当然の相手だったので特に言うこともありませんが、
いい加減柔道着を着用していいというルールをなくして欲しいです。
今回秋山が柔道着を着て戦ったことでDREAMも原則的に柔道着OKっていうのが
わかってしまったので残念です。
柔道着を着てMMAルールで戦っていいのは日本くらいのものなので、
そこらへんのルールくらいはワールドスタンダートに準じてもらいたいものです。

ケージフォースを見習え。

うーむ、柴田には頑張って欲しい。
もっと強くなって勝って欲しいですが、現実的には厳しいというのもまた
格闘技の世界の厳しいところで…。

スタンドの打撃はなかなかいいものがあるように見えるのですが、プロレスラーなのに
グラウンドテクニックがまるで無い。
柔術をかじった形跡が全く無いので、せめてディフェンスだけでも柔術を習得して
欲しいものですが。
グラウンドで一方的に攻められるということがなくなれば、
もう少し彼の得意な分野で戦えると思うのですが…。
というかHERO’Sから続いてきた彼の居場所もDREAMではいよいよ
厳しい状態になってしまいましたね。
ネームバリュー的に修斗やDEEPで同LVの選手と…なんて展開はないだろうしな~。
なんというジレンマ。プロレスラーに戻るしかないのでしょうか。

残りの試合はまた後日に。

続く