DREAM6感想

結論からいうと今回はメチャクチャ外しまくりました。
感想はテレビで放送されたもののみです。

ユン・ドンシクvsアンドリュース・ナカハラ○
予想:X

テレビ未放送。しかし結果にはビックリ。

メルヴィン・マヌーフvsゲガール・ムサシ○
予想:○

もう少し打撃戦をするのかと思いきや組むとすぐにグラウンドへ。
マヌーフは少し正直に打撃戦を挑みすぎたようですね。
ムサシの方は臨機応変というか打撃戦から間接技へチェンジが早く、
それでいてマヌーフのパワーにも押されないパワーがありました。
バスターの際にも細かく後ろを見て受身を取るなど冷静さも
際立っていました。
ううむ。まさに二刀流。
立ってヨシ、寝てヨシ。

○ホナウド・ジャカレイvsゼルグ“弁慶”ガレシック
予想:○

テイクダウンを許すとワンサイドゲームに。
ある程度予想はしていましたが、ガレシックはもう少しジャカレイのテクニックに
対抗できる(粘れる)かなと思っていたんですけど…。
スタンドで打撃らしい打撃を出せなかったのもガレシックは悔やまれるところですね。

○中村K太郎vsアドリアーノ・マルチンス
予想:X

テレビ放送なし。

○セルゲイ・ハリトーノフvsマイティ・モー→ジミー・アンブリッツ
22日の時点でモー欠場決定。
予想:○

対戦相手が変わっても並大抵の選手ではハリトーノフの敵ではないことは
わかりきっていました。
ましてや準備期間が一日もないのではどんな一流選手でも酷というもの。
金のためとはいえアンブリッツもよく試合を引き受けたものだと思います。
試合は語ることも多くなく、相変わらずの精度の高いボクシングテクニックで
ハリトーノフの圧勝。
ただケガ?でのブランクが長かったせいかお腹周りが重そうでした。
トップ級の選手とやった場合、このままだと不安がありそうです。

所英男vs山本篤○
予想:X

無理に打撃に付き合った感のある所でした。
スピードのあるジャブでリズムを狂わされペースを握られたのが痛かったですね。
結果論ですけど組み付きに行かなかった(いけなかった?)のが敗因でしょうか。
グラウンドで上を取れたら所が勝っていたかも。

ミノワマンvs船木誠勝○
予想:X

試合展開も予想外でしたが結果も予想外。
まさかヒールホールドの取り合いとは。
ちょっと一昔前の総合格闘技を見てるような感覚でした。
お互い逃げないってところがまたプロレス的というかなんというか。

こうゆうの大好きだ^^

すみません元プロレスファンなんで。
でも正直、船木は現役の中堅選手にも届かないと思います。

○桜井“マッハ”速人vs弘中邦佳
予想:○

テレビ放送なし。

○秋山成勲vs外岡真徳
予想:○

予想外に外岡は粘りましたが、内容的には秋山の圧勝にはかわりなく、
プロレスでいうヒール、相撲でいう連勝モードの朝青龍(おぃ)みたいな感じです。
極めれる所でわざと見逃してるんじゃないか、っていうくらい一方的に
ネチネチ攻めていました。
まるで極め技を選んでるような印象がありました。
外岡の方は経験不足がもろに露呈する形になり、寝技対策が全くといっていいほど
なっていませんでした。
まあ、秋山が柔道着を着用していたというのもあるんでしょうけど。
ですがまだ若いし正道会館なので、目指せ金泰永?です。

○青木真也vsトッド・ムーア
予想:○

まあ、当て馬的な人選でしたのであまり期待していませんでしたが。
案の定青木の圧勝。
しかし、こうゆう所で落とさないのもまた強さなんでしょうね。
勝って当たり前の試合を勝つというのも選手にとってはプレッシャーでしょうし。
さすがの一言。

ミルコ・クロコップvsアリスター・オーフレイム
予想:△

予想外の金的ドロー。
とはいえ1Rの内容だけでみるとアリスターの判定勝ちですね。
まあ、アリスターが1R激強なのはいつものことで、
そこから逆転負けばっかりなんですけど^^;

試合が中断されるまでを見るとスタンドではお互いお見合い状態で決め手がなく、
組合いからもつれこんでグラウンドでミルコが下になると、あとはもうくっついて我慢の子。
うーむ。
なんかミルコのディフェンス力が昔に逆戻りしてしまった感があります。
逆にアリスターはガードの状態からも長いリーチを活かしてパウンドを落とし続け、
細かくダメージを奪っていきましたね。
下から間接技がある選手にはあそこまで無造作にパウンドは落とさないものなんですけど、
やはりミルコの関節技は弱いと見切ってのパウンドなんでしょうね…。

結果としては不完全燃焼に終わってしまいましたが、正直アリスターの強さよりも
ミルコの弱体化が顕著にみれてしまい、違和感を感じます。
PRIDE GP2006の時の鬼のような強さを知っている人にとっては更にでしょう。
果たして再試合となるのか、それとも噂になっている引退なのか…。

ミドル級GP決勝戦
○ゲガール・ムサシvsホナウド・ジャカレイ
予想:○

ええええ。
予想が当たって嬉しい歓喜の声と、その終わり方に驚愕の声。
パウンドで突っ込む選手に下からのカウンターの蹴り上げで失神KOは
今まで見た事ないです。
それが原因のケガでTKOというのはありましたが、失神はね…。
ガレシック戦同様、ジャカレイが特に被弾せずにグラウンドの展開になったので、
こいつはジャカレイで決まりかな~なんて思っていた矢先に蹴り上げでKO。
本当、格闘技は何が起こるかわかりませんね。
金的ドローも含めて。

的中数は7/11。(ミルコvsアリスターがノーコンテストのため-1)
あれ?思いのほかあたっている。
所とミノワマンが負けた印象が大きすぎたんでしょうかね^^;
キッチリ数えて初めて気がつきました。

それにしても格闘技オタク以外の人に受けが悪そうな試合ばっかりで、
テレビ視聴率的には大丈夫だったんでしょうか?
なんか大会前にはサプライズが用意してあるといっていましたが、現段階では分からず。
もしかしてヒョードル来場がサプライズ?
え~…。試合が組まれてるのならともかく観客としてでは…。

まあともかく、テレビ放送枠の試合に限っては可もなく不可もなくといった感じで。
5/10点です。
ただ、メンツ的に考えると満足度は低いですね。
ミドル級GPの選手はコア層以外にはいまいちわからない選手ばかりで話題の
中心になりそうな選手がパッと出てこないのがなんとも辛いところ。
個人的にはミルコvsアリスターに期待していただけに白黒着かなかったのが
やはり不満ですね。

いい点を上げると、ムサシの成長振りには驚かされるものがあり、
数年前に武士道で見た時と比べてずいぶん強くなった印象を受けます。
数年前のマウリシオ・ショーグンみたいな勢いを感じています。
しかし当の本人はK-1転向を示唆するコメントをしているので、
DREAMという枠組みから飛び出してしまいそうな雰囲気があります;

とりとめもない事を書き並べましたが感想はそんなところです。

終わり

※10/11:試合順を実際のものに修正