DREAM1感想3

第7試合 ワンマッチ
○ミルコ・クロコップvs水野竜也

(TKO)

大方の予想通りミルコの圧勝。
私は水野勝利を予想しましたがw
これでミルコが燃え尽き症候群から脱却できればいいのですが。

それにしても日本人のヘビー級の実力者はみんな戦極にいっちゃってますが、
マッチメイクはどうなるんでしょうか。
かつてのミルコの強さを基準とするならば中途半端な選手では
勝負にもならないし。
日本人に相手がいなければ当然外国人が戦うのでしょうけど映像では
マイティ・モー?チェ・ホンマン?K-1ルールならともかくMMAでは
勝てそうにはない選手ですね。

あと今回の水野勝利予想はUFCでのミルコのダメダメな戦いっぷりを見ての予想です。

 

第8試合 ライト級グランプリ1回戦
○アンドレ・ジダvsエディ・アルバレス

(TKO)

今大会で一番のインパクトを残したのはアルバレス。
私を含めてジダの勝利を予想した人は多かったようで、
TKO負けの結果に驚いています。

今回アルバレスがストライカーのジダに勝ったので次はグラップラー、
しいていうならブスカペとやってほしいですね。
下からの攻めにも対応できるのかがわかるでしょう。
なんにしてもこれから先楽しみです。

 

第9試合 ライト級グランプリ1回戦
○川尻達也vsブラックマンバ

(判定)

TVでフルに放送するのはどうだったのかな、と思う試合内容。
お茶の間LVではただくっついているようにしか見えなかった試合なのでは。

技術的にはいろいろやっていて川尻が攻めていたのはわかるのですが、
攻め疲れとマンバの下からの小さなパンチと単発のヒザで試合後はどっちが
勝者なのかわからないほどの川尻の疲弊ぶり。

ポジショニングなどで川尻の判定勝ちは納得できるものの、
実際のダメージソースとなる打撃を当てていたのはマンバ。
攻め疲れによる川尻のスタミナロスはマンバが何かをしてロスしたわけじゃないので
判定には影響しなかったのでしょうが、顔だけ見ると川尻のが負けたように
見えてしまいました。一方のマンバはノーダメージにすら見えます。

マンバのグラウンドでの粘り強さは川尻からしてみれば完全に計算外だったようで、
だからといって途中で作戦を変えれるほど器用な選手でもないのであんな無理やりな
テイクダウンをとりにいってたのでしょうね。

川尻に対して厳しいコメントを書いた気がしますが、期待の裏返しですw
というかマンバに楽に勝てる選手なんていないと思いますしね。

 

第10試合 ライト級グランプリ1回戦
△青木真也vsJ.Z.カルバン△

(ノーコンテスト)

まあ、なんというか最後がしまらないと拍子抜けするというか。
最も望まない形での終幕となりました、ノーコンテスト試合。

TVの映像を見る限りは後頭部や首を直撃はしてなかったと思うんですけどね。
首と肩口の中間くらいの位置には入っているようですが、何を想像しようとも
ノーコンテスト裁定は覆りませんしね。

個人的見解としてはカルバンの反則ではなく青木の負傷によるドクターストップで
カルバンの勝ちですが、単なる想像です。聞き流してください。

プライド34でしたっけ?盛り上がった大会のメーンの試合で
あっさりタップアウトした藤田のせいでなんともいえない、
大会内容と温度差のある最後になってしまったのは…。

話を戻してカルバンと青木の試合は3分ちょいでしたが、あまりかみあわなそうな
気がします。
ミルコと藤田の2回目の試合のようにお互い警戒しすぎて相手の土俵で戦う気が
全くないような、そんな空気を感じました。

ですのでトーナメント2回戦の枠に二人ともいれて再戦ていうのは
個人的には望みません。

 

大会全体としては新しい体制になって一回目の興行なので、こんなもんかと。
よくもわるくもなく。5/10点。

今回の大会の感想を書く前に他所のブログをいくつか見ましたが、
PRIDEの影を追っている人が多いことなんのこと。
まるでDREAMがPRIDE2みたいなものだと思っている意見が多すぎです。

佐藤Dの煽り映像がどうだとかTBSはどうだとかいうのはなにか間違っているような
気がするのですが。
自分のブログですので、そんな風潮に一言物申しました。

 

最後に今回改めて思ったのが地上波の格闘技番組にはやはり「演出」部分に
プロレス的要素は必要悪だなと思いました。

今回のDREAMは地味だという意見を聞きました。
お茶の間LVでわかる面白さと話題性、そして主役となるキャラクターがいなくては
大部分の人は興味を示さない。
つまりは華が必要なわけですね。

コアなファンとは違い、お茶の間の視聴者は「強さ」を求めているのではなく「面白さ」を
求めているのですから。

PRIDEナンバーシリーズが19時、21時枠に放送できて、PRIDE武士道が
なぜ放送できなかったのか今回わかった気がします。
格闘技「番組」は強さだけが全てではないというのがわかる視聴率でした。