K-1 WORLD GP2009 FINAL感想2

準決勝
○バダ・ハリvsアリスター・オーフレイム
予想:×

組み合いから吹き飛ばすなどパワーを感じるシーンを見せたアリスターでしたが、
肝心の打ち合いではスピードと回転力で圧倒的な差を見せてハリが2ダウンを取りTKO勝利。

もう少し競った試合になるかとも思いましたがこの試合も結果的に1R決着。
あの筋肉の化け物のアリスターに打撃で打ち勝った事実。
これはハリを本物と思ってもいいのではないでしょうか。
まあ、去年は負けてますが;

準決勝
セーム・シュルトvsエロール・ジマーマン○
セーム・シュルトvsレミー・ボンヤスキー
予想:×

こっちは準々決勝の予想が外れているので自動的に予想ははずれ。
ボンヤスキーが試合開始早々シュルトからダウンを奪うなどびっくりするシーンもありましたが、
奇襲止まりのようでした。
ほぼダメージのないシュルトがそこから準々決勝をフルラウンド戦ったボンヤスキーを圧倒。
ダメージ的にもスタミナ的にもボンヤスキーは苦しく、2ダウンTKO負け。

時折ボンヤスキーが垂直ジャンプからパンチを打つなどのセオリーにないパンチを打っていましたが、
得意の蹴りが顔に届かない相手への苦肉の策だったのでしょうか。
当たったところで「痛い」くらいのダメージしかないと思いますが。

またしてもシュルトの強さを見せ付けての勝利。
ボンヤスキーは好きな選手ではありませんが、シュルトが強すぎるのでこの時だけは
ボンヤスキーを応援してました。

ちょっとだけ。

決勝
アリスター・オーフレイムvsエロール・ジマーマン
バダ・ハリvsセーム・シュルト○
予想:×

今年5月のIt’s Showtimeでのリベンジ戦となるシュルト。
前回と同じように試合開始早々倒しにかかるハリでしたが、同じ轍は踏む気はないシュルトが
パーリングでクリーンヒットを許さず距離を取りペースを崩しませんでした。
左ジャブでダウンを奪うとそこから左ハイキックと左ミドルの三日月蹴り(私的見解)で立て続けに3ダウンを奪い
TKO勝利。

圧倒的な強さでシュルトが全試合1RTKO勝利で優勝。
こうなって欲しくなかった。
ハリやアリスターが話題の中心にいましたが、本物の化け物はシュルト。
シュルトに勝つには本当にいいのを一発最初にあてるしか勝てない気がします。
つまりほぼバクチのようなものですね^^;

今年の圧倒的な優勝を見ると、去年のシュルトいじめと皮肉られた包囲網によって
トーナメントから追い出されなければ5連覇は固かったと思います。

あまり面白い展開ではありませんが、来年のK-1も誰がシュルトを止めるのか、という展開になりそうです。
とはいっても今大会、去年の大晦日Dynamiteのハリとアリスターの因縁に端を発した展開で
予想以上に盛り上がりを見せた気がします。

予想的中は6/10
満足度は8/10
シュルトのずるいぐらいの強さであっさり感はありましたが、
1R決着劇の多かった今大会はK-1の代名詞になるべき大会でした。

うむ、面白かった。
予想はあまり当たりませんでしたが面白かった。
来年も楽しみです。

今年の締めは12.31のDynamite。
とりあえずはそのカード発表を待ちましょうか…。

終わり