DREAM7感想

うーむ、予想以上に盛り上がりに欠けるフェザー級GP。
盛り上がっているのはネット上だけと思うほど私の周りには興味を示す人がいません。

とりあえずは今回の感想と予想の当たり外れを。

フェザー級GP1回戦

○今成正和vs山本篤
予想:○

スプリッドで今成の勝ちでしたが、正直どっちが勝ちでも納得できる内容。
それだけ両者に決め手がなくかみ合わない試合でした。
スタンド打撃戦を徹底的に避ける今成とグラウンドではなかなか離れられずに細かいパウンドを落とすしかない山本。
両者共に思い切りの無さが目立つ試合内容でした。

○高谷裕之vsキム・ジョンウォン
予想:○

今大会唯一のKO決着。(流血ドクターストップ除く)
とはいってもジョンウォンの方も柔道出身者の総合デビューとは思えないほど打撃、特にパンチとディフェンスがよく、よい練習の成果が見れました。
が、キックをカットできないとみるやロー主体で攻めた高谷はさすがストライカー。
踏ん張りが利かなくなり、ディフェンスが甘くなったところでカウンターはお見事。
KIDを除けばストライカーは高谷だけなので、是非準決勝まで残ってもらいたいです。
ベスト4が全員グラップラーとか、すごく面白くなさそうな準決勝、決勝になりそうですので;

○前田吉朗vsミカ・ミラー
予想:○

ミカ・ミラー、この~63kg級にて身長が183cm。
それだけが印象に残っています。
地上波放送ではダイジェストだったので細かな試合の内容は文字からでしか伝わりませんが、今成vs山本の試合と比較しての物議を醸し出したようですね。
グラウンドで同じように攻めていた今成が勝ってミカ・ミラーはなぜ負けかと。
まあ、実際優劣がつかないものをマストシステムで無理やり勝敗つけてるのだからどこかで納得できない部分は当然でてきますよね。
いい加減、今に始まったことじゃないので、こうゆう話は。昔からです。昔から。

チェイス・ビービvsジョー・ウォーレン○
予想:X

試合後の情報でチェイスはWECの元王者とのことでした。
で、ジョーはアマレス出身のMMAデビュー。
で、今大会最大の大番狂わせだったと。
うーむ、試合前の情報が少なすぎて凄さが全く伝わってきませんでした。

大塚隆史vsビビアーノ・フェルナンデス○
予想:○

まあ、大口叩くには今回のようにデメリットもあるわけで。
勝てば周りからも注目されるでしょうが、負けてしまったとなっては完全にピエロ。
少なくとも私にはそう映りました。
パンクラスで応援している人には悪いですけど…。
というかビビアーノが強すぎるってのもあるでしょう。
あのパウンドの嵐は柔術家出身のものじゃないですよねえ;
柔術をはじめる前はストリートファイターだったんですかね^^;

西浦“ウィッキー”聡生vsエイブル・カラム○
予想:X

やはり応援していた選手が負けるとがっかりですが…。
相手もCAGE RAGEの王者だとのことで、ウィッキーにとってはこの試合は大勝負というわけだったんですね。
ウィッキーには結果は結果として受け止めてまた這い上がってきてもらいたいものです。
こうゆう一撃で相手を倒そうとする野生的な魅力を持つ選手はそうそういないのでこれからも注目していきたいです。
エイブルも安定した試合運びを見せ、その強さを発揮した試合内容でした。

○石田光洋vs中村大介
予想:X

えー、中村の良さを石田が殺すという塩漬け判定になってしまいました。
もちろんダイジェスト放送でした。
ダイジェストでもあまり面白そうではありませんでした。
中村は今後どういった扱いになるのか微妙です。

○青木真也vsデイビッド・ガードナー
予想:○

ハロージャパン!
はい、そうですね…。
人によっては意見が別れるところだと思いますけど、あの行為を油断ととるか、パフォーマンスととるか。
私は後者です。
青木の試合展開として、徹底してリスクを避け、自分の土俵に持ち込み、相手を行動不能にして一本を取る。
すごいですよね、相手は何もできないのだから。
でも何もできないということは相手は何もしていないのと同じとも取れます。
全然試合させてくれないのでデイビッドがあんな事をして会場を盛り上げようとしたのではないでしょうか?
こんな動きの無い試合をしてみんな退屈してるんじゃないかな~、とか思ってあの行為をしたと願わずにはいられません。

○川尻達也vsロス・エバネス
予想:○

以外にも川尻のチョークによる一本勝利。
相手が強いかどうかよくわからないのでいまいち乗れない試合でしたが、川尻の強さを再確認した試合でもありました。
川尻は試合後にカルバン戦をアピールしましたが、たしかに面白い試合になるのではないでしょうか?
少なくとも青木vsカルバンよりは盛り上がれると思います。
なにやら会場やPPVでは五味にもコメントをしていたと聞きましたが、やはり選手としても五味の今の状況は面白くないのでしょうね。
特に自分が負けた相手とあっては。
私ももちろん五味の復活を期待しています。
こうしてみると川尻は五味、ハンセン、宇野となかなかの猛者と因縁がありますね。
桜庭vs田村みたいに旬を逃さないように、よいタイミングでの対戦を期待したいものです。

さて、今回は6/9
まあまあの的中率。
でも思い入れのある選手が負けてしまったことと、全体的に知らない選手が多すぎたので盛り上がりに欠ける内容でした。
それから修斗やパンクラス、CAGE FORCEの情報を追いかけている人じゃないとほとんど興味を持てなかった対戦カードでした。
ようするに今回は最初からマニア向けの大会という印象です。
とても一般層に受ける内容ではありませんでした。

これは生き残るメンツによっては準決勝、決勝の21時~の地上波放送は自殺行為かもしれませんね…。
その時間に放送するならば所orKIDの生き残りが必須ですね。
他はあまりにもネームバリューが弱すぎます。

ビビアーノとかジョー・ウォーレンが優勝したら新たなスターの誕生、なんてこともありえるかもしれませんけど…
いや、無理ですね、そうゆうスタイルではない。

なんというか、軽量級の売りである「速さ」がほとんど感じられない大会でした。
もっとフェザー級ならでは、という試合内容が見れればと思います。
打撃戦をとっても関節の取り合いにしても、瞬きする暇なんかねえよ、って感じを期待したいのですが。
点数は1/10
ちょっと期待が外れすぎですね。