私用が立て込んでいたので更新が遅くなりましたが先日行われたK-1 MAX 2009 FINAL8の感想を。
日菜太vs ジャバル“チンギスハン”アスケロフ○
予想:○
延長判定0-3
案の定テレビでは放送されず。
○HIROYAvs キコ・ロペス
予想:○
3R判定3-0
ロペスのパンチがヒットしてダウンというか転倒したのだから、
ダメージはなくともあれはダウンを取らなくてはならないでしょう。
それをスリップという角田レフリー…。
これじゃプロテクトと言われても仕方ない。
まあ、後半盛り返してたのでダウンを取られていたとしても試合の結果は変わらなかったでしょうけど。
[GP FINAL8]
ドラゴvs 山本優弥○
予想:×
3R判定0-3
まず最初に。
山本選手、あなたを舐めていました。すみません!
正直ドラゴ相手に正面から打ち合って圧力負けしない選手なんて日本人じゃ魔裟斗くらいだと思っていました。
一発一発の威力では迫力に欠けるものの、絶え間ないコンビネーションでペースを掴み勝利した山本に拍手です。
あのコンビネーションを3Rフルに打ち続けられるっていうだけでもどれだけ厳しい練習をしてきたか分かりました。
ちょっと泣きそうでした。
ちなみに自分判定だと1Rドラゴ、2,3R山本で山本勝利でした。
テレビ中継のカメラ目線からだと1Rはドラゴの右フックがガンガン当たっている印象がありました。
日本人で唯一ベスト4に残った山本ですが、次はペトロシアン戦ですね…。
現実的なレベルで応援します。
「一矢報いろ」と。
[GP FINAL8]
○ジョルジオ・ペトロシアンvs アルバート・クラウス
予想:×
3R判定3-0
ダイジェスト放送でしたがペトロシアンがクラウスを完封しましたね。
クラウスは去年から今年にかけて上り調子だったので
怪物ペトロシアンにも負けないだろう…と思っていましたが、怪物は私の予想を見事に上回りやがりました。
次の試合であたる山本が不憫に感じてしまうくらいの強さを見せ付けられました。
[GP FINAL8]
○アンディ・サワーvs アルトゥール・キシェンコ
予想:○
延長R判定3-0
本戦3Rは予想以上に互角の展開で延長Rに。
最後はスタミナ切れが見えてきたキシェンコが若干押される感じでサワーがリベンジを果たしましたが、
結果ほどハッキリと差のある内容ではありませんでした。
一つだけ言いたい。
ものすごくハイレベルな試合を見せてくれてありがとう。
他の試合とはコンビネーションや技のキレが別次元に感じるほどでした。
[GP FINAL8]
ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケンvs ブアカーオ・ポー.プラムック○
予想:○
3R判定3-0
テレビでは放送されませんでしたが、ホルツケンは進化せず、ブアカーオは不安の残る内容だったとか。
次戦はブアカーオvsサワーですが、今日の仕上がりだけを見るとブアカーオ不利に感じますね。
試合当日までキッチリ仕上げてこれるかどうか心配です。
山本“KID”徳郁vs チョン・ジェヒ○
予想:○
1R KO
予想が当たってしまいましたね。
チョンの方がどういった選手か分からなかったので予想自体は当てずっぽうだったのですが、
なかなかきれいな連打をする選手のようです。
一方のKIDは今までと違うムエタイスタイルで挑みましたがあえなく撃沈。
この結果から分かることはやはりKIDはK-1MAXのレベルから取り残されてしまったな、と。
4年前ならいざ知らず、競技レベルとしてはK-1ヘビーを凌駕するMAXのレベルに
4年以上もブランクのある選手が通用するわけがなかったんですね。
KIDが完全なKO負けを喫したザンビディスでさえ今年はベスト16にいないのだから
今のK-1MAXのレベルの高さを甘く見てはいけないと思いました。
山本篤vs 渡辺一久○
予想:×
1R KO
山本ファミリーはこっちも完全な負けでした。
正直K-1ファイターではない山本に勝ったところで渡辺の真価は計れませんが、
とりあえずパンチだけは腐ってもボクサーだな、と思いました。
MMAファイターもスタンドボクシングを習うとは思いますが、練習でやっていた選手と本業だった選手とでは
まるっきりレベルが違うということを見せつけられましたね。
山本は渡辺のパンチにほとんど反応すらできずに終わってしまいました。
[FINAL8リザーブファイト]
○城戸康裕vs リーロイ・ケスナー
予想:○
3R判定3-0
テレビでの放送はなし。
個人的には城戸が勝って嬉しいです。
[FINAL8リザーブファイト]
○佐藤嘉洋vs ユーリー・メス
予想:○
延長R判定2-1
こちらもテレビ放送はなし。
しかし、今回もギリギリだったようですね。
ユーリーも実力者で佐藤の苦手なパンチが得意な選手ですのでイージーではないことは分かっていましたが。
決勝戦当日のリザーブマッチは城戸vs佐藤の日本人対決に決定ですね。
日本トーナメントでは実現しない組み合わせなのでちょっと楽しみです。
佐藤が小比類巻を追い越していったように城戸が佐藤を追い越していくのか、はてさて…。
○魔裟斗vs 川尻達也
予想:○
2R KO
結果的には魔裟斗が勝って胸を撫で下ろしました。
MMAファイターとしては川尻を応援していますけど、
K-1の顔である魔裟斗がここで負けようものならライトファンから「K-1終わった」と
言われたに違いありません。
この試合の川尻のパンチは魔裟斗のそれと比べるとものすごくスローに見えて、
かなり昔にプロレスラーの中西学がK-1に参戦した時と同じくらい周りから劣って見えました。
MMAのパンチとK-1のパンチは別モノですから当然といえば当然なんですけど、あまりにもキレが違いすぎる。
魔裟斗は川尻のパンチが全く脅威に感じなかったのではないでしょうか。
まさに危な気なく勝利した魔裟斗ですが、残り少ない試合をMMAファイターに割いたのは悔やまれるところ。
ラストマッチは大晦日ですが、トーナメント優勝者と対戦するのが濃厚な線となっております。
仮にペトロシアンが優勝してしまった場合、魔裟斗でも勝つのは無理かな、と思っています。
今年のクラウスならサワーとブアカーオにも勝てそうな勢いだっただけに、ペトロシアンの存在が恐ろしいです。
予想的中数:8/11(オープニングファイト除く)
満足度:7/10
まあまあ面白かったです。
山本の頑張りが今回の好印象の大きな理由ですね。
終わり