K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMA
2010.4.3 横浜アリーナ
オープニングファイト第1試合 3分3R
○高萩ツトムvs.上原誠×
3R終了 判定2-0(30-29、29-29、30-29)
オープニングファイト第2試合 3分3R
○プリンス・アリ(イラン)vs.野田貢×
3R終了 判定3-0(30-27、29-27、29-27)
第1試合 3分3R
○セルゲイ・ラシェンコ(ウクライナ)vs.佐藤匠× 予想:○
3R終了 判定3-0(30-28、30-29、30-29)
ここまでテレビ放送なし。
感想もなし。
第2試合 3分3R
○グーカン・サキ(トルコ)vs.シング”心”ジャディブ(インド)× 予想:○
3R終了 判定3-0(30-27、30-28、30-28)
すばやい出入りと手数で圧倒するサキ。
シングの方は慎重すぎるのか手数がなく、またヒザ狙いがモロバレで攻撃がかすらない展開。
決め手こそないものの、展開、手数で押したサキの完勝。
シングはリーチの差を上手く使えずに完敗。
今回はパンチの技術に大きな差があり、シングはバクチのヒザしか狙えないような印象がありました。
ちなみに今回放送するまでシング“しん”ジャディブと読んでいました。
心はハートって読むんですね^^;
第3試合 3分3R
○ジェロム・レ・バンナ(フランス)vs.タイロン・スポーン(スリナム)× 予想:○
3R終了 判定3-0(29-28、29-28、29-28)
1Rにバンナの左ジャブでヒザにいったスポーンがダウン。
しかしそれ以上に印象に残るのはリプレイでも放送された左のストレートでのけぞるスポーン。
正直ダウンはそれほどのダメージはないように見られましたが、試合のペースはバンナ。
しかし、2R以降はスポーンが右ミドルを多用しバンナの左を封じにかかるとスポーンペースの試合に。
結果的には1Rにバンナが取ったダウンで判定で逃げ切りましたが、今回も左腕は錆付いたまま。
ハイパーバトルサイボーグが復活したとは言いがたく、シュルトどころかジマーマンやハリと戦ったら完封されそうですT-T
第4試合 3分3R
○アリスター・オーフレイム(オランダ)vs.ジャバット・ポトラック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)× 予想:○
1R 2:40 KO(右膝蹴り)
またしてもアリスターの完勝。
まるで格闘ゲームでいうハイパーアーマー状態でポトラックの攻撃に怯まない。
まさに力でねじ伏せたという印象。
第5試合 K-1ヘビー級タイトルマッチ 3分3R
○京太郎vs.ピーター・アーツ(オランダ)× 予想:×
2R 1:56 KO(右フック) ※京太郎が初防衛
京太郎が減量したとはいえアーツに日本人初となるKOで勝利。
最後のカウンターは見事でした。
アーツの方は減量の影響かパワー、圧力、スタミナなどでいつもと比べて強さを感じられず。
スピードこそいつもと変わらないものの、ガードの上からでも吹っ飛ばされそうなキックの威力がなりを潜めていたような印象です。
やはり、40歳にして初の減量は失敗という結果で終わってしまったアーツ。
今から増量して、元のコンディションに戻るかどうかはともかくとして今回で-100kgの試合は止めにして欲しいです。
ただでさえシュルト戦の時などは増量していたのだし、高齢での大幅な体重の増減はコンディションを崩す原因になります。
最悪崩れっぱなしになる懸念さえあります。
アーツが減量したから京太郎が勝てた、という意見を多く見受けましたが、確かにそれは一理あるとは思います。
しかし、スピードの上で京太郎はアーツを上回っていたのは事実だし、攻め時に見せるラッシュも素晴らしいものがあると思います。
ペースを握るまで若干逃げ打ちっぽい動きが批判の対象になりがちですが、そこは体格で劣る日本人。
そこは若干目をつぶってベスト16戦の時にどうなるか期待しましょう。
第6試合 K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ 3分3R
○セーム・シュルト(オランダ)vs.エロール・ジマーマン(キュラソー島)× 予想:○
3R終了 判定3-0(30-27、30-27、30-28) ※シュルトが4度目の防衛
対戦相手がいないことで決まったゴールデングローリー同士の同門対決。
一発狙いのジマーマンと相変わらず左ジャブ、前蹴り、ロー、ミドルと距離を支配するシュルト。
残念ながらジマーマンは特にいいシーンを見せられずにシュルトの完勝。
有効なダメージには至りませんでしたが、わずかに左が刺さっていたところくらいが褒めたくなるポイントでしょうか^^;
右はことごとくブロックされてジリ貧。
ただ、反応してキッチリブロックしていたわけではなく、前動作だけを見て顔ガードするモーションが多く、
右を顔狙いではなくボディで散らしていけばもう少し有効打を当てられたのではないかと、素人分析。
右では肝臓と逆なので大きなダメージは望めないので微妙ですが、一発狙いがバレバレで打つ手なしなら
選択肢としてありじゃないかな~とか、見てていろいろ想像してしまいました。
またしてもシュルトは完勝し、次はいよいよアリスターとの同門対決か?
しかしアリスターはStrike Forceにも出るようだし、K-1出場はスケジュールとケガ次第でしょうか。
第7試合 メインイベント 3分3R
○バダ・ハリ(モロッコ)vs.アレクセイ・イグナショフ(ベラルーシ)× 予想:×
3R終了 判定3-0(30-26、30-26、30-26)
結果を言うとイグナショフは過去の財産を食いつぶしたということでしょうか。
過去に大きな期待をされ、今回は本人の強い希望があって実現した日本でのK-1ワンマッチ。
しかし、内容は酷くイグナショフは何をしに来たのかと問いたくなるほどの手数の少なさ。
解説陣が言っていたようにスピードについていけていないというのはわかりますが、
それで萎縮してはプロとして失格でしょう。
イグナショフはバダ・ハリ相手に3R持ちこたえたのではなく、
ただ倒されないように立ち回ったようにすら見えました。
バダ・ハリの方は試合直前に暴行容疑で拘束され、追い込み練習ができていなかった
事実を思わせないいつもの攻め。
結果はハリの圧勝。
イグナショフ幻想はここで完全に潰えました。
イグナショフの試合後のコメントにもがっかりさせられるものが多く、
ブランクを言い訳にするなど非常に見苦しい内容でした。
イグナショフに今一番足りないものは技術や強さよりもプロフェッショナリズムでしょう。
確かに谷川Pの言うようにヨーロッパ予選を一から勝ち上がってでも来ない限り、
K-1本戦復帰はあり得ないでしょう。
予想的中率は5/7。
試合数も少ない上にどっちが勝つか迷ったのはハリvs.イグくらいで
あとはちょっと実績に差がある組み合わせだったような気がします。
満足度は5/10。
まあこんなもんかな~と。
蛇足ですが武蔵の引退セレモニーで涙ぐむ。
じーん。
現役の時、負ける度に辛らつな意見を述べてきたのもずっと応援していたから、と言い訳。
改めて武蔵選手、お疲れ様でした!!
http://ja.wikipedia.org/wiki/K-1_WORLD_GP_2010_IN_YOKOHAMA
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/live/2010/2010040301/index.html