投稿者: tamo3

  • K-1 WORLD GP 2007 in YOKOHAMA感想

    連日長文を書いてて思ったのが記事を書くときは直接ブログの記入覧に
    書くのではなく、使い慣れたエディタで書いてからコピペするのが楽だと
    言うこと。

    普通はこんな長文をブログに投稿しないものなんでしょうけど;

    はい、感想オブネクストファイト!

    K-1 WORLD GP 2007 in YOKOHAMA
    2007年3月4日(日)

     

    第1試合

    ●シリル・アビディ(フランス/ブリゾン)
    3R判定 0-3(27-29、28-30、27-29)
    ○野田 貢(日本/シルバーアックス)

    アビディが弱くなったのか、それとも日本人のレベルが上がってきたのか。
    わかりませんが、以前のアビディの強さは全く感じれません・・・。
    イグナショフもそうですけど早熟だっただけなのでしょうか。
    個人的にはまだアビディに期待してるんですが。

    予想勝者:Xシリル・アビディ

     

    第2試合

    ○グーカン・サキ(オランダ/ゴールデングローリー)
    2R終了 TKO ※セコンドのタオル投入
    ●天田ヒロミ(日本/コシトラスト)

    天田も勝ち星に恵まれませんねえ。
    テレビでは放送されなかったような気がするのですが、
    どんな感じだったんでしょうか。
    今から言うのもなんですがキックも使わないとK-1じゃ
    勝てないですよね・・・。

    予想勝者:○グーカン・サキ

     

    第3試合

    ●堀 啓(日本/チームドラゴン)
    1R 2分27秒 KO
    ○アレキサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館)

    堀も日本人だけの大会とかなら強いんですが。
    あー、これ放送しましたっけ?
    してませんよね。

    予想勝者:○アレキサンダー・ピチュクノフ

     

    第4試合

    ●中迫 強(日本/ゼブラ244)
    3R判定 0-2(29-30、30-30、29-30)
    ○ザビット・サメドフ(ベラルーシ/チヌックジム)

    この試合も放送されたっけ・・・?
    なんか日本人の試合はどれも印象薄いんだよなあ。
    スカ勝ちとは程遠いLVだからなのでしょうか。
    私はサメドフの事も全然知らないのですが・・・。
    イグナショフと同じジムってことだけですね、わかったのはw

    予想勝者:X中迫 強

     

    第5試合

    ●ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)
    3R判定 0-3(26-30、27-29、26-29)
    ○澤屋敷 純一(日本/チームドラゴン)

    今大会最大の大番狂わせ。澤屋敷の判定勝利。
    でもなあ。逃げて焦らしてかかって来たところをカウンターって。
    戦略的にはわかるんですが、あからさまな逃げの動きは見ていて
    「なんだこれ」状態でした。
    私的には好きになれるタイプではありませんねえ。
    澤屋敷をプッシュする人がいるならそれは武蔵とかのファイトスタイルも
    肯定しなくてはいけませんよ。
    武蔵のスタイルだって打ち合いを望まず、ガードを固めてローキック。
    ポイントとって判定勝ち、もしくは攻めあぐんで突進してきたのを
    カウンターで狙う。
    とかく否定派の多い武蔵ですが澤屋敷に対しては一般のファンの印象はいかに?
    といった感じでしょうか。

    予想勝者:Xジェロム・レ・バンナ

     

    第6試合

    ●チェ・ホンマン(韓国/フリー)
    2R 0分50秒 KO
    ○マイティ・モー(米国/シャークタンクジム)

    大番狂わせってわけじゃないですがホンマンが初の完全KO負け。
    モー辛抱溜まらん(つまんねえオヤジギャク)といわんばかりの豪快フックで
    ノックアウト。
    見ててスッキリしました。
    いや、ホンマンが嫌いとかそうゆうのじゃないんですが、
    あれだけ見事なKOシーンですとね。
    素直に勝った選手を賞賛したいと。

    予想勝者:Xチェ・ホンマン

     

    第7試合 ヘビー級タイトルマッチ挑戦者決定戦

    ●ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)
    2R 2分46秒 KO
    ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)

    今年初めて導入される100Kg以下のヘビー級ワンマッチのタイトル制度。
    初代王座をかけて4人で争われるわけですが、だれしもがなんでこの4人?と
    思ったのではないでしょうか。
    基本的にアーツやバンナは100Kg以下に落とすのは考えられないし、
    ナチュラルウェイトで手頃、かつ知名度のある選手を選んだ、
    といったとこでしょうか。

    試合内容としてはどちらもアグレッシブで面白い試合でした。
    2R終盤にカラエフがハリからダウンを奪うと起き上がりにラッシュを
    しかけようとした瞬間にカウンターでハリがカラエフをパンチでダウンさせ
    そのまま失神逆転KO勝ち。
    この展開は予測できませんでした。
    これでハリは去年のワールドGP開幕戦の借りを返しましたね。

    予想勝者:Xルスラン・カラエフ

     

    第8試合 ヘビー級タイトルマッチ挑戦者決定戦

    ●武  蔵(日本/正道会館)
    3R判定 ドロー 延長R 1分23秒 KO
    ○藤本 祐介(日本/モンスターファクトリー)

    上記の100Kg以下の王座挑戦者を決めるもう一つの枠。
    日本人プロテクト枠。
    まあ、決勝戦に日本人がいないと盛り上がりに欠けるのでわかるんですが、
    あからさまですよねえ、こっちも。
    日本人以外ならこの二人よりも適切な選手がいるのですが。
    日本人から、となるとこの二人でしょうね。
    前のカラエフとハリの試合と比べると温度差のある試合内容。
    どっちもどっちっていう内容で延長。
    最後は藤本がハイキックで武蔵をKOしましたが・・・。
    どうも初代王座が藤本とハリの試合で争われると思うとイマイチというか。
    ボンヤスキーとかハリッドとかガオグライとかもっと競りそうな選手が
    いるでしょうに。
    まあ、個人的なぼやきですけどね、これは。

    予想勝者:X武  蔵

     

    第9試合 S・ヘビー級初代王者決定戦

    ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
    2R 0分26秒 KO
    ●レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)

    1Rは結構セフォーやるなあ、と思って見てました。
    セフォーもモーと同じく一発もってますから、ホンマンとモーの試合のように
    アップセットを期待した人も少なくないはず。
    ですが2Rの序盤に飛び込んだセフォーに打ち下ろし気味の“ジャブ”でKO。
    あの打たれ強いセフォーがジャブで・・・。
    まあストレート気味ではあるんですけど見ててびっくりしました。
    あんなKO負けしたセフォーを見たのはいつ以来だったでしょうか。
    ちょっと思い出せないくらい昔じゃないでしょうか。

    というわけでシュルトは100Kgオーバーのスーパーヘビー級のタイトルも
    ゲットし、二冠王となりました。
    まあ、これは予想していたことなんですけど。

    予想勝者:○セーム・シュルト

     

    大会全体として下克上が多くて面白いっていえば面白い大会でした。
    6/10ですかね。

    澤屋敷とバンナの試合が個人的に面白くなかったので本当なら7点つけたいところ
    ですが、6点止まりで。

    終わり。

  • K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~感想

    こうして感想を書いていくとプライドが放送されなくなっても一ヶ月に一回は
    格闘技番組が放送してるのだなあとおもいました。
    昔は2,3ヶ月くらいに一回くらいだったような気がします。
    昔っていっても10年くらい前ね。

    それはいいとしてお次の感想文でやぁ。

    K-1 WORLD MAX 2007~日本代表決定トーナメント~
    2007年2月5日(月)

    オープニングファイト1 K-1ルール 3分3R

    ○城戸 康裕(谷山ジム)
    1R 2分26秒 KO
    ●川端 健司(チームドラゴン)
     
    オープニングファイト2 K-1ルール 3分3R

    ●ASH-RA(エックスフォース)
    3R判定 0-3(30-26、30-28、30-28)
    ○蜜山 剛三(ファイブリングス)
     
    K-1特別試合 K-1ルール3分3R

    HIROYA(フリー)○
    3R 2分45秒 TKO ※セコンドのタオル投入
    ●高橋 明宏(大誠塾)

    オープニングファイト1~3TV放送なし
     

    第1試合 リザーブファイト K-1ルール 3分3R延長1R

    ○安廣 一哉(正道会館)
    3R判定 3-0(30-29、30-29、30-29)
    ●サトルヴァシコバ(勇心館)

    たしかダイジェスト放送だったかな?
    トーナメント1回戦終わった後あたりの。
    今回も急遽参戦、困った時の安廣 一哉弘。
    特に感想なし。

    予想勝者:○安廣 一哉

     

    第2試合 トーナメント1回戦 3分3R延長1R

    ●小比類巻 貴之(チームドラゴン)
    3R判定 1-0 延長R判定 0-3(8-10、9-10、8-10)
    ○アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

    さすがに小比類巻勝つかな~と思ってたんですけど;
    アンディが強いのか、それとも小比類巻が弱いのか。
    もうわけわかりませんが、見ていた感想は小比類巻もうダメだという事。
    なんかバランス悪いというか何がしたいのかよくわからない動き方してます。
    後半なんかは一発狙いで大技だしまくるものだから当たらない>スタミナ切れ>
    単発のせいで見切られまくりで悪循環。
    ちょっと先が見えなくなって参りました。

    予想勝者:X小比類巻 貴之

     

    第3試合 トーナメント1回戦 3分3R延長1R

    ○TATSUJI(アイアンアックス)
    3R判定 3-0(30-28、29-28、30-28)
    ●HAYATO(FUTURE_TRIBE)

    なんかいい試合だったのは覚えてるんですど、
    そのぶん特化した印象がない試合でした。
    全体を通して打ち合いの多い見応えのある内容でしたが
    その分山はありませんでした。
    実力が拮抗しているのでしかたないかな?
    パワー、タフネスでTATSUJI押し勝ったような印象です。

    予想勝者:XHAYATO

     

    第4試合 トーナメント1回戦 3分3R延長1R

    ●宍戸 大樹(シーザージム)
    3R判定 0-3(28-29、27-29、27-29)
    ○尾崎 圭司(チームドラゴン)

    この試合まで尾崎のことは全く知らなかったのですが、正直やるなあ、と。
    テコンドーベースでここまでK-1ルールに対応した人は
    いないんじゃないでしょうか。
    対する宍戸は今回も勝てませんでした。
    連打とコンビネーションはいいと思うのですが、その分軽い印象で、
    後半効いてくるのでしょうけどK-1ルールは3Rですからねえ・・・。
    ルールに適した戦い方ができるようになれば化けるかもです。
    シュートボクシングのチャンピオンですしね。

    予想勝者:X宍戸 大樹

     

    第5試合 トーナメント1回戦 3分3R延長1R

    ○佐藤 嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)
    3R判定 3-0(30-28、30-28、30-28)
    ●白須 康仁(花澤ジム)

    あまり印象の残らない試合でした。
    佐藤の攻勢が続き打たれ強い白須の単発の反撃、という展開で、
    結局クリーンヒットを許さなかった佐藤が判定勝ち。
    あまり面白くなかったです。

    予想勝者:○佐藤 嘉洋

     

    第6試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R

    ○ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム)
    3R判定 3-0(30-27、30-28、30-27)
    ●ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)

    歴代王者の中でも頭一つ抜けた存在のブアカーオ。
    文句なしの大差の判定勝利。
    ただダウンを取らなかったので3ポイント以上の差はありませんでしたが、
    試合内容自体は圧倒的でした。
    最後なんかロープ際に追い詰められ、上半身だけのウェービングだけで
    ラッシュをかわす場面も。
    あれは自発的な演出だと思うのですが、普通の人なら絶対できない
    パフォーマンスですよね^^;

    予想勝者:○ブアカーオ・ポー・プラムック

     

    第7試合 トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R

    ●安廣 一哉[リザーブマッチ勝者]
    3R判定 0-3(29-30、28-30、29-30)
    ○TATSUJI[第3試合勝者]
    ※1回戦を勝ったアンディが負傷。小比類巻も負傷で棄権したため。

    この試合も実力はそれほど差のない拮抗した試合でしたが、
    手数で勝ったTATSUJIの勝ちでしたね。
    安廣は3R終盤大技を何発か出しましたが不発に終わり。
    ああいった技を序盤に出して相手の前に出るプレッシャーを殺すとか
    戦略的に使えればいいのですが><

    予想勝者:X安廣 一哉(安廣の本戦出場決定を知った後に予想)

     

    第8試合 トーナメント準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R

    ●尾崎 圭司[第4試合勝者]
    3R判定 0-3(28-30、28-30、28-30)
    ○佐藤 嘉洋[第5試合勝者]

    前の試合で私にとって好印象だった尾崎ですが、やはり佐藤攻略はできず。
    佐藤は要所要所でロー、ミドル、ヒザを的確に当て、地味にですが
    確実にダメージを与えて文句なしの判定勝ち。
    佐藤のスタイルは好きではありませんがやはりミドルレンジでの立ち回りは
    さすがの一言。

    予想勝者:○佐藤 嘉洋(1回戦終了後に予想)

     

    第9試合 スーパーファイト K-1ルール 3分3R延長1R

    ●アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)
    1R 1分27秒 KO
    ○ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサルジム)

    うーむ。クラウス勝つと思ってたんですけど・・・。
    残念です。
    ディレッキーの細かなテクニックを見てないのでこの選手が本当に強いかどうかは
    ちょっと計りかねますが、一発をもってる選手ということはわかりました。
    スポナビではずいぶん強い選手達を倒してMAX出場したらしいですけど、
    私はこれが初見ですのでこれから注意して見ていきたいと思います。

    予想勝者:Xアルバート・クラウス

     

    第10試合 トーナメント決勝 K-1ルール 3分3R延長2R

    ●TATSUJI[第7試合勝者]
    1R 2分25秒 KO
    ○佐藤 嘉洋[第8試合勝者]

    去年と同じ組み合わせの決勝戦になりましたが差はもっと
    広がった感のある試合でした。
    佐藤の攻めは例えるならば詰め将棋といったところでしょうか。
    ヒザを狙える完璧な間合いにTATSUJIを追い込んだという印象があります。
    うーむ、佐藤はやはりミドル級のシュルトという印象ありますねえ。
    シュルトほど絶対的な強さはありませんけど。
    魔裟斗も佐藤と戦ったら勝つにしろ苦戦は免れないでしょうね。

    予想勝者:○佐藤 嘉洋(2回戦終了後に予想)

     

    会場は随分と人が少なかったようですが、そりゃあ月曜日にやったら
    普通の人は見にいけませんもんねえ^^;
    でもそのぶん視聴率はよかったようで。

    自分的にも5/10の評価。
    良くも悪くもなく。普通の印象でした。

    終わり

  • K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!感想

    周りの空気を無視していきます今日も。

    ダイナマイト2006の感想~。

    K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!
    12月31日(日)

    オープニングファイト HERO’Sルール 5分3R

    ●キム・ドンウック(韓国/Team Lazenca)
    3R 1分11秒 タップアウト(グランドパンチ)
    ○内藤 征弥(日本/和術慧舟會) 

    TV放送なし。

     

    第0試合 HERO’Sルール 5分3R

    ●金子 賢(日本/フリー)
    判定3-0
    ○アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

    素人同士の対決と銘打ってますが、練習歴だけは両者とも結構長いんですよね。
    金子は何度かテイクダウンに成功するも攻めきれず、逆にスタンドで
    ローキックを何度もくらい動きが鈍りアンディペースに。
    K-1の試合見てて思ったんですけど、アンディ普通に強いですよね。
    実戦経験が少ないだけで、身体能力はズバ抜けてると思います。
    結局打撃戦で優勢だったアンディの判定勝ち。
    金子はこれで格闘業引退で俳優業復帰。
    世間では酷評されている金子ですが、素人としてはよくやったかな、と。
    多分アマ修斗からやっていればこんなにバッシング
    くらわなかったと思うんですけどね。

    予想勝者:○アンディ・オロゴン

     

    第1試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○永田 克彦(日本/新日本プロレス)
    1R 4分12秒 TKO
    ●勝村 周一朗(日本/勝村道場) 

    結構楽しみだったカード。
    打撃を徹底的に練習してきたという永田とZSTのエース格の勝村。
    てっきりグラウンド対決になると思ったら打撃戦。
    やや体格差があるせいか永田のプレッシャーに勝村は押され気味でしたね。
    トリッキーな動きで翻弄しようとする勝村でしたが通用せず。
    膝蹴りを出したところをカウンターのパンチで叩き落されパウンド連打。
    そこでTKO。
    正直永田は強くなったなあと思いました。パンチ一発一発に重みがあるというか。
    コンビネーションなどはまだまだだと思いますが、進歩は見られました。
    これからも楽しみ。
    勝村にも今回だけのゲスト参戦じゃなくて継続して出て欲しいですけど
    適正な階級がないので厳しいかな?

    予想勝者:○永田 克彦

     

    第2試合 HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長5分 85kg契約

    ●石澤 常光(日本/TEAM JAPAN)
    1R 2分48秒 KO
    ○金 泰泳(日本/正道会館)

    未だプロレスに幻想を抱いている私は石澤が勝つというより
    勝って欲しかったのですがw
    でも現実は残酷。またしても石澤は秒殺負け。
    もうね、タックルは遅いし間合いは中途半端だし。
    プロレスも廃業状態で石澤は練習してきてないんじゃないかって
    いうくらいのダメな動きでしたT-T

    予想勝者:X石澤 常光

     

    第3試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○所 英男(日本/チームゼスト)
    判定3-0
    ●ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシーウマイタ) 

    2006年はストライカーとの対戦が多かった所は
    寝技の大御所グレイシーと対戦。
    今大会ではLVが一つ上の内容でした。
    山本キッドにKO負けして印象の悪いホイラーですが、
    グラウンドのテクニックはやはり健在。
    所も勢いで負けておらず、技の掛け合い返し合いの
    見ごたえのある展開に。
    判定では所の勝ちでしたが、やっぱりグレイシーは
    強いなと再認識した試合でもありました。

    予想勝者:○所 英男

     

    第4試合 HERO’Sルール 5分3R

    ●曙(日本/チームヨコヅナ)
    1R 1分02秒 アームロック
    ○ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー) 

    もう一般の人も「今年はどういった負けっぷりを見せるのか」で
    話題持ちきりの曙の試合。
    一言でいうならば「情けない」です。
    総合で勝ちたいならそれに見合った身体作りをしなくてはいけないのに。
    相撲体型のままなんですよね。全然絞れてない。
    戦闘竜を見習ってほしいですよ。
    年齢的にもここから先に化ける可能性なし。
    ネタ扱いでOK。

    予想勝者:○ジャイアント・シルバ

     

    第5試合 K-1ルール 3分5R

    ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
    2R 1分28秒 TKO
    ●ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリットジム) 

    久々のK-1復帰のペタスに勝って欲しかったのですが。
    この試合あたりからバダ・ハリはチョイ悪風のネタキャラじゃないって
    思いはじめましたね。
    キャラはワルって感じですが試合内容は正統派。
    これからが楽しみです。

    予想勝者:Xニコラス・ペタス

     

    第6試合 K-1ルール 3分5R

    ○武 蔵(日本/正道会館)
    3R 33秒 KO
    ●ランディ・キム(韓国/フリー)

    2006年全敗の武蔵は今回がデビュー戦のランディ。
    なにやら砲丸投げのトップアスリートらしいですけどね。
    いくら腕力が強くてもそのまま通用しないでしょ。
    武蔵もこんな相手を当てられてる時点で自分は情けないと
    思わないとダメです。

    予想勝者:○武 蔵

     

    第7試合 K-1ルール 3分5R

    ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
    判定 3-0
    ●ピーター・グラハム(オーストラリア/ムンダインズジム) 

    予想に反してグラハムは善戦しました。
    結果こそ負けですが、内容は常に前へ前へガンガン攻めて
    シュルトも時折押され気味でした。
    それにしてもK-1ワールドGP決勝戦から間も無いのにシュルトは
    よく調整してくるな~と思いました。

    予想勝者:○セーム・シュルト

     

    第8試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○須藤 元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
    1R 3分05秒 三角絞め
    ●ジャクソン・ページ(米国/Jackson’s Gym) 

    打撃戦で危ういシーンが何度かありましたが須藤元気がキッチリ
    一本で締めると突然の引退宣言。
    その兆候はありました。
    長い間首のケガで試合できない状態が続き、復帰戦のイアン・シャファーとの
    K-1ルールでの試合でバックスピンキックをアゴに喰らってKO負けした時。
    やばいなあ、と思ってみてました。
    直接的な理由はやはり首のケガの直り具合が思わしくなく、ここが引き時と
    思ったのでしょう。
    年齢的にはまだまだなだけに残念ではありますが、彼はエンターテイナー。
    リングの外での活躍にも期待します。

    予想勝者:○須藤 元気

     

    第9試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○山本“KID”徳郁(日本/KILLER BEE)
    1R 3分46秒 KO
    ●イストバン・マヨロシュ(ハンガリー/FSPUデブレツェン) 

    アマレスで五輪を目指すキッドが今回のみのゲスト参戦。
    対戦相手はアマレスで金メダルのマヨロシュ。
    結果はキッドのKO勝利になってますけど。
    正直打撃で勝っても箔がつかないんじゃないでしょうか。
    押さえ込んでパウンドとか関節で勝ったなら凄いとも思いますけど。

    予想勝者:○山本“KID”徳郁

     

    第10試合 HERO’Sルール 5分3R

    ○チェ・ホンマン(韓国/フリー)
    1R 16秒 TKO
    ●ボビー・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

    ネタ対決もここまでくるとなあ・・・。
    体格差を考慮してかボビーがグラウンドでパンチを数発くらった
    時点でレフェリーストップ。
    テレビだとわからないですけどレフェリー視点だとボビーの目はすでに
    とんでいたようです。
    まああのまま続けても勝てたとは思いませんしね。
    ナイスレフェリングです。

    予想勝者:○チェ・ホンマン

     

    第11試合 K-1ルール 3分5R 73kg契約

    ○魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
    2R 2分22秒 KO
    ●鈴木 悟(日本/フリー)

    キックの魔裟斗とパンチの鈴木。
    ボクシング出身の選手としては割と早い段階でローキックに対応できるように
    なってきた鈴木ですが、さすが魔裟斗という感じでしょうか。
    それでもローキック、ローキックの嵐で3ダウンのTKO勝利。
    鈴木も相手は強すぎただけと割り切って次頑張って欲しいです。

    予想勝者:○魔裟斗

     

    メーンイベント HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長1R5分 85kg契約

    秋山 成勲(日本/フリー)
    ノーコンテスト
    ※試合後、秋山に不正が発覚したため失格
    桜庭 和志(日本/フリー)

    さまざまな物議を醸し出した歴史的問題の一戦。
    これについて書くと長くなりそうですねえ。

    というか以前この問題に関してブログ書いたので興味のある人は
    そっち見てください。

    もうなんていうか、選手として落ち目になりながらも桜庭は
    二つの意味でパイオニアですよ。
    一つ目は言うまでも無く日本における総合格闘技のパイオニア。
    二つ目はルール、不正に対するパイオニア。

    この問題が表面化しなければこれからもずーっと不正する人が
    いたんじゃないのかなと考えると恐ろしいです。


    まあダイナマイト自体お祭り的イベントなので、実力うんぬんというよりも
    お茶の間受けしそうな、日本人が多目の内容でした。

    そのせいか勝ち負けが予想しにくい組み合わせが少なく、
    11試合(メーンとオープニングファイト除く)中9試合が予想的中という結果に。

    まあ、わかりやすい試合というのが一般の視聴者が望むものですので
    仕方ないといえば仕方ないのですが、ハラハラ感はやはりプライドに
    比べてないですねえ。

    まあそんなライト感がヒーローズの売りなのでしょうし。
    これはこれで楽しめたのでいいです。メーン以外はね。
    メーン以外はそこそこ楽しめたので10点中6点つけてもいいかなと
    思いましたが、秋山のせいで10点中2点くらい。
    後味の悪さが最悪です。

  • K-1WORLD GP2006 FINAL感想

    すっごい今さら感がありすぎですが、最近やや時間があるのでいろいろ
    面倒くさい事を進めて行きたいと思います。
    まずは去年の年末からほったらかしにされている格闘技関連の感想などを。

    さすがに時間が経ちすぎてうろ覚えなところがありますが。
    試合に関するデータはスポナビ参照。

    K-1WORLD GP2006 FINAL

    オープニングファイト1~3

    TV放送無し。

     

    第1試合 スーパーファイト(リザーブファイト1) 3分3R延長1R

    ○ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ)
    1R 2分53秒 KO
    ●武  蔵(日本/正道会館)

    久しぶりに強いアーツが見れたと思った。
    逆に武蔵はもうそろそろ限界かな、と思った試合でもある。

    予想勝者:○ピーター・アーツ

     

    第2試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
    3R判定 3-0
    ●ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)

    バンナのプレッシャーを持ってしてもシュルトを打ちのめすのは不可能でした・・・。
    K-1トップファイターにシュルトが勝つたびにただ大きいだけではない、
    技術を併せ持ったファイターだと痛感させられます。
    でもバンナもおしい感じでした。
    “当たったら終わり”みたいなパンチ多かったですし。
    でも2Rにバンナがダウンしなかったら流れは分からなかったかも。

    予想勝者:Xジェロム・レ・バンナ 

     

    第3試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
    3R判定ドロー 延長R判定 3-0
    ●ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリージム)

    この大会で勝っても負けても引退のホースト。
    せめてハリッドには勝ってくれよという気持ちで試合を見てました。

    ガンガン前に出てくるハリッドに対してホーストは落ち着いてさばき、
    ローキックなどを中心に反撃する。
    正直ハリッドの勢いに飲まれるのではないか、と思うシーンもありましたが、
    最終的にはホーストがローキックを効かせてハリッドの勢いを殺し、
    後半優勢になり判定勝利。
    さすが匠の技。

    予想勝者:○アーネスト・ホースト

     

    第4試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
    1R 1分11秒 KO
    ●ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)

    グラウベを代表する技、ブラジリアンキックで早くも1Rの序盤からカラエフは
    グロッキーに。
    そこから畳み掛けたグラウベのKO勝利。
    もう少し競る試合を予想していたので驚きでした。
    恐るべしブラジリアンキック。
    ちなみに私もヒザ関節は柔らかい方ですがマネできませんw

    予想勝者:Xルスラン・カラエフ

     

    第5試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー)
    3R判定 3-0
    ●ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリージム)

    TVを見ていただけだと伝わってこなかったですが、金的を喰らったボンヤスキーの
    ダメージが深刻で一試合はさんで再開されたのは後日スポナビで知ったこと。
    TVでもすごい声出して苦しんでましたもんねえ。
    2回目なんてもう声を出せないほど悶絶してましたし。
    ちょっとあれは男として心配というかw笑えない・・・。
    ファウルカップしてるとはいえ潰れてないといいですねえ。

    さすがにダメージが深刻でいつも通りの戦いができないボンヤスキーと
    2回も金的やってしまって躊躇気味のレコ。
    どっちもどっちな試合でしたが反則の減点でレコの負けでした。

    予想勝者:○レミー・ボンヤスキー 

     

    第6試合 スーパーファイト(リザーブファイト2) K-1ルール3分3R延長1R

    ○レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
    1R 0分40秒 KO
    ●メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)

    まあリザーブファイトと銘打ってますが、実質関係ないですよね。
    90キロ前後での総合とK-1地区予選ではヤバイくらいの強さを見せる
    マヌーフでしたがセフォーの秒殺。
    体重もちょっと違いますけどまさかこれほどの秒殺を見せられるとは
    思っていませんでした。
    今年(2006)は調子の悪いセフォーでしたがやはりまだまだ健在ですね。

    予想勝者:○レイ・セフォー

     

    第7試合 K-1 WORLD GP 2006 準決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト[第2試合勝者]
    3R判定 3-0
    ●アーネスト・ホースト[第3試合勝者]

    シュルトが勝つだろうと思いつつもホーストに勝って欲しいと願いながら見ていた
    のは私だけではないはず。

    対シュルト対策として見る側の人間として思いついたのは常に蹴りの間合いに
    いずにパンチの間合いで勝負すること。クロスレンジに常にいること。
    ハイリスクハイリターンですが、これまでシュルトと戦った選手の主な負けパターン
    としてヒットアンドアウェイを意識してか、シュルトの攻撃だけが有効な間合いに
    自分から移動してしまうこと。

    ホーストは1Rこれにならないように常に前に出たのだとは思いますが。
    やはりシュルトも技術を持った選手で細かいジャブと前蹴りヒザ蹴りを使って
    クロスレンジに居座らさせてくれませんでしたね。

    2Rで無理かな~、3Rを見て終わったと思いました。

    以前もブログで書きましたが、アンディとホーストは私が昔から尊敬していた選手。
    ホーストには心からお疲れ様と言いたい。

    それにしてもシュルト強いなあ。

    予想勝者:Xアーネスト・ホースト(準々決勝の後に予想)

     

    第8試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ●グラウベ・フェイトーザ[第4試合勝者]
    2R 1分02秒 TKO
    ○ピーター・アーツ※ボンヤスキー、レコが負傷のため

    K-1に限らずトーナメント方式の試合でリザーバーが
    本戦に出場するのは稀なこと。
    その稀なパターンでアーツが負傷欠場のレコとボンヤスキーに代わって参戦。
    グラウベも結構やりましたが地力でアーツが押し勝ちましたね。
    ここぞって時の勝負勘はやはりすごいですね、アーツは。

    予想勝者:○ピーター・アーツ(準々決勝の後に予想)
    ボンヤスキーが来ていた場合はグラウベの勝利を予想していた。

     

    第9試合 スーパーファイト K-1ルール3分3R延長1R

    ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
    3R判定 3-0
    ●ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイジム)

    あまり印象のない試合でした。
    TVで放送しましたっけ?

    予想勝者:Xポール・スロウィンスキー

     

    第10試合 K-1 WORLD GP 2006 決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト[第7試合勝者]
    3R判定 3-0
    ●ピーター・アーツ[第8試合勝者]

    このままもしかしたらアーツが奇跡の4度目優勝か?と期待するには十分な展開
    だっただけに、ドキドキしながら見ていました。
    2006年前半にはアーツはシュルトに判定勝ちを収めているだけに余計に
    そう思ってしまいました。

    しかし固い。クリンチをしないで組みつきを捌けるように練習したのでしょう、
    シュルトは接近戦でアーツに思うような動きをさせませんでした。

    結果はシュルトの判定勝ち。
    一晩にしてバンナ、ホースト、アーツというトップファイターを蹴散らしての優勝。
    これだけすごいなあと思ったのはホーストが3度目?に優勝したアンディ、
    バンナ、ミルコの3人に勝って優勝した時以来です。

    2006年前半はケチがついていたシュルトですが、最も大事なグランプリでの
    優勝でチャラにしましたね。

    予想勝者:Xピーター・アーツ(準決勝の後に予想)


    大会全体としても2002~2005よりもLVの高い選手が集まった大会だったので
    楽しんで見れました。
    ホーストのついでといってはなんですがベルナルドの引退式も
    行われたようですし、昔(10年来)からのファンにとっては
    感慨深い大会になったのではないでしょうか。

    10段階評価で10つけてもいいと思うくらい楽しめた大会でした。

    終わり

  • 水面下で激動する格闘技業界

    さて、今更な感がしますが、昨年大晦日の格闘技イベントで話題になった
    桜庭VS秋山の騒動。

    一般メディア(テレビ、新聞、雑誌)などではすぐには取りざたされなかった
    ものですが、インターネット上では凄いことになっていました。
    (桜庭VS秋山戦のメインレフェリーだった梅木レフェリーのブログが
    炎上、閉鎖)

    私自身も思うことがありましたが、第三者でしかないので憶測以上のことが
    いえないため静観していました。

    で、公式会見も行われたんですけども、ネット上で見る限り、受け入らざるを
    得ないけれども納得できない、という方が非常に多いようで。

    というか興行を存続させなくてはならない建前上、秋山の非をある程度
    認めることで場を沈めるという意図と取ってしまうようなもので。

    ここから私の個人的な感想を書いていきますが、あくまで個人的な感想であって
    真実ではないので勘違いなさらぬようご注意を。

    1

    最終的に秋山が保湿用クリームを塗っていたことを認めたわけですが、これが
    故意ではなく過失だったという主張が通ったわけですが。

    多くの格闘技経験者の方々が仰っていますが、打撃系の試合であれば顔に
    ワセリンを塗るのは普通のことなのですが、組技がある競技ではなんであろうと
    身体には一切の塗付物を使用するのは禁止というのが常識。

    それをプロのリングで「知らなかった」とは。

    例えば相撲でそんな滑るものを塗っていたらどうなるか、柔道で、柔術で、
    レスリングで。
    組み付きが成立しなくなるとは考えないのでしょうか。

    これは知らなかったですむ問題ではないと思っています。

    ”バッドで人を殴ったら死んでしまった。
    そんなに威力があるとは思わなかった。”

    そんなものと同LVのはなし。

    2

    実際にTV中継を見ていた人ならわかりますが、入場から試合終了までの
    一連の流れを見ていてもなんとなく不自然なのがわかると思います。

    まず、柔道着を着て入場した後のボディチェックがない。
    まあ、ここはたとえチェックがあったとしても見抜くのは難しいとは思いますが。
    (使用されていたものはサラサラ感のあるもので、汗や水分が含まれると
    急激にヌルヌル感が増すものらしい)

    タックルに行った後の桜庭の様子が何かおかしい。

    特に抵抗することなく桜庭がガードポジションから殴られ続けた。
    (TVの放送では聞き取れないが、レフェリーに対して滑ると猛抗議していた)

    試合終了後、握手もせず、健闘を称えあうこともせずに柔道着を着る秋山。
    (試合前はリスペクトしているような発言をしていたのに「なぜ?」)

    文句を言う桜庭。
    「すごいすべるって!」

    この流れが公式発表以前ではこの問題を限りなく黒に近いグレーと
    思い込んでしまう原因だったわけですが。

    実際黒でしたし。

    格闘技に詳しくない人で普通の終わり方ではないと感じたのでは
    ないでしょうか?
    まあ、プロレスでは遺恨勃発みたいな感じでこうゆうのもありますが。

    3

    正直試合前は秋山は桜庭に勝つと思っていました。
    (スミルノヴァス戦でボコボコにされた桜庭に対し、秋山は打撃で勝ち、
    柔道着を使用したとはいえマヌーフすら退けた)
    まっとうな試合が成立していたらの話ですが。

    しかし、試合内容は不自然なタックルの抜け方をする秋山。
    私はTVを見ていて「え?」と思いました。
    普通タックルを切るときは足を後方に引いて上半身を相手の上にかぶせて
    押しつぶすものですが、秋山がしたのはつかまれた足を上に引っこ抜くという
    前代未聞の荒業。
    ノゲイラのスピニングチョークを見た時くらいの衝撃。
    こんなことできるの?みたいな。

    で、レスリングベースの桜庭はそこから活路を見出すつもりだったのでしょうが、
    不自然な感覚に試合の中断を要求するも通らずそのまま試合終了。

    まあ、悪いのは秋山ですけど、桜庭も試合の中断を要求するタイミングが
    悪かったのは認めていることで。
    ネットでは梅木レフェリーが悪く言われていますけど、5秒も10秒も間が
    あったならともかく、1、2秒のわずかな時間があったからといってそこで
    試合を中断することはできなかったと思います。

    前例がなかったことだけに対処のしようがない。
    あれこれと考えているうちに試合は動いてしまった。
    そんな感じです。
    ファンの心理としては理解できなくもないですがヒートアップしすぎ。

    ちなみに格闘技界がこの問題に対して沈黙を保っている間、
    パンクラスグラバカの菊田選手がブログで意味のある発言をし、反響を
    呼んでいます。

    菊田早苗のブログ

    1月1~16の日記を是非。

    相手が身体になにかしら滑るものを塗っていた場合、タックルベースの選手が
    なすすべがなくなるというのが理解できると思います。

    菊田の記事を見ると桜庭の無念さが痛いほどよく理解できる。

    4

    私を含めて多くの格闘技ファンの人が思うことは、
    「勝てばいいってもんじゃない」ということ。
    実際には勝ち負け以前の問題でしたが。

    格闘技を競技として成立させて欲しいということ。

    いくらバーリトゥード(なんでもあり)といってもそれは定めてあるルールが
    これまでの格闘技に比べてなんでもありのように見えているだけで、武器とか
    そういうのを使ってしまったらそれはもはや競技ではなくただのケンカ。

    見るものにはなんの感動も与えることはできません。

    今回はそのケンカというか公開リンチショーみたいになってしまった。
    競技が成立しない反則を秋山が犯した。

    感動どころか不快感を感じてしまった。

    いろいろ書きましたが、要するに私は今回の件で

    秋山を格闘家として、
    漢としてもはや認めません。

    いや、もともとそんなにプッシュしていた選手ではありませんでしたけども。

    噂されていることは他にもまだあります。
    グローブに何かしこんでいたとか。

    FEGやTBSとグルだとか。

    まあ、そのへんは一個人では確かめようのないことですけども。

    なんにしてもこの問題を糧にしてその他のまじめな格闘家の方々は最低限の
    ルールを守って試合をして欲しいですね。
    それは選手自身も望んでいることでしょうけども。

    終わり