なんだか今年もすごいスピードで駆け抜けていく予感。
もう10日過ぎた…。
で、年末のDynamite!!2009の最後のエントリー。
予想的中率は9/18。
満足度は4/10ってところです。
まず面白いところよりもダメなところが多く印象に残ってしまいました。
大晦日に5時間放送する関係上試合数が多くなるのは仕方ありませんが、
もう2,3試合減らしてもよかったのではないでしょうか。
自分は録画したものをチマチマ見ていったので特に問題はありませんが、
会場で観戦した人は辛かったというか後半ダレたのではないでしょうか。
賛否両論ありますが、K-1甲子園をDynamite枠でやることに関しても「?」マークが付きます。
K-1甲子園はあくまでK-1とK-1MAXのコンテンツとして扱ったほうがストーリーも
作りやすいのではないでしょうか。
来年も大晦日が決勝戦なのかな?
DREAM対戦極の対抗戦もギャラリーにとってはイキナリ感が強く、
カード発表も例年よりさらに遅かったので、イマイチ乗れませんでした。
せめて年内最後のDREAMか戦極で発表されていれば、
大晦日は「ついに」といった気持ちで向かえられたのにな、と残念に思います。
あとはスーパーハルクトーナメント優勝者であるミノワマンにベルトも賞金もないといった、
まさにテレビの一企画でしかなかったオチや、魔裟斗や吉田の過去の試合は放送するのに、
一部のしょっぱい試合はダイジェストすら放送されないといった事は相変わらずTBSというかなんというか。
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個人的に特にダメだと思うのがいわゆる「青木事件」です。
この記事のエントリーした日からわかるように大晦日からは大分たっているので、
ネットでどのように騒がれていたのかは多少なりとも把握した上での意見です。
おおまかに青木に対する批判的な意見を大別すると
- 腕を折ったことも試合後の侮辱行為両方ともいけない
- 腕を折ったことは仕方が無いが侮辱行為はいけない
腕を折ったことを批判し侮辱行為は良いと言う意見は私の見た限りでは皆無でした。
また少数ですが、腕を折ったことも侮辱行為も肯定する意見もありました。
私の意見は上記の2となります。
格闘技である以上、パンチでケガをすることがあるように
関節技でタップしなければ折れることもあり得るという意見です。
もちろん折れる前に青木側からレフェリーに何らかのアクションがあってもいいような気もしますが、
それを察して止めるのがレフェリーであり、タオルを投げるセコンド陣がいるのです。
恐らく、今回は試合が始まってから1分弱しか時間が経ってなかったのでレフェリーもセコンドも
躊躇したという事も考えられますが。
今回のケースは「レフェリーはストップが早いことがあっても遅すぎる事はあってはならない」という原則を
破ってしまった形になります。
リアルタイムで進行する試合において難しい問題だとは思いますが、残念な結果になったということです。
一気に腕を折りにいった青木も悪いし、タップしなかった廣田も悪い。
止めれなかったレフェリーも悪い。タオルを投げなかったセコンドも悪い。
青木1人だけが悪者のように言われていますが、青木だけが原因で起きた事故ではなく、
現場の人間全てが複合的に原因がある事故ということです。
青木が腕を折ったことに対する私の意見は、腕を折る事を肯定するわけではありませんが、
今回の事故は格闘技の試合ならあり得る事故として仕方が無いと思っています。
パンチでだって眼窩底骨折とかあります。
ローキックでだって足が折れる場合もあります。(ひ骨とか)
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侮辱行為についてですが、個人的には強い嫌悪感を抱きました。
ネットで記事を読んでいると中には殺気があっていいとか、
もともと格闘技はこうゆうものとか肯定する意見がありました。
これは完全に個人の視点によって意見がバラつくのではないかと思います。
実際に競技をやっている人と見ているだけの人の意見が違うように、
格闘技にスポーツマンシップを求めている人とストリートファイトの延長だと思っている人の
違いだと思います。
私は競技経験はなく、ただの観戦者です。
しかもほとんど実際に見に行くことは無く、お茶の間のライトな視聴者です。
そしてどちらかというと格闘技にはスポーツマンシップを求めています。
割と格闘技とか見る程度のややライトな層です。
テレビでDynamiteを観戦した人のほとんどがそのライト層なのではないでしょうか。
その大多数の人が腕を折った後に相手に対して侮辱行為をするシーンを見て
かっこいいと感じているとは思えません。
私と同じく嫌悪感を抱いていると思っています。
あのシーンを見てハイテンションになるほど自分はサディスティックではありません^^;
グダグダ長くなりましたが、倒した相手にたいして侮辱行為をすることは
格闘技や武道において「礼」を欠くことですね、っていう意見です。
日本では昔から武道において大切なのは心技体の3つをバランスよく育てることだといわれています。
これは体育の柔道や剣道など学校の授業でも教わることなのではないでしょうか。
今回の青木の侮辱行為は心技体のうち「心」を欠いた行為であり、まさしく「技」に溺れたという話ですね。
青木のグラウンド「テクニック」は誰しもが認めるところですから。
後日、青木は謝罪を表明し、処罰も受けるとのことなのでとりあえずは
責任問題はこれで解決ということになります。
しかし、大晦日に気分の悪いものを見せ付けた事による一般層への格闘技の印象は
非常に悪いものになります。(一般の人が見ている前提で)
これは腕を折るシーンをあえてカットしなかったTBSに責任があると思います。
PRIDEが放送されていた時代、特に凄惨なシーン(シュルトvsハリなど)はフジはカットしていましたね。
注目を集められれば良いも悪いも関係ないという会社の方向性がほんの一瞬によく出ていると思いました。
とはいっても騒いでいたのはネットのみのようですが。
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さて、今年のDynamiteを総括すると全体としては可もなく不可もなく?
いやちょっと不可の部分が多かったです^^;
可の部分もありましたが、不可の方が目立ってしまうのは仕方がない事ですね。
とりあえずは2010年も各団体ともに存続はするようで、楽しみにしたいと思います。
うーん、総括と青木問題を分ければよかったかな?
文章が長すぎ…。
終わり