カテゴリー: K-1 MAX

  • Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~感想3

    ようやくDynamite!!最後の感想。

    第13試合 MMA
    ○ミルコ・クロコップvsチェ・ホンマン
    予想:○

    なんていうか、その、かみ合わない試合でしたね。
    ミルコがたびたび試合を止めたのもテンポを悪く感じさせる原因にもなりました。

    サークリング、ローキックに徹底しすぎなミルコと、追いきれないホンマン。
    ほぼミルコの逃げ撃ちゲームのようなものでした。

    それにしてもホンマン。
    去年のヒョードル戦の時と比べると本当に線が細くなって、迫力というか
    気迫みたいなものを感じられなくなりました。
    やはり兵役免除による韓国人からのバッシングと手術による精神力、体力低下が
    もろに影響しているようです。
    個人的には少し休んで身体を作ってから復帰して欲しいところですが…。

    ミルコの方はなんだか調子がいいのか悪いのかよくわかりませんでした。
    仮にDREAMでヘビー級王者決定戦があるとして、今のミルコではアリスターもですが
    シュルト、ハリトーノフに勝てる気がしません。
    なんかヘビー級は上の選手と下の選手の実力差がハッキリしすぎているので
    中堅選手が欲しいところですよね…。

    第14試合 K-1
    武蔵vsゲガール・ムサシ○
    予想:X

    ムサシがここまで打撃ができるというのも驚きでしたが、
    武蔵の方がこんなに脆いことにも驚きでした。
    何キロで試合をしたのかは分かりませんが、パワーでもスピードでも
    ムサシの方が上に見えました。

    分かっていたことですが武蔵はパンチでの打ち合い、ボクシング的な部分では
    かなりダメダメ感がありました。
    そこへ相手をローキックで止めれず前へ前へと進んでこられると、
    あとはジリ貧な展開に。
    最終的には攻撃をまとめられKO。

    正直、武蔵はこの試合は絶対落としちゃいけない一戦だったと思います。
    武蔵もここまでか、と思わされるに十分な内容でした。
    皮肉を言いながらも武蔵を応援していた身としては残念ですが、
    もうそろそろ…っていうのを考えるべきときなのかもしれません。
    36を超えてアーツのように復活、というのはちょっと期待できないんですよね。

    今回、K-1選手がMMA選手にK-1ルールで負けたことは私にとって
    かなりK-1のイメージが悪くなりました。
    K-1はこんなものか、と。
    特に武蔵はボクシング的なテクニックがないのをキックでごまかしていると
    痛感させられましたし、他の選手も思いの他ガムシャラな攻撃に弱い。
    専門家が専門分野で勝てないっていうのはもう存在意義に関わる問題かと。

    第15試合 MMA
    ○ジェロム・レ・バンナvsマーク・ハント
    バンナ欠場により
    メルヴィン・マヌーフvsマーク・ハント○
    予想:X

    マヌーフの体重差を覆してのカウンターはお見事。
    しかし、いい加減直前オファーは止めて欲しいです。
    大会当日参戦を「勇気のチカラ」?しかも体重差50キロ?
    こんなマッチメークは本当に冗談としかいいようがないですね。

    他にもかなり体重差のあるカードがありましたが選手の安全面を
    考えて止めてもらいたいです。

    あれ?たしか2008年最初の頃にも直前オファーで
    試合しませんでしたっけ、マヌーフ。
    もしかしてマヌーフが試合させろとか言ってるんですかね?

    そしてハントは体重差があるからって相手をなめすぎです。
    かなり強引に攻めようとしていたみたいですが仇になってしまいましたね。
    プロレスからリアルファイトに復帰してからハントは負け通しじゃないですか?
    どこか壊れてしまったんでしょうか?
    昔のタフさがまるで感じられません。

    第16試合 MMA
    ○青木真也vsエディ・アルバレス
    予想:X

    予想を裏切る青木の完勝。
    青木のグラウンドテクニックは凄いを通りこして恐ろしい。
    ヒールホールドで極める直前にアルバレスは一回マウントを
    取っているのに一瞬で切り返して反撃。

    その話とは別に、アルバレスがグラウンドを拒否し間合いを離した際、
    座りながら追いかける図。
    私が思ったのは「キモい」ではなく「ふざけんな」でした。

    なんででしょう?
    桜庭や須藤が変な動きしたときは「アホかw」とかどちらかというと「喜」の
    感情が沸いてくるのに、今回の青木のトリッキーな動きには「怒」の感情が。
    やっぱり単純に青木のキャラが嫌いなだけなんでしょうか、私は。

    いつだったか、ルールは違いますけどマリオ・スペーヒーが座っている選手への
    打撃が禁止なのをいいことに中腰で接近するのを見て不愉快になった
    記憶があります。それに似た感情。
    作戦っていえば作戦ですけど、それってプロとしてどうなの?って話です。

    みなさんはこの試合をどう思いましたか?
    私はすごかったと思います。
    アルバレスを一瞬で極めれる選手なんてそうそういないでしょう。
    でも楽しくはありませんでした。
    「凄い」と「楽しい」は必ずしも一致しないと思わされた試合でした。

    第17試合 MMA
    ヨアキム・ハンセンvsJZカルバン
    ハンセン欠場により中止。

    ハンセンが前日倒れたそうです。
    原因不明の頭痛を訴え、脳に異常がある可能性があることから
    精密検査のためドクターストップ。

    正直このカードが本命だったので非常に残念です。

    第18試合 MMA
    ○田村潔司vs桜庭和志
    予想:X

    本当に同じ年齢?と疑いたくなるほど田村はピンピンしていました。
    一方の桜庭は相変わらずヒザのテーピングが痛々しい。
    まさに満身創痍な印象でした。

    内容的にはガードポジションで長く上を取りパウンドを打ち続けた
    田村の判定勝利。
    時折桜庭が腕十字などを仕掛けていましたが、動きが乏しく面白味の
    無い展開が続きました。
    パスガードするそぶりも無くガードポジションからパウンドを落とす田村と、
    腕を取ろうとしているのか力比べ状態で動かない桜庭。
    見ている分には退屈でした。

    試合展開がどうという印象よりもスタンドで桜庭が田村のローキックを受けた際、
    力なくよろけるのを見て「桜庭はやはり限界を超えている」という思いが。

    本当に試合できる身体なんでしょうか?
    HERO’S参戦時にも思いましたが、とっくに壊れていると思ってしまいました。

    私はPRIDEからMMAを見始めたクチなのでそれ以前のUWFとかはわからないので、
    主催者が意図したほど感情移入できませんでした。
    UWFを知っている人にはこの試合はやはり特別だったのでしょうか?
    いろんなブログを見ていてもそこらへんを具体的に書いているサイトを
    見つけることができませんでした。


    さて、えらい長い感想文になりましたがこれで全試合終了。
    もうちょっとあっさりに書いたほうがよかったかなと後悔しています;

    今大会の的中率は、4/17…。
    なんという的中率の悪さ。
    これだけ予想が外れたのは初めてかも?

    大会の点数としては2/10
    やはり試合数が多すぎて長時間だったことが中盤から後半にかけて
    見る側にも苦痛だったということ。
    それから私の本命カードが中止になったこと。
    まあ、適当な選手と代替試合をするよりはましですが。

    お祭り的なノリのはずのダイナマイトも元PRIDEの選手や実力のある選手が
    若干参戦したことであまりそうゆうノリで試合を見ることができず、
    通常の感覚でこの大会を見てしまったことが、あまり面白いと感じなかった
    原因かもしれません。

    だからポっと出たカードに「これに何の意図があるのか?」と感じてしまい、
    イマイチ乗れない状態に。
    お祭り用のカードだから意図なんて特にないのに。

    さらに面白く感じなかった理由にベテラン選手がほぼ全滅したというのも
    あります。
    勝負の世界だから仕方がありませんが、やはり残念というか寂しい思いが
    楽しい思いを上回りました。
    私も多くの人と同意見で、桜庭、武蔵、武田はそろそろ…という思いです。
    桜庭と同年齢の田村はまだやれると思いますが。

    これにて長文となったダイナマイトの感想は終わりですが最後に。
    視聴率にも現れているように、今回はダイナマイトよりも
    「ガキの使いやあらへんで」の「絶対に笑ってはいけない新聞社」の方が
    おもしろいと思いました。格闘技オタクの私ですら。
    それが今回のダイナマイトの満足度です。

    終わり

  • Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~感想2

    先日に引き続きDynamite!!の感想を。

    第7試合 K-1甲子園決勝
    HIROYAvs日下部竜也○

    準決勝の予想が外れたのでこの予想ははずれ。

    ○HIROYAvs卜部功也
    予想:X

    うーむ、自分判定だと2Rを卜部がとって30-29で卜部の勝ちだと
    思ったんですがねえ…。
    手数だけみると3Rも卜部だと思うんですが。

    みなさんはどう感じたでしょうか?

    印象に残ったのはHIROYAの強打ではなく卜部のテクニック。
    細かくスイッチングしたりコンビネーションをまとめたり。
    HIROYAが高校生最強を語るならそれらのテクニックを大技で崩して
    勝ってこそなのですが、判定では微妙。

    なんかまた物議を醸し出しそうな予感も。
    まあ、これがK-1っていばK-1ですね^^

    結果はともかく内容的には攻めっ気のあるいい試合でした。

    第8試合 MMA
    ○ボブ・サップvsキン肉マン太郎
    予想:X

    まあ、改めて言うことでもありませんが、こうゆうことをやっているからUFCのダナに
    日本のMMAはジョークだ、といわれるんですよね。
    コスプレは入場までにしておいてください。
    一部の選手が柔道着着たり、ロングスパッツはいたり
    シューズを着用するのには私は反対なんですよね。
    でないといつまでたっても公正なルールなんてできないと思います。

    試合内容について。
    テイクダウンするまでは素晴らしかったマン太郎。
    しかしそこから展開できないのが良くも悪くも日本人らしい。
    押さえ込みに集中しすぎて何度も膝蹴りを打てる場面を
    見逃していたように思えました。
    関節技も狙いにいくようには見えず、決定力不足の感が否めません。

    最近のサップはハッスルとかプロレスがメインで、MMAでは海外で数試合
    をこなしていたようですが連敗続きだったのでマン太郎が勝つかと
    予想しましたが、サップを舐めすぎていました。

    サップに何もさせずに完勝した藤田がやはり日本人の中では
    ずば抜けているんでしょうね。少なくとも当時は…。

    第9試合 MMA
    ○セーム・シュルトvsマイティ・モー
    予想:○

    K-1王者はMMAでも扱いが小さいですね。
    ダイジェスト放送でした。

    まあ、この予想は妥当なところじゃないでしょうか。
    経験値的にもシュルトの方が圧倒的に上ですし。

    モーは中途半端にMMAやらない方がいいと思います。
    じゃないとその他大勢のようにどっちつかずになってフェードアウトしてしまう
    気がしますね。
    グラウンドになってもポジショニングや関節技を気にする様子も無く
    ただ殴るために動いているといった印象でしたし。

    シュルトはK-1王者返り咲きを狙うようですが、ヘビー級が手薄なDREAMに
    強制派遣されるのでしょうか?

    第10試合 MMA
    ○桜井“マッハ”速人vs柴田勝頼
    予想:X

    まあ、この試合も勝ちを予想していたというよりは勝って欲しいという思いで
    ○をつけたんですけど^^;

    オープニングこそ会場を沸かせた柴田でしたが、やはりグラウンドになると
    防戦一方になるのは相変わらず。
    そこからは経験と技術に勝るマッハの独壇場。

    本来階級が上のはずの柴田が思っていたほどパワーを
    見せ付けられなかったのは減量による影響からでしょうか?
    この試合は何キロでの契約なのか分からないので、
    柴田がどれくらい減量してきたかわからないんですけど…。

    なんかこれだけ一方的に負けているのに「柴田頑張れ」って思ってしまうのは
    やっぱり私もプロレス好きだからなんでしょうかねw
    技術的にいえば最低ランクなんでしょうけど、やはり攻めに気持ちが入っていた。
    リングで技術ではなく感情を見せてくれるから柴田は私にとって魅力的なんでしょうね。

    一方キッチリ勝ちをモノにしたマッハは来年開催予定のDREAMウェルター級
    トーナメントの主役候補。
    適正階級での彼の強さにも期待。

    第11試合 K-1
    武田幸三vs川尻達也○
    予想:X

    K-1ルールなら武田有利か?と踏んでいたんですが見事に予想は外れました。
    川尻の勢いに武田が飲み込まれてしまった感じですね。
    捌くところを捌けず、当てたいところを当てれなかった武田。
    特に代名詞のローがほとんど当たってなかったようです。

    一方川尻はアッパー、とび膝蹴りと下からの攻撃を何度もクリーンヒット。
    そうゆう作戦だったのでしょうか?うまく試合を展開させていました。

    この試合もそうでしたが武田の打たれ弱さは年々ひどくなるばかり。
    そろそろ身体の事を考えてもいいのでは?とも思います。
    でも決して下がらずに打ち合いに行く武田だからこそ応援したい
    気持ちもあるのです。複雑な心境です。

    一方の川尻はリベンジする相手がたくさんいるライト級でやるのか、
    階級を上げてウェルター級GPに参戦するのか、動向が気になります。

    第12試合 K-1
    バダ・ハリvsアリスター・オーフレイム○
    予想:X

    ほとんど無傷で勝利のアリスター。
    総合での実力は高く評価していたつもりですが、K-1ルールでここまでの
    完勝をするとは思ってもみませんでした。

    結果は結果として。
    多くの方がおっしゃっている通り、K-1GP決勝戦から1ヶ月もたたない大晦日に、
    しかも2度もダウンした選手をリングに上げるのはいかがなものかと。
    アメリカではKO負けした選手は3ヶ月は試合できないというのに。

    負けたバダ・ハリをフォローするつもりはありませんが、今回はコンディション的に
    最悪の状態での対戦だったと思います。

    谷川さんは試合前の演出で「エンターテイメントと思われるのは心外」と
    言っていましたが、こうゆう選手の健康面を考えないオファーは
    「エンターテイメント」というよりも「性質の悪い冗談」に思えます。

    いまさらですがやはりバダ・ハリは出場停止処分にするべきだったかな、と。

    あ、自分の予想が外れたから言い訳してるんじゃないですよ;
    一般論として。
    K-1GP決勝戦の時のパフォーマンスならアリスターに勝つだろうと
    妄想したくなるじゃありませんか^^;

    さてさて、Dynamite!!の感想はあと一回続きますよ。
    つーか観るのもそろそろ飽きてきた…。
    やっぱり格闘技興行は6~8試合が妥当ですよ。

    続く

  • Dynamite!! ~勇気のチカラ2008~感想1

    今年ももう1週間がすぎました。こんばんは、tamo3です。
    ようやくネットができる場所に戻ってきました。
    遅ればせながら昨年の大晦日のDynamite!!の感想を書いていこうと思います。

    第1試合 MMA
    ○ミノワマンvsエロール・ジマーマン
    予想:X

    予想とは違う結果になりましたが、結果的には嬉しいところ。
    MMAの経験が浅いジマーマンの打撃をかいくぐりテイクダウンに
    成功したまではミノワマンお見事。

    しかしそこから極めるまでに時間がかかり、不安定な態勢ながらも
    ジマーマンの強烈なパウンドを何発も浴びての勝利。

    試合後にフラフラだったのが気になりますが、
    会場は盛り上がっていたようなのでトップバッターとしての役割は
    果たせたというところでしょうか?

    去年とは違っていい勝ち方をしたのでミノワマン好きとしては
    胸をなでおろしたところ。
    でも無差別級で試合するのはそろそろ止めにして欲しいんですが…。

    第2試合 K-1甲子園準決勝
    卜部功也vs日下部竜也○
    予想:X

    卜部の距離の取り方、ボクシングテクニックと日下部の下がらない闘争心に拍手。
    防御を捨てて戦う事全てを良いとは言いませんが、
    両者ともにアグレッシブで下手なK-1の試合よりも面白かったです。

    第3試合 K-1甲子園準決勝
    ○HIROYAvs嶋田翔太
    予想:○

    嶋田がリーチを活かした攻めで前半は押していました。
    少なくとも1Rの動きはとてもよかったです。
    ですが、ボディを効かされスタミナを削られていくと失速し、
    HIROYAが押し戻す展開に。

    お互いほとんど怯まないので見た感じで実ダメージを測ることは私はできず、
    手数でいえば嶋田ですが、クリーンヒットというか強打を浴びせていたのは
    HIROYAだったので微妙な判定をHIROYAが拾ったのは妥当ですかね?

    でもHIROYAの大振りの一発は相手にはプレッシャーになるかもしれませんが、
    端から見ているとテレフォンパンチくさいです。

    第4試合 K-1
    佐藤嘉洋vsアルトゥール・キシェンコ○
    予想:○

    思うに佐藤は自分と同じかそれに近いリーチを持つ選手や
    ローキックで前進を止められない選手がとても苦手なことを再認識
    させられた内容でした。

    この1年で佐藤は確かにパンチ力を上げてきたようですが、
    どうにもストレート系以外のパンチにはキレがないように見えます。
    ボディへの打ち分け(ヒザがあるからでしょうけど)、
    特にアッパーが全く見られませんでした。

    それに対してボクシング的な部分でキシェンコが一枚上手の印象を受けました。
    ですが、「やっぱりキシェンコの勝ちか」というほどイージーな印象はありません。

    2Rにパンチをクリーンヒットさせたキシェンコがそのまま判定勝ちしましたが、
    ローキックを喰らっても怯まないキシェンコだからこそ出来た攻撃。

    他の多くの選手はそのあたりで攻め手がなくなっていくのにキシェンコの
    我慢強さ(打たれ強さ?)はすさまじい。
    ザンビディスさえローをきかされると失速するというのに。

    ここで佐藤が勝てば来年も佐藤が魔裟斗を追いかけるという
    ストーリー展開だったのでしょうが、来年はキシェンコ中心の展開になりそうですね。
    キシェンコvsクラウス、ブアカーオも見てみたいカード。

    第5試合 MMA
    所英男vs中村大介○
    予想:○

    技術レベルでいえば互角、パワーで中村という単純な予想でした。
    適正階級がもともと違うのでパワー差は仕方ありませんが、
    予想以上に中村の腕十字のテクニックがすごく、見とれてしまいました。
    所も「ダメか?」と思うようなところからリバースし反撃するなど
    見せ場を作ってくれました。

    それにしても中村。これまでメディアにあまり出てこなかったから
    知りませんでしたけど、腕十字へと繋げるムーブはまるでシャオリンの
    寝技を見ているよう。
    膠着が多く、あまり面白味のないグラウンドの展開において、
    この攻防は私のような素人にも驚愕を与える魅力十分の動き。

    技術的にはわからなくてもなんとなく凄いと見せられるのは
    プロの格闘家でもそうそういません。

    これもお互い動きのある試合を身上としている中村と所だったからできた試合、
    つまりはかみ合った試合ということでしょうか。
    とてもいい試合だったと思います。

    ※後で知った情報
    所は腕を骨折したようです。フェザー級GP出場は微妙か?

    第6試合 MMA
    坂口征夫vsアンディ・オロゴン○
    予想:X

    腰投げでテイクダウンし、三角締めの態勢に持っていくまでは坂口お見事。
    しかし極めきれずに三角から腕十字に技を繋げるのに失敗したのは残念。

    極めきれずに相手を逃した後というのは、技をかけられた側よりも
    技をかけていた方が体力的、精神的にも負担が大きいもの。
    解説も「注意するべき」的なコメントをした直後に、アンディのアッパーが直撃、
    パウンドで追い討ちをくらいKO。
    結果論ですが坂口はあそこで一呼吸置けば違う結果になっていたかもしれませんね。

    あまり話題に上がりませんが、この試合も総合(坂口)対K-1(アンディ)の
    カードだったんですね。
    実はK-1勢は1勝だけ拾っていたというオチw

    試合数が多すぎるので3回に分けて書くことにしました。

    続く

  • K-1 WOLD MAX 2008 FINAL感想

    大会から大分たってしまいましたがK-1 MAX2008決勝戦の感想です。
    もちろんテレビで放送されたもののみ。

    大会終了後から今日までの裏事情は一通り仕入れていますが、
    その点は試合内容とは関係ないので特に触れていません。
    では。

    ○ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケンvsヴァージル・カラコダ
    予想:○

    テレビ未放送。

    小比類巻太信vsユーリ・メス○
    予想:X

    残念ながら小比類巻の戦い方は変わっていませんでした。
    ショートレンジになるとほぼ組み付くか膝蹴りの2択。
    ユーリにプレッシャー負けしたって所でしょうか。
    今回の戦いぶりを見るとちょっと期待できませんね…。
    ユーリ・メスも戦績だけ見てると格上ってわけでもないんですけどねえ。

    城戸康裕vsアルバート・クラウス○
    予想:○

    無念のカットでのTKO負けの城戸。
    1R終了時点ではややクラウスかなーと思う程度で決定的な差はありませんでした。
    クラウスの2発目の膝蹴りは狙ってやったんだと思いますが、
    エグイというか勝ち方を知っているというかw

    城戸の方も試合を止めらると思ったのでしょう、膝蹴りを喰らった瞬間に叫びましたね。
    城戸はキャラ的にいいので是非頑張って来年も世界トーナメントまで出て欲しいです。

    ○魔裟斗vs佐藤嘉洋
    予想:○

    魔裟斗は勝つには勝ちましたが、かなり微妙でしたね。
    ダウンを奪われた後の反撃はたしかに凄まじいものがありましたが、
    内容的にはダウンを奪った佐藤がわずかに上の印象を受けます。
    が、ポイント的には1ポイント奪い返してる内容なのでドロー裁定は
    許容範囲かと。
    いろいろルールについて論争があったみたいですがここでは割合。

    延長ラウンドに関しては魔裟斗勝利で文句なし。
    スタミナ強化を徹底しているとはいえ、後半になっても動きが鈍らないのは
    他の日本人には真似できない芸当。
    瞬発力の持久力、これは他の格闘技を含めてもおそらく魔裟斗が
    最高なのではないでしょうか?日本人の中で。

    佐藤も来年は魔裟斗を喰えると思わせるには十分な内容でした。

    アンディ・サワーvsアルトゥール・キシェンコ○
    予想:X

    1R飛ばされた時点で延長と予想しましたが…。
    まさかキシェンコが勝つとは予想外。
    今大会から禁止になったロングスパッツの影響とは思いたくないですが、
    サワーがここで負けることを予想できた人はどれほどいたでしょうか?

    それでもあり得ない話というほどキシェンコが格下というわけでも
    ありませんですし。
    ただ本当予想外です。

    ○ブアカーオ・ポー.プラムックvsブラックマンバ
    予想:○

    テレビ未放送。
    一応リザーブファイトその2扱い。
    ここはキッチリブアカーオがTKO勝利。
    さすがのマンバも初のK-1ルールが王者クラスでは
    実力を発揮できなかったのでしょう…。
    動画を探して見てみますか。

    ○大月晴明vs梶原龍児
    予想:○

    テレビ未放送。
    売り出されてる方の勝ち。

    大宮司進vs上松大輔○
    予想:X

    テレビ未放送。
    秒殺勝利だったみたいですね。
    丸刈りマッチとか提案したりしてたので、もう少し粘った試合になるのかなーと
    おもいきや…。

    ○魔裟斗vsアルトゥール・キシェンコ
    予想:○

    残念ながらリザーバーの出番はなし。
    魔裟斗とキシェンコの組み合わせ時点で予想。
    まあ、ここまできたら魔裟斗頑張れって感じでしたけど。
    お互い延長Rを勝ち抜いての決勝戦なのでスタミナ面では五分五分ですが、
    ダウンを奪われている分魔裟斗の方がややダメージありの状態でスタート。
    キシェンコも大分ローが効かされていたみたいですが。

    この試合も魔裟斗は前へ前へと打ち合いへ。
    こうゆうアグレッシブを絵に描いたような戦い方は、通の方は
    バカにするかもしれませんが、私は大好きです。
    バカ野郎大好き。

    おかげで佐藤戦に引き続きお互い引かない打撃戦となり、
    とても見ごたえのある試合になりました。
    これまた魔裟斗がダウンを奪われて盛り返すという展開になりましたが、
    同じく微妙にドロー裁定で延長へ。

    準決勝から合わせて8R目だというのにお互い動く動く。
    両者とも恐ろしいスタミナです。
    おそらくサワーが来ても同じ感じだったんでしょうけど;
    たださすがにお互いダメージは隠しようがない場面もありました。
    それでも逃げない両者に拍手を送りたいです。

    結果は知っての通り、魔裟斗が判定勝利。
    スカっとした勝ち方ではなかったですが、試合内容的にはどちらが勝っても
    おかしくないものだっただけに、試合中はテレビに釘付け状態でした。

    去年もそうだったんですけど、やっぱりK-1 MAXは面白い。
    それはやっぱり選手の平均的な技術レベルが高いのもあるんですけど、
    受けや逃げ(判定)に回らない姿勢があるからだと思います。
    それから2、3年前まではブアカーオとサワーが飛びぬけて強い印象がありましたが、
    今年は魔裟斗の他に佐藤とキシェンコも追いついてきた感じがあります。

    飛びぬけて強い選手がいないからこそ、来年はどうなるんだろう?といった
    期待感があります。
    今年もクラウスやザンビも紙一重といった感じがありましたし。
    二人を応援している身としては来年こそは優勝に絡んできて欲しいと願うばかりです^^

    大会全体としては9/10
    とても面白かったです。
    -1はルール説明の点で事後処理でゴタゴタがあったこと。
    「ヤラセじゃん」とあまり詳しくない方々に勘違いさせたのはファンとしては
    ガッカリするところです。
    リアルの知り合いも、あれヤラセ?とか聞いてきましたし;
    試合内容的には自分的に満点。
    来年も楽しみです。

    追記
    K-1甲子園の事をすっかり忘れていました。
    あれは評価の対象外ってことで;

  • K-1 WOLD MAX 2008 FINAL予想

    こちらも駆け足気味にさらっと予想を。

    ○ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケンvsヴァージル・カラコダ

    最近見る機会のなかったホルツケンですがあてずっぽう的にビット。
    カラコダは強いイメージもありますが、足技の強い選手は苦手なイメージが。

    ○小比類巻太信vsユーリ・メス

    頑張る小比類巻の姿を見て復活を祈ってみる。
    ただし戦い方が今までと同じようだとそれもキツイか。
    名前と共に戦い方も一新していることを願う。

    城戸康裕vsアルバート・クラウス○

    勢いと伸びしろのある城戸が勝ちそうな気もするが経験の差でクラウス勝利を予想。

    ○魔裟斗vs佐藤嘉洋

    一般的ファン層からの視点で予想。
    コア層では佐藤有利の声もあるが経験と引き出し、スピードで魔裟斗有利は
    変わらないと思われる。

    ○アンディ・サワーvsアルトゥール・キシェンコ

    サワーが不調でない限りはキシェンコ不利の意見に同意。
    キシェンコが勝つ決定的な要素が私には見つけられません。

    ○ブアカーオ・ポー.プラムックvsブラックマンバ

    なんでブラックマンバがK-1出てるんですか^^;
    しかもいきなりブアカードですか。
    今年も連戦連戦のブアカーオが調子を落としていないといいですが。
    やはり実績からブアカーオ有利と予想。
    佐藤に負けを喫っしたといっても谷川Pが言うほど実力が落ちたとは思ってません。

    ○大月晴明vs梶原龍児

    どちらもよく知らないので予想できません。
    が、前回KO勝ちをした大月を予想してみます。

    ○大宮司進vs上松大輔

    スポンサーに後押しされてるのか上松はピックアップされまくりですが、
    実力がどうなのかはまだ測り知れず。
    大宮の方も同じ。
    不人気な大宮を予想してみます。

    決勝戦は月並みですが魔裟斗とサワーの試合を予想。
    ただしこの場合優勝しそうなのはまたサワーです。
    いい意味で予想を裏切ってくれることを願っていますが…。

    リザーバーからクラウスこないかな~と妄想してみたり。
    独り言レベルですが。

    では今晩を楽しみにして寝ましょうか。