カテゴリー: K-1

  • K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!感想

    周りの空気を無視していきます今日も。

    ダイナマイト2006の感想~。

    K-1 PREMIUM 2006 Dynamite!!
    12月31日(日)

    オープニングファイト HERO’Sルール 5分3R

    ●キム・ドンウック(韓国/Team Lazenca)
    3R 1分11秒 タップアウト(グランドパンチ)
    ○内藤 征弥(日本/和術慧舟會) 

    TV放送なし。

     

    第0試合 HERO’Sルール 5分3R

    ●金子 賢(日本/フリー)
    判定3-0
    ○アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

    素人同士の対決と銘打ってますが、練習歴だけは両者とも結構長いんですよね。
    金子は何度かテイクダウンに成功するも攻めきれず、逆にスタンドで
    ローキックを何度もくらい動きが鈍りアンディペースに。
    K-1の試合見てて思ったんですけど、アンディ普通に強いですよね。
    実戦経験が少ないだけで、身体能力はズバ抜けてると思います。
    結局打撃戦で優勢だったアンディの判定勝ち。
    金子はこれで格闘業引退で俳優業復帰。
    世間では酷評されている金子ですが、素人としてはよくやったかな、と。
    多分アマ修斗からやっていればこんなにバッシング
    くらわなかったと思うんですけどね。

    予想勝者:○アンディ・オロゴン

     

    第1試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○永田 克彦(日本/新日本プロレス)
    1R 4分12秒 TKO
    ●勝村 周一朗(日本/勝村道場) 

    結構楽しみだったカード。
    打撃を徹底的に練習してきたという永田とZSTのエース格の勝村。
    てっきりグラウンド対決になると思ったら打撃戦。
    やや体格差があるせいか永田のプレッシャーに勝村は押され気味でしたね。
    トリッキーな動きで翻弄しようとする勝村でしたが通用せず。
    膝蹴りを出したところをカウンターのパンチで叩き落されパウンド連打。
    そこでTKO。
    正直永田は強くなったなあと思いました。パンチ一発一発に重みがあるというか。
    コンビネーションなどはまだまだだと思いますが、進歩は見られました。
    これからも楽しみ。
    勝村にも今回だけのゲスト参戦じゃなくて継続して出て欲しいですけど
    適正な階級がないので厳しいかな?

    予想勝者:○永田 克彦

     

    第2試合 HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長5分 85kg契約

    ●石澤 常光(日本/TEAM JAPAN)
    1R 2分48秒 KO
    ○金 泰泳(日本/正道会館)

    未だプロレスに幻想を抱いている私は石澤が勝つというより
    勝って欲しかったのですがw
    でも現実は残酷。またしても石澤は秒殺負け。
    もうね、タックルは遅いし間合いは中途半端だし。
    プロレスも廃業状態で石澤は練習してきてないんじゃないかって
    いうくらいのダメな動きでしたT-T

    予想勝者:X石澤 常光

     

    第3試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○所 英男(日本/チームゼスト)
    判定3-0
    ●ホイラー・グレイシー(ブラジル/グレイシーウマイタ) 

    2006年はストライカーとの対戦が多かった所は
    寝技の大御所グレイシーと対戦。
    今大会ではLVが一つ上の内容でした。
    山本キッドにKO負けして印象の悪いホイラーですが、
    グラウンドのテクニックはやはり健在。
    所も勢いで負けておらず、技の掛け合い返し合いの
    見ごたえのある展開に。
    判定では所の勝ちでしたが、やっぱりグレイシーは
    強いなと再認識した試合でもありました。

    予想勝者:○所 英男

     

    第4試合 HERO’Sルール 5分3R

    ●曙(日本/チームヨコヅナ)
    1R 1分02秒 アームロック
    ○ジャイアント・シルバ(ブラジル/フリー) 

    もう一般の人も「今年はどういった負けっぷりを見せるのか」で
    話題持ちきりの曙の試合。
    一言でいうならば「情けない」です。
    総合で勝ちたいならそれに見合った身体作りをしなくてはいけないのに。
    相撲体型のままなんですよね。全然絞れてない。
    戦闘竜を見習ってほしいですよ。
    年齢的にもここから先に化ける可能性なし。
    ネタ扱いでOK。

    予想勝者:○ジャイアント・シルバ

     

    第5試合 K-1ルール 3分5R

    ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
    2R 1分28秒 TKO
    ●ニコラス・ペタス(デンマーク/スピリットジム) 

    久々のK-1復帰のペタスに勝って欲しかったのですが。
    この試合あたりからバダ・ハリはチョイ悪風のネタキャラじゃないって
    思いはじめましたね。
    キャラはワルって感じですが試合内容は正統派。
    これからが楽しみです。

    予想勝者:Xニコラス・ペタス

     

    第6試合 K-1ルール 3分5R

    ○武 蔵(日本/正道会館)
    3R 33秒 KO
    ●ランディ・キム(韓国/フリー)

    2006年全敗の武蔵は今回がデビュー戦のランディ。
    なにやら砲丸投げのトップアスリートらしいですけどね。
    いくら腕力が強くてもそのまま通用しないでしょ。
    武蔵もこんな相手を当てられてる時点で自分は情けないと
    思わないとダメです。

    予想勝者:○武 蔵

     

    第7試合 K-1ルール 3分5R

    ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
    判定 3-0
    ●ピーター・グラハム(オーストラリア/ムンダインズジム) 

    予想に反してグラハムは善戦しました。
    結果こそ負けですが、内容は常に前へ前へガンガン攻めて
    シュルトも時折押され気味でした。
    それにしてもK-1ワールドGP決勝戦から間も無いのにシュルトは
    よく調整してくるな~と思いました。

    予想勝者:○セーム・シュルト

     

    第8試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○須藤 元気(日本/ビバリーヒルズ柔術クラブ)
    1R 3分05秒 三角絞め
    ●ジャクソン・ページ(米国/Jackson’s Gym) 

    打撃戦で危ういシーンが何度かありましたが須藤元気がキッチリ
    一本で締めると突然の引退宣言。
    その兆候はありました。
    長い間首のケガで試合できない状態が続き、復帰戦のイアン・シャファーとの
    K-1ルールでの試合でバックスピンキックをアゴに喰らってKO負けした時。
    やばいなあ、と思ってみてました。
    直接的な理由はやはり首のケガの直り具合が思わしくなく、ここが引き時と
    思ったのでしょう。
    年齢的にはまだまだなだけに残念ではありますが、彼はエンターテイナー。
    リングの外での活躍にも期待します。

    予想勝者:○須藤 元気

     

    第9試合 HERO’Sルール 5分3R 70kg契約

    ○山本“KID”徳郁(日本/KILLER BEE)
    1R 3分46秒 KO
    ●イストバン・マヨロシュ(ハンガリー/FSPUデブレツェン) 

    アマレスで五輪を目指すキッドが今回のみのゲスト参戦。
    対戦相手はアマレスで金メダルのマヨロシュ。
    結果はキッドのKO勝利になってますけど。
    正直打撃で勝っても箔がつかないんじゃないでしょうか。
    押さえ込んでパウンドとか関節で勝ったなら凄いとも思いますけど。

    予想勝者:○山本“KID”徳郁

     

    第10試合 HERO’Sルール 5分3R

    ○チェ・ホンマン(韓国/フリー)
    1R 16秒 TKO
    ●ボビー・オロゴン(ナイジェリア/チームオロゴン)

    ネタ対決もここまでくるとなあ・・・。
    体格差を考慮してかボビーがグラウンドでパンチを数発くらった
    時点でレフェリーストップ。
    テレビだとわからないですけどレフェリー視点だとボビーの目はすでに
    とんでいたようです。
    まああのまま続けても勝てたとは思いませんしね。
    ナイスレフェリングです。

    予想勝者:○チェ・ホンマン

     

    第11試合 K-1ルール 3分5R 73kg契約

    ○魔裟斗(日本/シルバーウルフ)
    2R 2分22秒 KO
    ●鈴木 悟(日本/フリー)

    キックの魔裟斗とパンチの鈴木。
    ボクシング出身の選手としては割と早い段階でローキックに対応できるように
    なってきた鈴木ですが、さすが魔裟斗という感じでしょうか。
    それでもローキック、ローキックの嵐で3ダウンのTKO勝利。
    鈴木も相手は強すぎただけと割り切って次頑張って欲しいです。

    予想勝者:○魔裟斗

     

    メーンイベント HERO’Sルール 1R10分・2R5分・延長1R5分 85kg契約

    秋山 成勲(日本/フリー)
    ノーコンテスト
    ※試合後、秋山に不正が発覚したため失格
    桜庭 和志(日本/フリー)

    さまざまな物議を醸し出した歴史的問題の一戦。
    これについて書くと長くなりそうですねえ。

    というか以前この問題に関してブログ書いたので興味のある人は
    そっち見てください。

    もうなんていうか、選手として落ち目になりながらも桜庭は
    二つの意味でパイオニアですよ。
    一つ目は言うまでも無く日本における総合格闘技のパイオニア。
    二つ目はルール、不正に対するパイオニア。

    この問題が表面化しなければこれからもずーっと不正する人が
    いたんじゃないのかなと考えると恐ろしいです。


    まあダイナマイト自体お祭り的イベントなので、実力うんぬんというよりも
    お茶の間受けしそうな、日本人が多目の内容でした。

    そのせいか勝ち負けが予想しにくい組み合わせが少なく、
    11試合(メーンとオープニングファイト除く)中9試合が予想的中という結果に。

    まあ、わかりやすい試合というのが一般の視聴者が望むものですので
    仕方ないといえば仕方ないのですが、ハラハラ感はやはりプライドに
    比べてないですねえ。

    まあそんなライト感がヒーローズの売りなのでしょうし。
    これはこれで楽しめたのでいいです。メーン以外はね。
    メーン以外はそこそこ楽しめたので10点中6点つけてもいいかなと
    思いましたが、秋山のせいで10点中2点くらい。
    後味の悪さが最悪です。

  • K-1WORLD GP2006 FINAL感想

    すっごい今さら感がありすぎですが、最近やや時間があるのでいろいろ
    面倒くさい事を進めて行きたいと思います。
    まずは去年の年末からほったらかしにされている格闘技関連の感想などを。

    さすがに時間が経ちすぎてうろ覚えなところがありますが。
    試合に関するデータはスポナビ参照。

    K-1WORLD GP2006 FINAL

    オープニングファイト1~3

    TV放送無し。

     

    第1試合 スーパーファイト(リザーブファイト1) 3分3R延長1R

    ○ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ)
    1R 2分53秒 KO
    ●武  蔵(日本/正道会館)

    久しぶりに強いアーツが見れたと思った。
    逆に武蔵はもうそろそろ限界かな、と思った試合でもある。

    予想勝者:○ピーター・アーツ

     

    第2試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
    3R判定 3-0
    ●ジェロム・レ・バンナ(フランス/レ・バンナエクストリームチーム)

    バンナのプレッシャーを持ってしてもシュルトを打ちのめすのは不可能でした・・・。
    K-1トップファイターにシュルトが勝つたびにただ大きいだけではない、
    技術を併せ持ったファイターだと痛感させられます。
    でもバンナもおしい感じでした。
    “当たったら終わり”みたいなパンチ多かったですし。
    でも2Rにバンナがダウンしなかったら流れは分からなかったかも。

    予想勝者:Xジェロム・レ・バンナ 

     

    第3試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
    3R判定ドロー 延長R判定 3-0
    ●ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリージム)

    この大会で勝っても負けても引退のホースト。
    せめてハリッドには勝ってくれよという気持ちで試合を見てました。

    ガンガン前に出てくるハリッドに対してホーストは落ち着いてさばき、
    ローキックなどを中心に反撃する。
    正直ハリッドの勢いに飲まれるのではないか、と思うシーンもありましたが、
    最終的にはホーストがローキックを効かせてハリッドの勢いを殺し、
    後半優勢になり判定勝利。
    さすが匠の技。

    予想勝者:○アーネスト・ホースト

     

    第4試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
    1R 1分11秒 KO
    ●ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー)

    グラウベを代表する技、ブラジリアンキックで早くも1Rの序盤からカラエフは
    グロッキーに。
    そこから畳み掛けたグラウベのKO勝利。
    もう少し競る試合を予想していたので驚きでした。
    恐るべしブラジリアンキック。
    ちなみに私もヒザ関節は柔らかい方ですがマネできませんw

    予想勝者:Xルスラン・カラエフ

     

    第5試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー)
    3R判定 3-0
    ●ステファン“ブリッツ”レコ(ドイツ/ゴールデングローリージム)

    TVを見ていただけだと伝わってこなかったですが、金的を喰らったボンヤスキーの
    ダメージが深刻で一試合はさんで再開されたのは後日スポナビで知ったこと。
    TVでもすごい声出して苦しんでましたもんねえ。
    2回目なんてもう声を出せないほど悶絶してましたし。
    ちょっとあれは男として心配というかw笑えない・・・。
    ファウルカップしてるとはいえ潰れてないといいですねえ。

    さすがにダメージが深刻でいつも通りの戦いができないボンヤスキーと
    2回も金的やってしまって躊躇気味のレコ。
    どっちもどっちな試合でしたが反則の減点でレコの負けでした。

    予想勝者:○レミー・ボンヤスキー 

     

    第6試合 スーパーファイト(リザーブファイト2) K-1ルール3分3R延長1R

    ○レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
    1R 0分40秒 KO
    ●メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)

    まあリザーブファイトと銘打ってますが、実質関係ないですよね。
    90キロ前後での総合とK-1地区予選ではヤバイくらいの強さを見せる
    マヌーフでしたがセフォーの秒殺。
    体重もちょっと違いますけどまさかこれほどの秒殺を見せられるとは
    思っていませんでした。
    今年(2006)は調子の悪いセフォーでしたがやはりまだまだ健在ですね。

    予想勝者:○レイ・セフォー

     

    第7試合 K-1 WORLD GP 2006 準決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト[第2試合勝者]
    3R判定 3-0
    ●アーネスト・ホースト[第3試合勝者]

    シュルトが勝つだろうと思いつつもホーストに勝って欲しいと願いながら見ていた
    のは私だけではないはず。

    対シュルト対策として見る側の人間として思いついたのは常に蹴りの間合いに
    いずにパンチの間合いで勝負すること。クロスレンジに常にいること。
    ハイリスクハイリターンですが、これまでシュルトと戦った選手の主な負けパターン
    としてヒットアンドアウェイを意識してか、シュルトの攻撃だけが有効な間合いに
    自分から移動してしまうこと。

    ホーストは1Rこれにならないように常に前に出たのだとは思いますが。
    やはりシュルトも技術を持った選手で細かいジャブと前蹴りヒザ蹴りを使って
    クロスレンジに居座らさせてくれませんでしたね。

    2Rで無理かな~、3Rを見て終わったと思いました。

    以前もブログで書きましたが、アンディとホーストは私が昔から尊敬していた選手。
    ホーストには心からお疲れ様と言いたい。

    それにしてもシュルト強いなあ。

    予想勝者:Xアーネスト・ホースト(準々決勝の後に予想)

     

    第8試合 K-1 WORLD GP 2006 準々決勝 3分3R延長1R

    ●グラウベ・フェイトーザ[第4試合勝者]
    2R 1分02秒 TKO
    ○ピーター・アーツ※ボンヤスキー、レコが負傷のため

    K-1に限らずトーナメント方式の試合でリザーバーが
    本戦に出場するのは稀なこと。
    その稀なパターンでアーツが負傷欠場のレコとボンヤスキーに代わって参戦。
    グラウベも結構やりましたが地力でアーツが押し勝ちましたね。
    ここぞって時の勝負勘はやはりすごいですね、アーツは。

    予想勝者:○ピーター・アーツ(準々決勝の後に予想)
    ボンヤスキーが来ていた場合はグラウベの勝利を予想していた。

     

    第9試合 スーパーファイト K-1ルール3分3R延長1R

    ○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)
    3R判定 3-0
    ●ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイジム)

    あまり印象のない試合でした。
    TVで放送しましたっけ?

    予想勝者:Xポール・スロウィンスキー

     

    第10試合 K-1 WORLD GP 2006 決勝 3分3R延長1R

    ○セーム・シュルト[第7試合勝者]
    3R判定 3-0
    ●ピーター・アーツ[第8試合勝者]

    このままもしかしたらアーツが奇跡の4度目優勝か?と期待するには十分な展開
    だっただけに、ドキドキしながら見ていました。
    2006年前半にはアーツはシュルトに判定勝ちを収めているだけに余計に
    そう思ってしまいました。

    しかし固い。クリンチをしないで組みつきを捌けるように練習したのでしょう、
    シュルトは接近戦でアーツに思うような動きをさせませんでした。

    結果はシュルトの判定勝ち。
    一晩にしてバンナ、ホースト、アーツというトップファイターを蹴散らしての優勝。
    これだけすごいなあと思ったのはホーストが3度目?に優勝したアンディ、
    バンナ、ミルコの3人に勝って優勝した時以来です。

    2006年前半はケチがついていたシュルトですが、最も大事なグランプリでの
    優勝でチャラにしましたね。

    予想勝者:Xピーター・アーツ(準決勝の後に予想)


    大会全体としても2002~2005よりもLVの高い選手が集まった大会だったので
    楽しんで見れました。
    ホーストのついでといってはなんですがベルナルドの引退式も
    行われたようですし、昔(10年来)からのファンにとっては
    感慨深い大会になったのではないでしょうか。

    10段階評価で10つけてもいいと思うくらい楽しめた大会でした。

    終わり

  • 最近の格闘技の感想3 09/30 K-1ワールドGP開幕戦

    いまさらこんな記事を見る人もいないかとは思うんですが、書きかけですので。
    9月に行われたK-1ワールドGP開幕戦の感想です。
    もちろんTVで見た感想ですので。

     

    ルスラン・カラエフVSバダ・ハリ

    なにかとお騒がせなバダ・ハリですが、こーゆーワル系のキャラってのは
    いつの時代も一般受けするものなんですかねえ。
    K-1の舞台ではヒールって感じでもないですし。
    しかし煽り映像なんかの期待感とはうらはらに秒殺負け。
    確かにダウンした後のカラエフの蹴りは反則ですけど、カウント続行されていたら
    立たなくちゃならないのが試合です。
    それに反則ならそれを喰らった時に審判にアピールしないと死角で見えない
    なんてことはザラですので。
    カラエフの勝ちに文句ありません。

     

    ゲーリー・グッドリッジVSレミー・ボンヤスキー

    私は実力にそぐわないまぐれの2年連続のGP制覇を成し遂げたと思っている
    レミーへの評価ですが、この試合に関しては実力トップクラスにはいると
    思う内容でした。
    あのグッドリッジを相手にほぼパーフェクトゲーム。
    ときおりクロスレンジでボディを喰らって顔をゆがめるシーンもありましたが、
    レミーは試合の主導権を握り、自分の戦いができていたのではないでしょうか。
    私の酷評を覆す試合を決勝戦で期待します。

     

    グラウベ・フェイトーザVSポール・スロウィンスキー

    まあ、グラウベ強くなったな~と。
    それでもシュルトと戦ったら勝てないとは思いますけど。
    グラウベは上へ武蔵は下へいったこの大会でしたねえ。

     

    セーム・シュルトVSビヨン・ブレギー

    正直今大会のメンツの中ではシュルト攻略できそうなのはブレギーとバンナ
    くらいだと思ってたんですが・・・。
    なんのことはない、シュルトの圧勝でした。
    プライドのリングでも見てましたがシュルトの左ジャブは軽そうに見えて
    メチャクチャ痛いそうです。
    ブランコ・シカティックほどじゃないですけどまるで石のような拳の硬さだ
    そうですが・・・。
    そんなかんじでジャブで3ダウンTKO。
    心が折れたな・・・ブレギー。

     

    レイ・セフォーVSステファン”ブリッツ”レコ

    TVで放送してないので詳細はわかりませんが、レコは残りましたね~。
    プライドではまるでザコ扱いでしたが、やはりレコは打撃のみの試合でその真価を
    発揮する選手なんですね。
    今年は一番下の予選から来てるわけだし。
    レコは頑張ったなあ。
    セフォーはどうやらいつものパフォーマンスを発揮できていなかったようです。
    来年また頑張って欲しいですね。

     

    アーネスト・ホーストVS藤本裕介

    これが正真正銘最後の大会となるホースト。
    一度引退を決意したせいか、または年のせいか身体が一昨年と比べるとずいぶん
    太った印象を受けました。
    1Rは非常に動きが固く、藤本に押される展開に。
    最終的には3Rにはやや動きもかるくなり、ローキックで藤本にTKO勝ちを
    収めたものの、この調子では次の試合はきついかな、とも思う内容でした。
    3R途中まで判定だったら藤本勝つんじゃないかとか思うような劣勢な試合
    でした・・・。
    藤本はもしかしたら最後に日本人初のホースト超えをするんじゃないか??と
    期待もしましたが・・・。
    パンチラッシュだけでなく、キックで距離を作れるようになるのと・・・
    やっぱり一番はスタミナですかねえ;
    本人弱点を自覚してますけどw

    なにはともあれ、次のホーストのラストマッチ。
    アンディ・フグに次ぐ尊敬した選手の最後の大会、楽しみにしてます。

     

    武蔵VSハリッド”ディ・ファウスト”

    武蔵は相変わらずの戦い方なので最早何もいいませんが、作戦通りに運ばないと
    こうもズダボロになるものなのか・・・。
    現時点でファウストになら武蔵は判定で勝てると思っていたんですが。
    とにかく武蔵は手数が足りない。
    1くらったら10返すくらいの手数じゃないと単発で劣る日本人が打ち合いじゃ
    勝てないと思うんですけど。
    それはともかく手数が足りないのでそこをつけこまれていいパンチを貰い、
    グダグダの展開になるのは見ていても気の毒です。
    ムエタイ修行の成果も全く見れませんでした。
    酔っ払ってるので結構酷いこと書いてますが、それでも実は武蔵のことは応援
    してます。
    ミスター判定は判定で負けちゃいけません。判定では勝ってください。
    負けていいのはKOでだけですよ。
    手数でまさり、ポイントで優勢に立つ。
    その上で相手の焦りを狙って一発いいのをカウンター、そんな感じでいって
    欲しいですよね。
    現実にはそう計画的には行きませんが。
    来年ガンバレ。

     

    ジェロム・レ・バンナVSチェ・ホンマン

    私はバンナ大好き+ホンマン大嫌い派の人間ですが、やっぱ体格の差というのは
    バンナをもってしてもきついのがこの試合でわかりました。
    とにかくリーチの差があってなかなか攻撃をあてられない。
    ホンマンは通常の巨人タイプの選手とは違って一発を余り狙わずにボクシング
    スタイルの細かい連打で戦うのがスタイルとして確立してきているようでして。
    これがリーチのある選手の場合拳の弾幕みたいになって体格で劣る選手は
    懐に入れない入れない・・・。
    そんな感じの戦法の代表格がシュルトなんですけど。
    最終的には手数、アグレッシブさでバンナが判定で勝ちましたが・・・。
    バンナのコメントにもあったようにもう1,2年ホンマンがしっかりとした
    ボクシングテクニックを習得したら手が付けられなくなる可能性がありますね。
    現在のシュルトのような難攻不落の要塞のイメージが出来てきました。

    いろいろ書きましたが、あくまで個人的かつ、TVで見れる範囲での感想
    ですので、リアルで見た方とは若干違った意見かもしれないとともに、
    多少の勘違いは笑って許してください。

    K-1ワールドGP決勝戦は12月2日です!お忘れなく。

     

  • またかよ・・・K-1の判定おかしくね?

    6月3日に韓国ソウルで行われたK-1ソウル大会。
    大会の詳細についてはスポナビ見て。

     

    百歩譲って中迫とガオグライの試合はパンチが当たって転んだんでダウンと
    認めてやれそうですけど。

     

    シュルトとホンマンの試合。
    ホームジャッジじゃありませんかね・・・。

    どちらとも決めてには欠けていましたが、手数とローキックの有効打でシュルト
    の方が優勢だと思っていたのですが。

    それともホールディングの注意が判定を覆すほどだったのでしょうか?
    でも私の記憶では注意では判定に影響せず、警告のイエローカードから判定に
    影響するものだったような気がするのですが。

    ひいき目に見てもドローで延長というのが相場じゃないのだろうか?

     

    先日のオランダ・アムステルダム大会でもレミーとバンナの試合のおかしな
    判定結果。

    結局の所判定は後日覆され、バンナ勝利となったようですけど・・・。

     

    愚痴はさておき、日本の藤本が海外予選で初の優勝、そしてワールドGP開幕戦
    進出の快挙を成し遂げました。
    オランダ大会と比べるとぱっとした選手がいなかった大会ですが、
    それでもガオグライが出場していた大会での優勝ですのでいい結果だと
    思います。(ガオグライに勝ったのは中迫ですけど)
    去年のハワイ大会でも藤本は惜しいところまで行きましたし。
    もっとガンガン進んで欲しいです。

     

    個人的に日本人ナンバー2だと思っている富平が弱音を吐いてしまったオランダ
    大会、しかし次のソウル大会でまさか日本人が優勝するとは思いませんでした。

    これに触発されてまた富平が頑張ってくれればいいんですけどね。

  • K-1GP2005決勝戦の感想

    久々に地上波放送された格闘技番組。
    K-1GP2005決勝戦。
    今回の感想は一言。

    セーム・シュルト強すぎ。

    かつてのピーター・アーツを彷彿させるような圧倒的な試合展開。
    ただ大きいだけではなく、その体格を上手く使うためのスキの少ない小技を
    駆使して、相手に付け入る隙を与えない戦い方。
    体の大きい選手というのは一発に便りがちですが(サップやホンマンなんかそう)
    シュルトはそうではなく、空手仕込の細かい連打が強み。

    前々から思っていましたが、このリーチの差は圧倒的で対戦相手はやりづらい
    ことこの上ないと思います。
    このリーチの差をどうやって他の選手が攻略していくのか今後見物ですね。
    総合ではテイクダウンを奪うのが定石で、実際ヒョードルやハリトーノフ、
    ノゲイラなど全てグラウンドに持ち込んで勝利を収めていますが、
    スタンド打撃のみのK-1ルールでの場合、地道にローキックを打ち込んで
    TKOもしくは判定での勝利しか思い浮かばないですね。

    体格的に近いアーツやサップなどの場合大技で狙うのもアリかと思いますが、
    ボンヤスキーもグラウベも手も足も出ない始末。
    2002の夏に行われたダイナマイトでは判定決着の無いルールだったので
    かろうじてホーストがドローの結果に終わっていますが、
    実際はホーストすら突破口を見出せない戦いで、判定があったら明らかに
    シュルト勝利の試合だったそうです。(実際に見れていない)

    たしかに各メディアが騒ぐように、しばらくシュルト時代が続きそうな予感です。

     

    ちなみに今回優勝の予想をしていたのはアーツ。
    しかし、去年、一昨年と続いてケガでのアクシンデント発生。
    今回は試合後でしたが、次の試合へ進むことはできませんでした。
    残念。

    で、ウチの弟がシュルト優勝に賭けていました。
    賭け負けましたT-T
    はい。

     

    あとは相変わらず武蔵の試合の判定がおかしいなと。
    まあ、日本が会場ですのでどうしても日本びいきの判定になるのは仕方ないです。
    ボクシングなんかもっと地元の選手びいきだしね。

     

    各試合の感想は特に言いたいこともなく、バンナとアーツが潰し合ってしまった
    事意外はシュルトの強さばかりが目立った大会でした。

     

    余談ですが、しばらくプライドに主戦場を移していたステファン・レコがK-1
    に復帰しました。
    第二リザーブマッチというリザーブマッチの選手の勝者と敗者がどちらとも
    リザーバーになり得ない状況の場合のみのリザーバーのリザーバー扱いで
    試合が組まれていました。
    しかし・・・。
    負けてるじゃないかwwwレコ!
    ちょっと自分的にウケました。

     

    K-1の感想はこれで終わり。
    さらに追記しておくと年末のダイナマイトではシュルトがホーストに挑戦表明。
    指折りのつわもの同士の対戦なだけに、色物が多い年末イベントの中で
    一際強く興味を持てそうな試合です。