もうすぐ5月も終わりですね~。
で、この記事は去年の大晦日の男祭りの感想(オイ
時間がかかったというかDVDが出るまで待っていたわけです。
去年の大晦日の夜は仕事でしたし、スカパーに加入していたとしても
見れませんでしたし。
なにより楽しみにしていたカードがあったりここまで時期を逃してしまった
のだから、ようつべで放流されてるような画質で見たくない、というのもあって
今まで見るのをガマンしてました。
で、ようやくDVDを見終えたので感想、感想~。
PRIDE男祭り2006-FUMETSU-
2006年12月31日(日)
第1試合 PRIDEルール
○田村 潔司(日本/U-FILE CAMP)
1R 1分18秒 KO
●美濃輪 育久改めミノワマン(日本/フリー)
赤パン同士の対決。
以前はDEEPだかパンクラスで試合したそうな?
その頃は美濃輪は名前しか知らなかったなあ。
試合自体は単調な展開に。
パンチで飛び込む美濃輪にミドルキックで返す田村。
そのミドルキックが膝蹴り気味にパンチで伸びきった
美濃輪の右わき腹へ直撃。
前のめりというかうずくまるようにして倒れる美濃輪。
あの倒れ方は相当苦しかったはず。
多分まともに呼吸できてなかったんじゃないでしょうか。
よく漫画とかでボディに一発入れて動きを止めるシーンが
ありますけどリアルでだったら丁度こんな感じなんでしょうね。
別に気を失ってるわけじゃなくて苦しくて動けないだけ。
話が脱線しましたがうずくまる美濃輪に躊躇気味に
サッカーボールキックで追撃する田村。
レフェリーもなんだかよくわかってない感じで止めて試合終了。
止めるのが遅いと激昂する田村。
まあ確かにサッカーボールキックの追撃が入ったときにまともに
動かなかったのだから止めるべきだったのでしょうけど。
予想勝者:Xミノワマン
第2試合 PRIDE武士道ルール
○青木 真也(日本/パラエストラ東京)
1R 2分04秒 トライアングルチョーク
●ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントラインアカデミー)
プライドのライト級ではほぼトップクラスといっていい二人の対戦だったので
すごく楽しみでしたが、案外あっさりと試合は決まってしまいました。
それにしても青木のフットチョークから三角絞めへの技の移行はすごいですね。
身体が柔らかいのありますけど、また一つ柔術の面白い技を見せてもらったので
そこだけは楽しかったです。
正直ハンセンを応援していたので残念な結果ではあったのですが。
この日のハンセンはあまりいい動きをしてくれませんでした。
予想勝者:Xヨアキム・ハンセン
第3試合 PRIDE武士道ルール
○郷野 聡寛(日本/GRABAKA)
2R判定 2-1
●近藤 有己(日本/パンクラスism)
郷野の戦い方はアマチュアライクというか玄人好みな戦い方なんでしょうけど
なんかいやらしくて好きになれません。
上手いといえば上手いのでしょうけど、まあ実績もありますしね。
K-1MAXの佐藤みたいな感じでしょうか。
一定の距離感を崩さない、バクチを打たない、完全に自分のペースで試合をする。
まあタイプは違いますけどアローナとかもそうですよね。
近藤は郷野のペースを崩すことができずに微妙な判定負け。
近藤はもうちっと強引に攻めて欲しかったですね。
テイクダウンしてパウンドとかの展開があってもよかったのではないでしょうか。
まあどちらかというと近藤の戦い方もマイペースというか冷静なので、無理に
突っ込む戦い方をしないというのを知っていて郷野はそういう戦法をとったのかも
しれませんが。
予想勝者:X近藤 有己
第4試合 PRIDEルール
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュートボクセアカデミー)
3R判定 3-0
●中村 和裕(日本/吉田道場)
一言でいうと中村打撃つええ!
ショーグン寝技&組技うめええ!です。
ショーグンも踏みつけやパウンド、ヒザ蹴りで打撃が強いイメージがありますが、
この試合に限ってボクシングテクニックは中村が上回っていたと思います。
しかし組み合ってからのテイクダウン、そこからの打撃、寝技への派生の早さは
尋常じゃないというか。
中村にもチャンスがなかったわけではありませんでしたが、ショーグンが体勢を
立て直すのが早すぎてまともに攻めれませんでした。
判定は文句なしでショーグンの勝利。これは納得。
判定決着でしたが内容の濃い、いい試合でした。
予想勝者:○マウリシオ・ショーグン
第5試合 PRIDE武士道ルール
●川尻 達也(日本/T-BLOOD)
2R判定 0-3
○ギルバート・メレンデス(米国/ジェイク・シールズファイティング・チーム)
元修斗ウェルター級王者の川尻と(大晦日の時点では現だったか?)と
修斗世界上位ランカーのメレンデスの一戦。
メレンデスの試合は見たことがなかったので是非見たかったカードでしたが、
DVDが出るまでお預け状態でした。
両者ともに強打者で、序盤から激しい打ち合いに。
早いし重いし連打きくし、といったすさまじいパンチの打ち合いでしたね。
それで両者ともにカウンターを一回ずつ決めるんだから恐ろしい。
川尻がメレンデスにカウンターで右を合わせるとKO寸前まで
追い詰めたのですが、そこで決め切れなかったのかじょじょにメレンデスが
回復しペースを奪われ、判定負け。
うーん、でも一人くらいは川尻に入れるジャッジがいると思ったのですが、
3-0でしたね。まあ結果は変わりませんが。
正直この大会での個人的ベストバウト。
川尻ってプライドでトップ選手に負けが続いてるけどまた見たくなる。
名勝負製造機という感じです。
予想勝者:X川尻 達也
第6試合 PRIDEルール
○藤田 和之(日本/チームジャパン 藤田事務所)
1R 2分08秒 KO
●エルダリ・クルタニーゼ(グルジア/グルジアレスリング協会ナショナルチーム)
ちょっとお話になりませんねえ・・・。
クルタニーゼはアマレスで銀だか銅だかのメダル持ってるらしいですけど、
結局タックルを一回もとれないまま藤田の打撃数発で戦意喪失。
打撃のスパーリングをしてきた動きじゃないですね、あれは・・・。
藤田もネームバリューだけの選手に勝って満足しないで欲しいです。
予想勝者:○藤田 和之
第7試合 PRIDE武士道ルール
○五味 隆典(日本/久我山ラスカルジム)
1R 1分14秒 KO
●石田 光洋(日本/T-BLOOD)
五味の圧倒的強さを見せつけての勝利でした。
が、別に石田は弱いとは思っていません。
なんせ修斗ウェルター級世界1位ですもんね。
しかし火が付いたら止まらないのが五味。
一発いいのが入った後はもうあっという間でした。
それにしても吹っ飛ばしただけだと思っていた右でしたが、
あれはスマッシュ気味でしたねえ。
吹っ飛んで倒れたと思ったらスローモーションで見た石田の目は焦点が
合ってませんでした。
つまりスタンド打撃でほぼKOだったということですね。
恐ろしいw
予想勝者:○五味 隆典
第8試合 PRIDEルール
●吉田 秀彦(日本/吉田道場)
1R 7分50秒 TKO
○ジェームス・トンプソン(イギリス/チームトロジャン)
打撃に色気を出した吉田がパワー負け。
序盤はラッシュをかけてKO寸前まで追い込んだ吉田でしたが、
そこで倒せなかったのが致命的だったのか、攻め疲れを起こして失速。
パワーと体格で勝るトンプソンがじわじわとダメージを与えて逆転。
つうかトンプソンの打撃を受けて意識がすでに飛んでいたのかどうか
わかりませんけど、後半グラウンドで関節狙わなかったのはミスでしたね。
攻めが単調でしたし。
結局地力勝負になったので、もうすこし打撃とグラウンドをバランスよく攻めれば
リベンジできるのではないでしょうか。
あと柔道着を脱いで戦ったのは俺的には賞賛。やっぱ柔道着は
邪道だと思います。
予想勝者:X吉田 秀彦
第9試合 PRIDEルール
●ジョシュ・バーネット(米国/フリー)
3R判定 0-3
○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアントップチーム)
わずか4ヶ月でのノゲイラのリベンジマッチ。
今回はどうなるのかと思って楽しみにしていました。
ペースは完全にノゲイラペースでしたが、デスバレーボムを決めるなどジョシュも
魅せてくれました。
1Rの打撃戦で鼻血を出したジョシュがスタミナ切れを起こし、
1R後半から2Rまでノゲイラタイムに。
これが決定的でしたね。3Rに逆転しようと勝負に出たジョシュでしたが
フロントチョークを決めかけるも決めきれずに試合は終了。
でもノゲイラもジョシュも名勝負製造機なだけに今回もいい勝負でした。
かつてのノゲイラ対ヒーリング戦のように見応えのあるグラウンドの攻防でした。
予想勝者:○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
第10試合 ヘビー級タイトルマッチ PRIDEルール
○[王者]エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)
1R 8分16秒 羽根折り固め
●[挑戦者]マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)
もしかしてまたヒョードルの秒殺勝利か?>もしかしてハント勝っちゃうのか?
って見ながら思った試合でした。
さすがにヒョードルはハント相手にまともなスタンド打撃戦は挑みませんでしたね。
打撃で入ってすぐ組み付いて投げて倒すという戦法で攻めるヒョードルでしたが、
パワーが強い上に重いハントが相手だったのですっぽ抜けして何度か
グラウンドで下になる展開に。
そしてハントがV1アームロックで攻めたのには驚きw
このシーンには本当、ドキドキさせられました。
だってヒョードルは強すぎるからいい加減だれかこの皇帝を倒してくれって
思っていたので。
しかし決めきれずに今度はハントが下の展開になるとそこからはスピーディに
アームロックで仕上げたヒョードル。
結果はハントは負けましたが面白い試合でした。
予想勝者:○エメリヤーエンコ・ヒョードル
地上波放送が無くなったことで対戦カードに色物が消えたのは歓迎するところ
ですが、やはり地上波放送がないと盛り上がりに欠けたのは事実。
あまり友達の間では話題になりませんでした。
ダイナマイトの方はやはり曙の負けっぷり見たさにみんな見てたようですが・・・。
お祭りイベントとはいえ全体的に質のいいカードが揃っていたので地上波が
無かったのは本当に悔やまれるところなのですが。
藤田と吉田のカードがちょっとプロテクトくさいと思った組み合わせでしたが、
吉田は負けたのでやっぱり勝負はどうなるかわかりませんね。
それ以外はそれなりに楽しめました。
特に川尻対メレンデス、ノゲイラ対ジョシュの試合は見応えがありました。
来年は生で男祭り見たいと思うくらいの内容でしたね。
つーかこの二試合見ただけでDVD買った元を取った気分にさせられました。
リアルタイムで盛り上がれなかったので8/10くらいの点数ですが、
地上波放送していたら仲間内でもっと盛り上がれたと思うので本当なら満点です。
これで去年末から溜まっていた格闘技の感想は一通り書き終えました。
後日メインサイトにある過去の年末格闘技イベントの感想などをブログに
移行しますが、それらは水面下でやろうと思っています。
終