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  • 【感想】K-1 WORLD MAX 2010 FINAL(3)準決勝

    準決勝
    ×長島☆自演乙☆雄一郎vs.ジョルジオ・ペトロシアン○
    →×マイク・ザンビディスvs.ジョルジオ・ペトロシアン○
    予想:○

    結果は予想通りでしたが内容は予想外。
    戦前にザンビディスがここまで健闘するとは誰が予想したでしょうか。
    少なくとも私はザンビはペトロシアンに完封されると思っていました。
    ザンビを応援しておいてなんですが^^;

    一発で決めてやるという気迫のあるパンチを繰り出すザンビの攻撃に歓声が起こり、
    ペトロシアンはややアウェイな感じでしたが、それでもクリーンヒットを許さないペトロシアンの
    憎たらしいディフェンステクニックときたらもう。

    ただ2Rのヒザを出そうとしたペトロシアンに合わせたザンビの左ストレートは
    ダウンをとってもよかったのではないかと。
    もちろんダメージダウンではありませんが、パンチが当たって倒れたのだからルール的にはダウン。
    もしかしたら追い上げるペトロシアン、前にでるペトロシアンが見れたかもしれません。

    準決勝
    ×ドラゴvs.佐藤嘉洋○
    予想:○

    泥仕合といえば泥仕合ですけど、お互い手数も多く、1R終わり際には佐藤がドラゴから
    ダウンを取りかけたシーンもあり、そこそこ見れた試合だったのではないでしょうか。

    3Rにはポイントで優勢だった佐藤がドラゴから追い上げをくう場面があり、体力を温存しようとした思惑が
    よけいなダメージを食う結果になってしまいました。
    格闘技の試合ではほんのちょっとの気持ちの揺らぎが展開を変えることになるのが恐ろしい。
    解説の魔裟斗の言う通り、後ろに下がってはいけない相手に下がってしまったのが
    優勢だった佐藤の唯一のミスでしょう。
    他は圧倒ドラゴを圧倒していました。

    またドラゴの方もダメージをくらっても前へ前へと攻めを絶やさない根性に敬服。
    オランダ系キックの大会で人気があるのがわかります。
    高身長である佐藤のジャブからヒザという連携はドラゴからしてみれば
    ものすごく嫌な連携のはずでしょうし…。

    結果的に判定でも相手を倒すという気持ちの見れた試合はいいですね。

    この試合がそこまで退屈ではなかった私はちょっとキックオタクよりな見方になってるかもしれません。

    続く

  • 【感想】K-1 WORLD MAX 2010 FINAL(2)ワンマッチ他

    DREAMルール
    ○石井慧vs.アンズ・”ノトリアス”・ナンセン×→○石井慧vs.柴田勝頼×
    予想:×

    いろいろな面で問題と不満があった試合。
    まず前日にナンセンがドクターストップにより欠場が決定し、その代役として柴田が出場することになったこと。
    次にその柴田が二週間前の10月24日のDEEP50で中西良行にパウンドでTKO負けしていること。
    そして体重差。

    いくら石井を使って視聴率を稼ぎたいといってもこれはないでしょう。
    案の定柴田はいいところ無く惨敗し、石井は石井でまともな打撃戦をせずに一本勝ち。
    いくら元柔道金メダリスト相手とはいえ簡単にテイクダウンされる柴田も悪ければ、
    課題である打撃を体重差もあり打撃が本職ではない柴田相手に展開できなかった石井も悪い。

    なによりこんなマッチメイクをした主催者も悪い。

    だたの石井の顔見世でした。

    それにしても会場の静まり具合。
    そりゃK-1見に来た人たちからすればグラウンドなんて見たくもないですよね。
    関係ないですけどジャッジに小路晃の姿が見えました。
    解説の高坂と同様この試合のためだけに呼ばれたのでしょうか。
    だとしたらお疲れ様としかいいようがありませんねえ。

    スーパーファイト
    ○久保優太vs.HIROYA×
    予想:○

    最終ラウンドのみ放送。
    これだけを見て何がわかるというわけでもないんですけど、
    やはりHIROYAは同世代から1歩2歩遅れを感じます。
    それだけ63kgというか若い世代の選手の発掘が進んできたということでしょうか。
    HIROYAが売り出された時はまだ63kgの選手なんて誰も知りませんでしたし。

    とはいえまだ彼らは若い。
    1、2年後には大化けしている可能性も無きにしもあらずといったところでしょうか。

    スーパーファイト
    ○山本優弥vs.池本誠知×
    予想:○

    テレビ放送なし。
    ここは本職である山本が池本を仕留めたということでしょうか。

    追記:動画を見た後の感想

    ほぼ山本のワンサイドゲーム。
    まあ、経験の差を考えれば仕方なし。
    池本もダブルパンチなどトリッキーな技はやれるだけのことはやったのかな、と。

    MMAから打撃系に挑戦した選手のうち、通用した選手としない選手の違いは
    やはり攻撃面よりも防御面にあるのか、池本は山本のローキックをほとんどブロックできずに被弾しまくりでした。
    結果下から崩されて打ち合いに負ける、と。
    単純にそうではないにしても一因としてはあるかな~と思ってみました。

    リザーブファイト
    ○日菜太vs.アンドレ・ジダ×
    予想:○

    こちらもテレビ放送なし。
    youtubeでも動画見つからず。

    スポナビの試合経過を見るに日菜太のワンサイドゲームだったようです。
    起点となるのは三日月蹴りによるレバーへのダメージ。
    たしかDREAMでも菊野に三日月蹴りで主導権を奪われました。
    ジダの弱点はレバー?もしくは右ガードの甘さか。

    日菜太はその強さとは裏腹に、ファイトスタイルとキャラが使いにくいのか、
    ほとんどメディアに出ませんね。

    続く

  • 【感想】K-1 WORLD MAX 2010 FINAL(1)準々決勝

    まとまった時間がとりづらいので個別エントリーで感想を。

    ※準々決勝でエントリー

    トーナメント準々決勝
    ○マイク・ザンビディスvs.長島☆自演乙☆雄一郎×
    予想:×

    全体を通して自演乙はやるべきことをわかった上での動きを見せていました。
    しかしこの日はザンビディスの仕上がりがかつてないほどでした。
    自演乙はザンビのプレッシャーと細かなダメージで中盤からスリップが多く見られました。

    また、多くの人が感じているとおりパンチ、特にフックのスピードが比較にならない。
    もともとフックが得意のザンビでしたが、これほどキレのあるフックは見たことが無いような。

    3R、劣勢の自演乙が勝負に出たのは高評価。
    判定でなあなあで負ける選手が多い中で、リスクを背負ってでも勝ちに行ったのを私は見逃しませんよ。
    残念ながら結果は伴いませんでしたが自演乙にはプロフェッショナル魂を感じました。

    中距離から遠距離で牽制し変則的な打撃やカウンターを狙う自演乙に対し、
    やや愚直なザンビディスは相性が悪いか?と当初思っていましたが、
    この日のザンビはそんなものを吹き飛ばす勢いで勝利。

    痺れますな…。

    トーナメント準々決勝
    ×アルバート・クラウスvs.ジョルジオ・ペトロシアン○
    予想:○

    現時点で最善と思われる戦法で持って試合に臨んだクラウス。
    正直前回の試合の二の舞になるのでは?と思っていただけにクラウスの善戦に拍手。
    先の先が取れないなら後の先を取るという、手数を抑えて前進しプレッシャーをかけ、
    ペトロシアンの攻撃の隙を狙う戦い方でした。

    判定でクラウスは敗れましたが、ダメージ的には両者ともそれほどでもないように見えました。
    スタミナ的には両者とも疲弊する内容でしたが、ペトロシアンの防御と左ヒザが
    印象点で上だっただけの気もします。
    手数的には両者とも同じくらいでしたし、やはり攻撃を食らわなかったという差で
    ペトロシアンの勝利は文句のつけようがありませんね。

    それでも去年のK-1MAXでは手がつけられない印象があったペトロシアン相手に
    攻略の糸口が見えたのは大きいと思います。

    攻撃を食らわないペトロシアンにクラウスがどうやってダメージを与えるかという
    テレビの煽り通りにそこに視点がいってしまい、クラウスが一発当てただけで一喜一憂。

    変に緊張感のある試合でした。

    トーナメント準々決勝
    ○ドラゴvs.モハメド・カマル×
    予想:○

    ドラゴが2ダウンを奪い文句なしの判定勝利。

    しかしドラゴの髪型…。
    坊主というかぼっちゃん狩りというか。
    坊主にした後の伸ばし中でしょうか(笑)

    テレビではダイジェストでしたが、その部分だけ見てるといい意味で粗い試合の印象。
    ただの殴り合い蹴り合いな感じがしました。

    あれでKO決着で終わればいい試合だったのでしょうけど、結局判定。
    会場で見た人はさぞ煮え切らない思いだったでしょうね~。

    トーナメント準々決勝
    ×ミハウ・グロガフスキーvs.佐藤嘉洋○
    予想:○

    ホントにもう煽りに家族ネタ使うのは止めて欲しいです。
    選手と関係ないやん、てツッコミ入れたくなります。

    まあ、試合と関係ない批判は置いておいて。

    1,2Rは正直ドロー。
    3Rにようやく佐藤のローのダメージがグロガフスキーに現れてはっきり差がついたと思います。

    佐藤は当然ロー主体の攻めで有効なローを何発も当てていましたが、グロガフスキーがパンチで攻め込むと
    危なっかしいディフェンスで凌ぐシーンが何度もあり、大丈夫か?と思いながら見ていました。
    クリーンヒットはもらわなかったようですが、これが長リーチ選手の弊害でしょうか。
    攻撃をくらう間合いになかなか相手がこないが故のディフェンスの甘さというか。

    グロガフスキーはミドル級としてはなかなか身長とリーチがあり、正直もう1階級上の体つきの印象があります。
    パンチの回転など攻めに転じた時の圧力はなかなかでしたが、リーチの長い佐藤相手ということもあり、
    少々踏み込みが足りない攻めっぷりでした。

    試合全体の印象としては…まあ、なんというか、キックボクシングでしたねえ。

    続く

  • 【感想】DREAM15

    こちらもK-1 MAX2010ライト決勝と同じく間隔がかなり空きましたが感想を書き書き。

    第1試合 ミドル級
    中村和裕vs.カール・アモーゾ× 予想:○

    中村は残念ながらキッチリ一本はとれず。
    中村はテイクダウンを奪うもそこからの展開が作れず。
    アモーゾのディフェンスが思ったよりできるのか、固いのか、
    それともパワー差で中村が攻められないのか。
    ちょっと思い切りさが感じられない内容でした。
    試合後の疲弊っぷりを見ると中村の調整不足でしょうか?

    第2試合 フェザー級65.0kg
    石田光洋vs.DJ.taiki× 予想:×

    taikiも石田を「塩漬け」と酷評。
    私もtaikiと同意見。
    自分的にはtaikiが打撃で展開を作って欲しかったのですが、
    そうはさせない石田のネチっこさときたらもう。
    せっかく立ってもすぐにテイクダウンをされるtaikiが悪いのかテイクダウンしか狙わない
    石田が悪いのか判断つきませんが、抑える石田に暴れるtaikiという展開で
    正直見ててつまらないと思いました。
    いや、テイクダウンして押さえ込みする技術は評価できるんですけど、
    そこからの技に乏しいから生殺し状態になるというか。
    難しい注文をつけさせてもらえば、魅せるレスリングってのを見せて欲しいです。
    taikiは試合後ちょっといじけた感じでしたが、まだかみ合う選手はたくさんフェザーにはいるので、
    腐らずにがんばって欲しい。
    ウィッキーとか高谷とかとの試合を見たいです。

    第3試合フェザー級65.0kg
    小見川道大vs.ジョン・ヨンサム× 予想:○

    スタンドでグラウンドでほぼ完封といってもいい展開で一本を取った小見川。
    確かにこの強さならビビアーノとのタイトルマッチを組んでもいいかもと思ったり。
    今回は初参戦だったので次はタイトルに絡んできそうな強豪との試合を期待します。
    一年足らずでリマッチになってしまいますが、ハンセンをKoで下した高谷との
    次期挑戦者決定戦をやってほしいですね。

    第4試合 ライトヘビー級王座挑戦者決定戦1
    ×メルヴィン・マヌーフvs.水野竜也○ 予想:×

    これは完全に予想外。
    水野の勝利を予想できた人はどれくらいいるのか。
    最後に体格勝ちしたような印象がある水野ですが、
    序盤のマヌーフの打撃を耐え抜いた事は賞賛に値すると思います。
    しかし次の相手は…。
    一難去ってまた一難^^;
    ムサシは運で勝てるような甘い相手ではありませんが、勝負に絶対はない?ですよね(苦笑
    楽しみにしています。

    第5試合 ライトヘビー級王座挑戦者決定戦2
    ゲガール・ムサシvs.ジェイク・オブライエン× 予想:○

    UFCの実力者オブライエンのタックルをきりつつフロントチョークで一本。
    何しにきたんだオブライエン、こんなんでいいのか、と突込みを入れたくなるほどの秒殺。
    UFCを知っている人ならば「なにやってんだ」という罵声を浴びせるところですが、
    DREAMしか知らない人からすれば「なんだあのザコ」という印象でもおかしくない結末。
    まあ、ムサシが見事だったとしておきましょう。

    これでライトヘビー級タイトルマッチは水野vs.ムサシに決定。
    ヒョードルだって負けることがあるように、ムサシも絶対に勝てるという道理はありません。
    水野に頑張ってもらいたいですね!
    少なくとも日本人で重量級の大物と戦える経験ができる、
    少ないチャンスが巡ってくるだけでも特別です。

    第6試合 ライト級
    ×菊野克紀vs.J.Z.カルバン○ 予想:○

    自分の思っている以上に菊野の打撃がペースを握り、1Rは菊野優勢の印象。
    しかし、2Rにカルバンがテイクダウンを奪いバックを奪うとそれ以降はカルバンペースに。
    最終的にカルバンの戦略的ポイント勝ちとなりましたが、自分的にあの戦い方はいただけません。
    私的にはバックを取った後に攻めあぐねるのは膠着ともとれるのですが。
    菊野のディフェンスが固いのかカルバンの攻めが甘いのかキャッチも入らず。
    エスケープ困難で膠着気味のバックは取った側に判定で明確なポイントを与えるとかして
    早めのブレイクとかにルール改変して欲しいところですが。
    ダメなんですかねえ。バック取った後の試合展開はつまらないです。
    青木とかもそうなんですけど、無理に一本狙わずに逃がさないように動けば、
    10分でもポジションキープしていられそうなので。

    第7試合 ライト級タイトルマッチ
    ○青木真也vs.川尻達也× 予想:×

    予想は外れ、1R序盤に青木の一本勝ち。
    川尻はようやくたどり着いたタイトルマッチで早々とキブアップしたくないのか、
    アキレス腱固め風にクラッチされてから1分ほど耐えるも最終的にタップアウト。
    川尻を応援していたので残念です。
    川尻なら青木を捻じ伏せられると思っていたのですが、初手のテイクダウンからあそこまであっさりと
    足関をとられてしまうと、勝負に負けたというよりもジャンケンに負けたような印象です。

    今回勝った方がStrike Forceに出撃するという噂でしたが、果たして青木の次戦はSFかDREAMか。
    次期挑戦者候補のカルバンは今試合でDREAMとの契約が終了し、SFと契約したとのことなので、
    カルバンに負けた菊野が挑戦するのも微妙なものとなり事実上次期挑戦者不在の状況になってしまいました。
    去年、一昨年とDREAMのライト級で戦っていた面々は契約が終了するかフェザーに落とすなどで
    トップ戦線以外は空洞化状態。
    日本格闘技界はライト級まで手薄になってきた感があります。

    そんな中青木は今後どういった展望を考えているのでしょうか。
    戦うべき相手はほぼ倒してしまっただけに、目線は海外となるはずですが、
    メレンデスに返り討ちにされたばかりではすぐにまたSFに乗り込むという訳にもいかず、
    どうゆうふうに動くのか気になります。

    一方、長い時間アキレス腱固めを我慢していた川尻の足の怪我の具合ですが、
    どうやら骨には異常がなさそうで、それだけは幸いです。
    しばらくは歩けなさそうではありますが。
    本当ならば川尻に勝ってもらってSFのメレンデスにリベンジをしにいく方向に
    流れていって欲しかったのですが、それは適わず終い。

    やはり今年後半も日本MMAはフェザー中心で動いていくのでしょうか。

    今回の的中率は4/7
    半分越えたのでいい方でしょうか。
    満足度は3/10
    水野の頑張りに感動し、小見川の強さに驚愕したのがいい点。
    カルバンが勝利したものの、勝ち方がよくなかった事がイマイチ感を醸し出し、
    石田の塩漬けと青木の秒殺勝ちでテンションマイナス。
    同じ足関で決めるにしてもミノワマンと青木の大きな違いは
    それに至るまでにハラハラ感があるのかないのか、という点?
    はたまたキャラ的なものなのか?
    ミノワマンが足関をとると盛り上がるのに、なんででしょう?

    ちょっとした疑問を残しつつ今回の感想終わり。

  • 【感想】K-1 WORLD MAX 2010 ライト級トーナメント&ミドル級1回戦

    K-1 WORLD MAX 2010 ライト級トーナメント&ミドル級1回戦

    7.5 東京・国立代々木競技場第一体育館

    かなーり時間が空きましたが、時間ができたので感想をカキカキ。

    オープニングファイト1・-63Kg Japan Tournament FINAL 第3リザーブファイト
    ×麻原将平vs.谷山俊樹○ 予想:×

    オープニングファイト2
    ×タヒール・メンチチvs.小宮由紀博○ 予想:なし

    オープニングファイト3・-63Kg Japan Tournament FINAL 第2リザーブファイト
    “狂拳竹内裕二vs.卜部功也× 予想:×

    まあ、オープニングファイトの予想はいつもはしていないのでスルー。
    というか事前にオープニングファイトとリザーブファイトが混同してしまい、わけがわからなくなっていました。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準々決勝戦
    ×上松大輔vs.松本芳道○ 予想:○

    要所要所で魔裟斗ライクな連打を見せ、積極性を見せた上松でしたが、
    冷静にガードする松本がヒザなどで徐々に有効打を当てていく展開に。
    2Rでダウンを取られた上松は後がないせいか攻撃にやや荒さが目立っていました。
    逆に上松の連打の合間に放つ松本のボディへのヒザは狙いすましたように冷静で、
    ダメージが目に見えてわかる攻撃でした。
    身長差があるせいか松本がのけぞって上松の攻撃をかわすシーンが目立ちました。
    アゴが危ない印象です。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準々決勝戦
    久保優太vs.尾崎圭司× 予想:○

    想像以上に久保のリーチとディフェンステクニックが上手く、尾崎はほぼ手が出ない試合でした。
    回転系の博打で不利な状況を打開しようとした尾崎でしたが、久保のリーチがあるサウスポーというのが
    見た目以上にやり辛そうで完封されてしまいました。
    ディフェンステクニックだけでなく、長いリーチを生かした左ミドルキックなど攻撃面でも上手さを見せた
    久保の完勝でした。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準々決勝戦
    ×石川直生vs.才賀紀左衛門○ 予想:×

    ダイジェスト放送。
    やはり石川は負けてしまいましたか…。
    試合内容に関しては言うことは特になく、試合前の舌戦で私をムカつかせた才賀が
    プロレス的な煽りという点で評価。
    だからこそ石川を応援したい気持ちにもなりましたし。
    そういう感情的なところで煽れるのは才能だと思いますね。
    キックとK-1の違いが出てしまった試合でしょう。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準々決勝戦
    大和哲也vs.裕樹× 予想:×

    印象不足のため軽く見ていましたが、大和の拳はナチュラルストロング。
    豪腕といわれるほど無茶な打ち方はしていないように見えますし、
    ブランコ・シカティック、とまではいいませんが、天然の拳の強さを感じました(笑)

    -63Kg Japan Tournament FINAL 第2リザーブファイト
    ×渡辺一久vs.宮田和幸○ 予想:×

    まさかキッチリ放送されるとは思っていなかった試合です。
    宮田はダウンを奪い、キッチリ判定勝ちできるところをあわやというところまで追い込まれ、
    ぎりぎりの逃げ切り勝利。
    この試合を見た限り、宮田はパンチ、渡辺はキックに難があるのは変わりがないようで、
    まだまだ練習する必要があるようです。

    -70kg World Championship Tournament FINAL16
    ×アンドレ・ジダvs.長島☆自演乙☆雄一郎○ 予想:○

    長島の最後のボディへのまとめの印象点で判定勝ちしたように見えた結果。
    試合内容的にはほぼイーブンで延長戦でもおかしくはなかった気がします。
    ジダはスタミナ切れをしないように若干ペース配分をしていたように見えました。
    やはりお互い変則的な打撃が持ち味なだけに大振りの空振りが目立った試合でした。

    -70kg World Championship Tournament FINAL16
    佐藤嘉洋vs.山本優弥× 予想:○

    佐藤は試合に勝って勝負に負けたといったところでしょうか。
    やはりリーチを生かしローでペースを握る佐藤が有利に試合を運びましたが、
    それでもパンチで前に出る山本の戦い方にはグッとくるものがありました。
    感動したのとは別問題の有効打は佐藤が上なのはいうまでもなく。
    まあ、この試合は結果よりも内容に期待しておいてよかったと思います。
    勝ち負け以外で格闘技を楽しめる稀有な試合だったと思います。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準決勝戦
    松本芳道vs.久保優太× 予想:×

    サウスポーの久保に対してスイッチで撹乱できる松本が
    テクニックで判定勝ちできるかな、と思っていましたが久保の衝撃の左ハイキック。
    軽量級でここまできれいなハイで決まる試合は珍しいのではないかと。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 準決勝戦
    ×石川直生vs.裕樹
    ×才賀紀左衛門vs.大和哲也○ 予想:×

    この試合でも大和の強さが。
    乱打戦になるとこの拳の強さは脅威ですね。
    それとも拳が強いように勘違いするほどフックの振りに無駄がない
    完成されたものなんでしょうか?

    -70kg World Championship Tournament FINAL16
    アルバート・クラウスvs.中島弘貴× 予想:○

    ダイジェスト放送。
    クラウス相手に3R持ったのは評価できますが、その内容はどのようなものだったのか。
    1Rでダウンを取られた中島はパッと見追い上げる術もなく2R3Rと追い込まれ
    逃げ切っただけなのではないかと思ってしまいます。
    判定では大差が開いていたのでそんな邪推を。

    -63Kg Japan Tournament FINAL 決勝戦
    松本芳道vs.裕樹
    ×久保優太vs.大和哲也○ 予想:×

    1Rに久保が大和からダウンを奪い、そのまま久保ペースでいくかと思いきや
    ダメージを感じさせない大和の反撃。
    ポコポコ有効打を食らう大和ですが、反撃の一発一発は久保に明らかなダメージが見て取れました。
    試合途中までは大和が逆転するとは思わなかったので自分的には衝撃の逆転勝利。
    久保はダメージを食らうと逆に前に出て打ち合おうとする負けん気の強さが仇となった結末。
    しかし、前に出てきた久保との乱打戦を制したのは大和の拳。
    彼の拳の強さにばかり興味がいってしまうのは私の大いなる勘違いでしょうか?
    それはこの選手をもう少し長い時間見続ける必要がありそうです。

    60kgのライト級のトーナメントなのでこれほどまでにKOが生まれる大会になるとは思っていなかったので、
    よい意味で予想を覆してくれた今大会。
    点数は7/10
    軽量級ならざるKO劇を量産してくれた内容に高評価をつけたいです。
    しかしこれはあくまで日本人オンリーのトーナメント。
    彼らの中の何人がオランダやタイの強豪と勝負できるのか。
    期待と不安が混在しています。

    懸念があるとすればライト級はどういった面でミドル級と住み分けができるのか。
    正直今回はただ階級を細分化しただけの印象で、選手にとっては適正階級ができることでいい面があるでしょうが、
    一視聴者にはミドル級との区別さえつかないこの大会が一年きりのトーナメントにならないことを祈ります…。

    予想的中率はオープニングファイトを除く5/11
    トーナメントは相変わらず確率悪いですね><

    次はミドル級決勝、WORLD GP開幕戦。
    一年の半分がすでに過ぎてしまっていたという時間の早さにひっそりと驚愕。
    うむう。

    終わり