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  • K-1 WOLD MAX 2008 FINAL感想

    大会から大分たってしまいましたがK-1 MAX2008決勝戦の感想です。
    もちろんテレビで放送されたもののみ。

    大会終了後から今日までの裏事情は一通り仕入れていますが、
    その点は試合内容とは関係ないので特に触れていません。
    では。

    ○ニキー“ザ・ナチュラル”ホルツケンvsヴァージル・カラコダ
    予想:○

    テレビ未放送。

    小比類巻太信vsユーリ・メス○
    予想:X

    残念ながら小比類巻の戦い方は変わっていませんでした。
    ショートレンジになるとほぼ組み付くか膝蹴りの2択。
    ユーリにプレッシャー負けしたって所でしょうか。
    今回の戦いぶりを見るとちょっと期待できませんね…。
    ユーリ・メスも戦績だけ見てると格上ってわけでもないんですけどねえ。

    城戸康裕vsアルバート・クラウス○
    予想:○

    無念のカットでのTKO負けの城戸。
    1R終了時点ではややクラウスかなーと思う程度で決定的な差はありませんでした。
    クラウスの2発目の膝蹴りは狙ってやったんだと思いますが、
    エグイというか勝ち方を知っているというかw

    城戸の方も試合を止めらると思ったのでしょう、膝蹴りを喰らった瞬間に叫びましたね。
    城戸はキャラ的にいいので是非頑張って来年も世界トーナメントまで出て欲しいです。

    ○魔裟斗vs佐藤嘉洋
    予想:○

    魔裟斗は勝つには勝ちましたが、かなり微妙でしたね。
    ダウンを奪われた後の反撃はたしかに凄まじいものがありましたが、
    内容的にはダウンを奪った佐藤がわずかに上の印象を受けます。
    が、ポイント的には1ポイント奪い返してる内容なのでドロー裁定は
    許容範囲かと。
    いろいろルールについて論争があったみたいですがここでは割合。

    延長ラウンドに関しては魔裟斗勝利で文句なし。
    スタミナ強化を徹底しているとはいえ、後半になっても動きが鈍らないのは
    他の日本人には真似できない芸当。
    瞬発力の持久力、これは他の格闘技を含めてもおそらく魔裟斗が
    最高なのではないでしょうか?日本人の中で。

    佐藤も来年は魔裟斗を喰えると思わせるには十分な内容でした。

    アンディ・サワーvsアルトゥール・キシェンコ○
    予想:X

    1R飛ばされた時点で延長と予想しましたが…。
    まさかキシェンコが勝つとは予想外。
    今大会から禁止になったロングスパッツの影響とは思いたくないですが、
    サワーがここで負けることを予想できた人はどれほどいたでしょうか?

    それでもあり得ない話というほどキシェンコが格下というわけでも
    ありませんですし。
    ただ本当予想外です。

    ○ブアカーオ・ポー.プラムックvsブラックマンバ
    予想:○

    テレビ未放送。
    一応リザーブファイトその2扱い。
    ここはキッチリブアカーオがTKO勝利。
    さすがのマンバも初のK-1ルールが王者クラスでは
    実力を発揮できなかったのでしょう…。
    動画を探して見てみますか。

    ○大月晴明vs梶原龍児
    予想:○

    テレビ未放送。
    売り出されてる方の勝ち。

    大宮司進vs上松大輔○
    予想:X

    テレビ未放送。
    秒殺勝利だったみたいですね。
    丸刈りマッチとか提案したりしてたので、もう少し粘った試合になるのかなーと
    おもいきや…。

    ○魔裟斗vsアルトゥール・キシェンコ
    予想:○

    残念ながらリザーバーの出番はなし。
    魔裟斗とキシェンコの組み合わせ時点で予想。
    まあ、ここまできたら魔裟斗頑張れって感じでしたけど。
    お互い延長Rを勝ち抜いての決勝戦なのでスタミナ面では五分五分ですが、
    ダウンを奪われている分魔裟斗の方がややダメージありの状態でスタート。
    キシェンコも大分ローが効かされていたみたいですが。

    この試合も魔裟斗は前へ前へと打ち合いへ。
    こうゆうアグレッシブを絵に描いたような戦い方は、通の方は
    バカにするかもしれませんが、私は大好きです。
    バカ野郎大好き。

    おかげで佐藤戦に引き続きお互い引かない打撃戦となり、
    とても見ごたえのある試合になりました。
    これまた魔裟斗がダウンを奪われて盛り返すという展開になりましたが、
    同じく微妙にドロー裁定で延長へ。

    準決勝から合わせて8R目だというのにお互い動く動く。
    両者とも恐ろしいスタミナです。
    おそらくサワーが来ても同じ感じだったんでしょうけど;
    たださすがにお互いダメージは隠しようがない場面もありました。
    それでも逃げない両者に拍手を送りたいです。

    結果は知っての通り、魔裟斗が判定勝利。
    スカっとした勝ち方ではなかったですが、試合内容的にはどちらが勝っても
    おかしくないものだっただけに、試合中はテレビに釘付け状態でした。

    去年もそうだったんですけど、やっぱりK-1 MAXは面白い。
    それはやっぱり選手の平均的な技術レベルが高いのもあるんですけど、
    受けや逃げ(判定)に回らない姿勢があるからだと思います。
    それから2、3年前まではブアカーオとサワーが飛びぬけて強い印象がありましたが、
    今年は魔裟斗の他に佐藤とキシェンコも追いついてきた感じがあります。

    飛びぬけて強い選手がいないからこそ、来年はどうなるんだろう?といった
    期待感があります。
    今年もクラウスやザンビも紙一重といった感じがありましたし。
    二人を応援している身としては来年こそは優勝に絡んできて欲しいと願うばかりです^^

    大会全体としては9/10
    とても面白かったです。
    -1はルール説明の点で事後処理でゴタゴタがあったこと。
    「ヤラセじゃん」とあまり詳しくない方々に勘違いさせたのはファンとしては
    ガッカリするところです。
    リアルの知り合いも、あれヤラセ?とか聞いてきましたし;
    試合内容的には自分的に満点。
    来年も楽しみです。

    追記
    K-1甲子園の事をすっかり忘れていました。
    あれは評価の対象外ってことで;

  • K-1 WORLD GP 2008 FINAL16 感想

    9月末~10月1までは格闘技イベント目白押しで、テレビ未放送のものも含めて
    いろいろ脳内予想はしていますが、ちょっと記事にしきれませんね。

    とりあえずはK-1GP2008開幕戦の感想を。

    ○ザビット・サメドフvsファビアーノ・ダ・シルバ
    予想:○

    テレビ未放送。

    パク・ヨンスvsランディ・キム○
    予想:X

    テレビ未放送。

    ○ルスラン・カラエフvsハリッド“ディ・ファウスト”
    予想:X

    予想は外れましたがいい試合でした。
    倒し倒されの試合展開ですさまじい緊張感。
    先にファウストがカラエフからダウンを奪った時は「終わったかな」なんて
    思いましたが、そこからの逆転勝利。

    正直カラエフが調子を上げてきているのがわかりませんでした。
    今年は予選が放送されなかったり、見逃したり(おぃ)して
    いまいち予選大会を勝ちあがってきた選手の調子を把握しきれていませんでした;
    ネットで動画でも探しましょうか…。

    ○ジェロム・レ・バンナvs澤屋敷純一
    予想:○

    バンナが勝ちましたが、サークリングしてくる相手に対しての決定的な攻略法が
    ないまま終わってしまいました。
    澤屋敷の方も以前バンナに勝った時は「どうせマグレじゃない?」といった印象ですが、
    今回の戦法がバンナの穴だとすると、あながち前回の勝利もマグレではないかもしれません。
    10回に1回くらいは勝てそうな(←フォローになってない)気がします^^

    レイ・セフォーvsグーカン・サキ○
    予想:○

    テレビ放送なし。
    延長判定までいったのですね。
    セフォー、テレビ放送ではシュルトvsアーツ戦の時にちらっと映っていたので
    生き残ったのかと思ってしまいました;

    グラウベ・フェイトーザvsエロール・ジマーマン○
    予想:X

    サキに続きこちらも新世代が勝利。
    3Rこそガス欠でしたがアグレッシブにガンガン攻めるスタイルはなかなかいいです。
    若さの特権ですね;

    ○レミー・ボンヤスキーvsポール・スロウェンスキー
    予想:○

    こちらは古株ってほどじゃないけど常連のボンヤスキーが勝利。
    ダイジェストだったのでよくわかりませんが、なにやらスロウェンスキー側が
    判定に異を唱えているらしい?ただのクレーム?
    なんにせよ微妙な判定であることに違いはなさそうです。

    ○エヴェルトン・テイシェイラvs武蔵
    予想:X

    2Rで決まってしまった感がありました。
    ミスター判定の武蔵が後半に挽回するのは無理ですから><
    3R終盤はなかなかいい動きをしていた武蔵でしたが、タフなテイシェイラから
    ダウンを奪うにはいたらず。
    やはりまだ武蔵は本調子ではないのでしょうか。
    負け試合はやはりほとんどローが出ていないです。

    アーツとは違いこちらの願いは届かず><
    残念。頑張れ武蔵。

    ○バダ・ハリvsチェ・ホンマン
    予想:○

    結果はハリが勝ちましたが、内容的にはかなり危なかったものでした。
    ホンマンの身体能力がやはり超人的なのか、リスキーに攻めるハリの弱点なのか。
    一発で試合がひっくり返ってしまいそうな危うさがありました。

    ドロー判定時に棄権したホンマンですが、どうやら左わき腹は骨折はしていないらしく、
    むしろ決勝トーナメントのリザーバー狙いとかダイナマイト出場を睨んでの棄権らしいです。
    その思惑にはガッカリですが、病み上がりだし仕方がないか、という部分もあります。

    ハリの印象はゲームのストリーとファイターに例えるならば豪鬼。
    攻めは鬼のように強いが受けは紙。
    この試合を見ていて特に思いました。
    カラエフとかもそうですけど…。

    セーム・シュルトvsピーター・アーツ○
    予想:○

    おそらくほとんどの人が予想というよりは願いだったはず。
    人によってはここまで嫌われるシュルトに対して同情してしまうかもしれませんが、
    シュルトは強さは文句ないとしても、あまりにもストイックすぎる。
    誰と試合をしてもパターンはだいたい同じ。
    前蹴りとジャブで距離を置き、相手がつっこんできたらカウンター。
    突っ込んでこなかったら突っ込んでこなかったでそのまま判定勝ち。
    だからつまらない。
    キックボクシングルールでならば認めざるを得ない戦法ですが、
    積極性が問われるK-1としてはあまり推奨される戦い方ではありませんよね。

    実ダメージとしてはアーツの方が酷かったとは思いますが、積極性、手数などは
    アーツの方が上。
    そのダメージも効いてないアピールのためか攻める手を休めませんでした。
    試合を動かして事実上の主導権を握っていたのは間違いないと思いますので
    この判定に疑問はありません。(私見ですけど)

    生き残れば4連覇はほぼ確定的なシュルトが消えたことで、また混沌としてきました。
    シュルトには悪いですけど脱落してくれたおかげで決勝トーナメントが楽しみに
    なってきました。

    今回の大会は7/10
    アーツが勝ったこととカラエフvsファウストの試合で盛り上がれました。
    そこそこ面白かったです。
    予想数は6/11。(前田慶次郎vsソン・ミンホの試合は予想してなかった)
    半分程度ですね…。

    決勝トーナメントの組み合わせがすでに発表されましたが、その辺の予想はもう少し後で。

    ※10/11:試合順を実際のものに修正

  • DREAM6感想

    結論からいうと今回はメチャクチャ外しまくりました。
    感想はテレビで放送されたもののみです。

    ユン・ドンシクvsアンドリュース・ナカハラ○
    予想:X

    テレビ未放送。しかし結果にはビックリ。

    メルヴィン・マヌーフvsゲガール・ムサシ○
    予想:○

    もう少し打撃戦をするのかと思いきや組むとすぐにグラウンドへ。
    マヌーフは少し正直に打撃戦を挑みすぎたようですね。
    ムサシの方は臨機応変というか打撃戦から間接技へチェンジが早く、
    それでいてマヌーフのパワーにも押されないパワーがありました。
    バスターの際にも細かく後ろを見て受身を取るなど冷静さも
    際立っていました。
    ううむ。まさに二刀流。
    立ってヨシ、寝てヨシ。

    ○ホナウド・ジャカレイvsゼルグ“弁慶”ガレシック
    予想:○

    テイクダウンを許すとワンサイドゲームに。
    ある程度予想はしていましたが、ガレシックはもう少しジャカレイのテクニックに
    対抗できる(粘れる)かなと思っていたんですけど…。
    スタンドで打撃らしい打撃を出せなかったのもガレシックは悔やまれるところですね。

    ○中村K太郎vsアドリアーノ・マルチンス
    予想:X

    テレビ放送なし。

    ○セルゲイ・ハリトーノフvsマイティ・モー→ジミー・アンブリッツ
    22日の時点でモー欠場決定。
    予想:○

    対戦相手が変わっても並大抵の選手ではハリトーノフの敵ではないことは
    わかりきっていました。
    ましてや準備期間が一日もないのではどんな一流選手でも酷というもの。
    金のためとはいえアンブリッツもよく試合を引き受けたものだと思います。
    試合は語ることも多くなく、相変わらずの精度の高いボクシングテクニックで
    ハリトーノフの圧勝。
    ただケガ?でのブランクが長かったせいかお腹周りが重そうでした。
    トップ級の選手とやった場合、このままだと不安がありそうです。

    所英男vs山本篤○
    予想:X

    無理に打撃に付き合った感のある所でした。
    スピードのあるジャブでリズムを狂わされペースを握られたのが痛かったですね。
    結果論ですけど組み付きに行かなかった(いけなかった?)のが敗因でしょうか。
    グラウンドで上を取れたら所が勝っていたかも。

    ミノワマンvs船木誠勝○
    予想:X

    試合展開も予想外でしたが結果も予想外。
    まさかヒールホールドの取り合いとは。
    ちょっと一昔前の総合格闘技を見てるような感覚でした。
    お互い逃げないってところがまたプロレス的というかなんというか。

    こうゆうの大好きだ^^

    すみません元プロレスファンなんで。
    でも正直、船木は現役の中堅選手にも届かないと思います。

    ○桜井“マッハ”速人vs弘中邦佳
    予想:○

    テレビ放送なし。

    ○秋山成勲vs外岡真徳
    予想:○

    予想外に外岡は粘りましたが、内容的には秋山の圧勝にはかわりなく、
    プロレスでいうヒール、相撲でいう連勝モードの朝青龍(おぃ)みたいな感じです。
    極めれる所でわざと見逃してるんじゃないか、っていうくらい一方的に
    ネチネチ攻めていました。
    まるで極め技を選んでるような印象がありました。
    外岡の方は経験不足がもろに露呈する形になり、寝技対策が全くといっていいほど
    なっていませんでした。
    まあ、秋山が柔道着を着用していたというのもあるんでしょうけど。
    ですがまだ若いし正道会館なので、目指せ金泰永?です。

    ○青木真也vsトッド・ムーア
    予想:○

    まあ、当て馬的な人選でしたのであまり期待していませんでしたが。
    案の定青木の圧勝。
    しかし、こうゆう所で落とさないのもまた強さなんでしょうね。
    勝って当たり前の試合を勝つというのも選手にとってはプレッシャーでしょうし。
    さすがの一言。

    ミルコ・クロコップvsアリスター・オーフレイム
    予想:△

    予想外の金的ドロー。
    とはいえ1Rの内容だけでみるとアリスターの判定勝ちですね。
    まあ、アリスターが1R激強なのはいつものことで、
    そこから逆転負けばっかりなんですけど^^;

    試合が中断されるまでを見るとスタンドではお互いお見合い状態で決め手がなく、
    組合いからもつれこんでグラウンドでミルコが下になると、あとはもうくっついて我慢の子。
    うーむ。
    なんかミルコのディフェンス力が昔に逆戻りしてしまった感があります。
    逆にアリスターはガードの状態からも長いリーチを活かしてパウンドを落とし続け、
    細かくダメージを奪っていきましたね。
    下から間接技がある選手にはあそこまで無造作にパウンドは落とさないものなんですけど、
    やはりミルコの関節技は弱いと見切ってのパウンドなんでしょうね…。

    結果としては不完全燃焼に終わってしまいましたが、正直アリスターの強さよりも
    ミルコの弱体化が顕著にみれてしまい、違和感を感じます。
    PRIDE GP2006の時の鬼のような強さを知っている人にとっては更にでしょう。
    果たして再試合となるのか、それとも噂になっている引退なのか…。

    ミドル級GP決勝戦
    ○ゲガール・ムサシvsホナウド・ジャカレイ
    予想:○

    ええええ。
    予想が当たって嬉しい歓喜の声と、その終わり方に驚愕の声。
    パウンドで突っ込む選手に下からのカウンターの蹴り上げで失神KOは
    今まで見た事ないです。
    それが原因のケガでTKOというのはありましたが、失神はね…。
    ガレシック戦同様、ジャカレイが特に被弾せずにグラウンドの展開になったので、
    こいつはジャカレイで決まりかな~なんて思っていた矢先に蹴り上げでKO。
    本当、格闘技は何が起こるかわかりませんね。
    金的ドローも含めて。

    的中数は7/11。(ミルコvsアリスターがノーコンテストのため-1)
    あれ?思いのほかあたっている。
    所とミノワマンが負けた印象が大きすぎたんでしょうかね^^;
    キッチリ数えて初めて気がつきました。

    それにしても格闘技オタク以外の人に受けが悪そうな試合ばっかりで、
    テレビ視聴率的には大丈夫だったんでしょうか?
    なんか大会前にはサプライズが用意してあるといっていましたが、現段階では分からず。
    もしかしてヒョードル来場がサプライズ?
    え~…。試合が組まれてるのならともかく観客としてでは…。

    まあともかく、テレビ放送枠の試合に限っては可もなく不可もなくといった感じで。
    5/10点です。
    ただ、メンツ的に考えると満足度は低いですね。
    ミドル級GPの選手はコア層以外にはいまいちわからない選手ばかりで話題の
    中心になりそうな選手がパッと出てこないのがなんとも辛いところ。
    個人的にはミルコvsアリスターに期待していただけに白黒着かなかったのが
    やはり不満ですね。

    いい点を上げると、ムサシの成長振りには驚かされるものがあり、
    数年前に武士道で見た時と比べてずいぶん強くなった印象を受けます。
    数年前のマウリシオ・ショーグンみたいな勢いを感じています。
    しかし当の本人はK-1転向を示唆するコメントをしているので、
    DREAMという枠組みから飛び出してしまいそうな雰囲気があります;

    とりとめもない事を書き並べましたが感想はそんなところです。

    終わり

    ※10/11:試合順を実際のものに修正

  • DREAM5感想3

    中村大介vsアンディ・オロゴン

    急遽決まった対戦カード。
    中村は3日前に別の大会で試合をしたばかり。
    アンディは盗撮男を捕まえてニュースで話題になり突然出場。
    うーむ、中村はきちんと総合の練習をしているからまだましなものの、
    アンディはK-1ルールでしか練習していないはずなのに…。
    案の定まったく様にならないありさまで中村に極められてしまいましたね。
    アンディがしっかり練習してきたとしても中村のグラウンドテクニックに
    対抗できるとは思いませんが。
    別の相手とK-1ルールでやった方がまだマシなアンディでした。

    山崎剛vs所英男

    グラップラーの山崎相手でしたが打撃で所がベース掴みましたね。
    攻めきれないのは相変わらずですが、打撃をかじった選手にありがちな、
    打撃、組技、寝技の整合性がとれないという悪循環には陥らず、
    スムーズに一連の動きができていて、打撃が所の得意な寝技、組み技を
    殺していなかったのは拍手ものです。

    一方の山崎は打撃で大ダメージを喰らったせいか得意のグラウンドでも
    主導権を奪えずあまりいいところを見せられずに終わってしまいました。
    CAGE FORCEで見た試合ではもうちょっと強いイメージがありましたが
    これは所が強くなったという証拠でしょうか。

    ブラック・マンバvsヨアキム・ハンセン

    ライト級GPリザーブファイト。
    正直ハンセンが勝つにしても判定までいくのではないかと思っていました。
    しかしグラウンドになり早々と技をしかけるとマンバが全く我慢せずタップ。
    ちょっと意外な結末でした。

    大会から一週間ほど時間が経ってからの書き込みなので言えるのですが、
    正直マンバが弱いとか言われているのを聞いて、間違っていると思います。
    リーチの長いマンバから早々とテイクダウンを奪うのに成功したのは
    ハンセンの組技のテクニックと強いパワーがあったからだと思います。
    特にパワーは強いだけではなく経験からくる力の使いどころを
    熟知しているのも大きな強みだと思います。

    今回マンバがハンセンに完敗したことでマンバが過小評価されていますが、
    他の誰がやってもマンバを仕留めるのは苦労すると思います。
    これはマンバをけなすのではなくハンセンを評価するべきだと思っています。

    ヨアキム・ハンセンvs青木真也

    準決勝を勝ち抜いた青木とアルバレスの試合がアルバレスの負傷によりドクターストップ。
    アルバレスの対戦相手である川尻もTKOによる敗北のため戦闘不能。
    そこにリザーブマッチを勝ち抜いたハンセンが決勝戦へ。
    このへんは今更説明することでもありませんね><

    男祭り2006では青木がハンセンに圧勝。
    ですのでほとんどの人が青木勝利を予想していたはずです。
    ですが、私はハンセン勝利を予想していました。
    (最初からハンセンが決勝戦へくることは予想していません。
    あくまでのこの試合が決まってからです)

    理由はハンセンをずっと応援していたから。
    それにハンセンに“絶対”勝てる選手などいるわけないと思ったからです。
    いくら青木でも10回戦えば4回は負けるのではないでしょうか。
    もちろんたとえ話ですが、いくら前回圧勝したといっても実力的には
    この階級では頭一つ飛びぬけている選手はいなく、
    誰が勝ってもおかしくはないと思ったからです。
    結果は知っての通り。
    引き込みを狙っていた青木に向かって猪木アリ状態からパウンド。
    そこから連打でTKO。

    青木を応援していた人には悪いですけどTVの前で万歳して喜びました。
    格闘技番組を見ていてこんなに喜んだのはここ数年無かった出来事でした。
    多分青木が負けてガッカリした人の方が多いとは思うんですけど…。

    今回リザーバーが優勝したことでリザーブマッチの選定がおかしいとかどうとかという
    話がありましたが、言ってみれば宇野が2回戦から出場したこともおかしければ
    青木がカルバン戦の後に再試合になったこともおかしいし、
    そのあおりで青木対永田戦がずれこんだのもおかしいこと。

    本来厳正なトーナメントであるならば青木対永田戦の時に
    青木が負傷で出場不可能であれば対戦相手のカルバンが出てくるべきだし
    (出ないのではなく出れなかったんですけど)両者とも無理であれば永田の不戦勝、
    もしくは1回戦敗退組から代役を引っ張ってくるのがスジだと思うんですがどうでしょう?

    なんか青木批判の記事になってきた…。
    とまあ今回の優勝者であるハンセンを批判すべき理由はないのです。
    他にスジの通らないことがあったんですから。

    それにハンセンが優勝したとはいえこの階級のトップ戦線は実力が拮抗しており
    初防衛戦すら勝てるかどうかわかったもんじゃありません。
    次のタイトルマッチであっさり王者交代する事も十分あり得ます。

    有力候補はアルバレスですが修斗で消化不良に終わった川尻との戦いも見たいし
    青木、宇野のリベンジマッチでも面白い。
    個人的にはあっさりとリベンジマッチを組んでは欲しくないですが。

    青木が優勝を逃したことでDREAMの先が見えたなんてことは無く、
    むしろ混沌としてきて面白くなってきたとは思いませんか?
    やっぱり勝ち負けが戦う前から予想できてしまう試合なんて面白くない。
    どちらが勝つかわからないからリアルファイトは面白いと思います。

    今回は9/10
    もちろんハンセンが勝ったのが大きいですが、ムチャなカード編成があったのと、
    目玉であるミルコとKIDが出なかったことが減点対象です。
    ミルコとKIDの対戦相手次第ではこれより点数が減ることもありえたわけですが。

    終わり

  • DREAM5感想2

    さてさて、先日はヨアキム・ハンセンがチャンピオンになったのが嬉しくて
    先走った感想を書きましたが今回は地上波放送された試合の感想を
    順に書いていこうかと思います。

    マーク・ハントvsアリスター・オーフレイム

    ネームバリューでいうならばハントですが、コアな人達はだいたいアリスターの勝ちを
    予想していたのではないでしょうか。
    スタンドでの打撃戦であればハント有利もうなずけますが、トータルでは、
    特にグラウンドテクニックではアリスターが一枚上手でしたね~。
    変則V1アームロック、見事でした。
    1R最強男のアリスター、短期決着ならばミルコにも勝つ可能性大ですね。
    アリスターの能力値、スタミナが1というのはかなり的を得ていましたねw
    K-1ルールに続きMMAルールでの敗戦を喫したハントは今後どうなるのでしょうかね?
    気になります。

    青木真也vs宇野薫

    青木の完勝。残念ながら宇野は完封されてしまいましたね。
    ですが極まっていると思われたヒールホールドや三角締めを微妙にずらして凌いだ宇野も
    いい根性と粘りを見せてくれました。
    それにしても青木のヘビがカエルを飲み込むようなネチっこいテクを
    攻略するのは難しいですね。
    ライト級としては長身で長い手足がまた厄介で、並みの体格の人間が寝技で青木に
    対抗できる人っているんでしょうか?

    宇野でなくても青木と戦うならば打撃戦に活路を見出したかったところですが
    スタンドらしいスタンド戦は見られず。
    ここまで徹底してグラウンド戦しか見られない選手は今は珍しいですね。
    結構青木のことを賞賛していますが、彼のゆっくりと確実にしとめる
    グラウンドの攻めは個人的には嫌いです。
    過去にもかきましたが、いいポジションを取ってからの動きが確実すぎて
    展開が乏しく、パッと見、膠着状態にも見えます。
    できることならもっとアグレッシブな動きのあるグラウンドを。

    エディ・アルバレスvs川尻達也

    予想通りのバチバチの殴り合い。
    ジダ戦のようにアルバレスは不利になった後からの逆転勝利。
    フライvs高山戦を否定するような人たちからは受けが悪そうな展開でしたが、
    個人的にはいい試合だったと思います。
    一応突っ込んでいって殴りあっただけというわけではないですからね。

    マウントを取ったときに川尻が仕留められなかったのが大きな分岐点だったでしょうか。
    そこからスタンドに戻された後の打撃戦で川尻は沈んでしまいましたね。

    それにしても島田レフェリー、試合を止めるタイミングが遅かった。
    アルバレスがアピールしたように追い討ちをかます必要もなく川尻は半失神状態でした。
    今回のジャッジは悪いお手本ですね。

    柴田勝頼vs秋山成勲

    主催者側が後ろでいろいろやったであろうと邪推せざるを得ないカード。
    実力差がありすぎて勝ち負けを予想するのもバカらしい。
    とはいっても個人的には勝てないまでも柴田には意地をみせてもらいたかったのは事実。

    ほぼダメージを与えることなく柴田は袖車で白目をむき、
    泡を吐いて締め落とされたわけですが、スタンドでカスあたりとはいえパンチをあて、
    グラウンドでは一方的に攻められながらもタップアウトしない根性を見せてくれたので、
    プロレスファンとしては満足です。

    秋山に関しては勝って当然の相手だったので特に言うこともありませんが、
    いい加減柔道着を着用していいというルールをなくして欲しいです。
    今回秋山が柔道着を着て戦ったことでDREAMも原則的に柔道着OKっていうのが
    わかってしまったので残念です。
    柔道着を着てMMAルールで戦っていいのは日本くらいのものなので、
    そこらへんのルールくらいはワールドスタンダートに準じてもらいたいものです。

    ケージフォースを見習え。

    うーむ、柴田には頑張って欲しい。
    もっと強くなって勝って欲しいですが、現実的には厳しいというのもまた
    格闘技の世界の厳しいところで…。

    スタンドの打撃はなかなかいいものがあるように見えるのですが、プロレスラーなのに
    グラウンドテクニックがまるで無い。
    柔術をかじった形跡が全く無いので、せめてディフェンスだけでも柔術を習得して
    欲しいものですが。
    グラウンドで一方的に攻められるということがなくなれば、
    もう少し彼の得意な分野で戦えると思うのですが…。
    というかHERO’Sから続いてきた彼の居場所もDREAMではいよいよ
    厳しい状態になってしまいましたね。
    ネームバリュー的に修斗やDEEPで同LVの選手と…なんて展開はないだろうしな~。
    なんというジレンマ。プロレスラーに戻るしかないのでしょうか。

    残りの試合はまた後日に。

    続く