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  • 気持ちが落ち着いたからDREAM2の感想を書いた

    今さらですけど^^;
    前回の書き込みからだいぶ間が空きました。
    思うことはいろいろあったんですけど、DREAM2と3の間隔が短かったのと、
    当日放送ではなかったので、ネットで勝敗結果や雑感などを先に知ってしまったので
    いろいろ素直に見れなかったのですこし自分の気持ちが落ち着くまで寝かせておきましたw

    まずDREAM2は前回の記事でカルバンと青木の試合について感想を書きましたが、
    ちょっと熱くなってました。
    今冷静になってみるとかなり偏った感想でしたね。
    次の青木と永田の試合、どちらともがんばって欲しいです。
    でも青木プロテクト的な流れは個人的には公平には見えませんけど。
    (大会ルール的には負傷によりDREAM3に出れなかった青木の代わりにカルバンが
    勝ち上がらなければならないものの、これまたカルバンは試合の
    オファーを断った…という話)

     次

     

    桜庭vsアンドリュース・ナカハラ

    桜庭が勝ったのは素直に嬉しいです。
    が、やはりナカハラは当て馬的印象がぬぐえませんでした。
    もちろんなかなかテイクダウンを奪わせないナカハラのボディバランスやテクニックも
    バカにはできないのですが、いざテイクダウンを許してしまうとほぼなにも
    できないといった印象。

    今はまだまだですが、極真はナカハラをじっくり育てて欲しいですね。

     

    金泰永vsミノワマン

    地味に強いな~金。
    スタンドでは終始優勢でしたし、グラウンドでもガードが固くミノワマンが
    なかなか攻め込めない。
    結局スタンドでコツコツ打撃を当てた金の判定勝ち。

    本当、金は時代が違えばすごい選手になっていたと改めて痛感しました。

     

    マゴメド・スルタンアクメドフvsゼルグ“弁慶”ガレシック

    自分にとっては未知強のスルタンアクメドフですが、弁慶のまさかの一本勝ち。
    これは予想できませんでした。

     

    デニス・カーンvsゲガール・ムサシ

    これも予想できなかったです。
    まさかムサシの一本勝ち。
    試合後のカーンのコメントのように完全にミスですね。
    ちょっとごり押ししすぎな印象でした。

     

    ユン・ドンシクvs大山峻護

    どちらもじわじわと実力をつけてきた同士だっただけに非常に楽しみなカードでした。
    ですがユンの方が一枚上手でしたね。
    大山も最後攻め切れませんでしたが攻める姿勢はよかったと思います。
    (つってもダイジェストでしか見れてないですが;)

     

    田村潔司vs船木誠勝

    挑発しまくる船木、キレる田村。
    すごく短い試合でしたが、二人とも気迫はすごかったです。
    自分的にはUWFに思い入れがないのでイマイチ盛り上がれませんでしたが…。

     

    ホナウド・ジャカレイvsイアン・マーフィー

    これは実力差がありすぎて楽しめませんでした。
    噂の強豪柔術家ジャカレイに対してマーフィーは初のMMAということで
    いやな予感がしましたが、思っていた通り一方的な試合展開。

    今大会はプライドでトップ戦線に食い込めなかった中ランクの選手同士という
    実力が割りと近い同士での組み合わせがいくつかあったのでそこそこ楽しめました。
    アップセットもありましたし。
    ですが、あまりに実力差があるカードがあるとどうしても全体の印象としては悪いものに
    なってしまいました。

    いいところも悪いところもあった、そんな感想のDREAM2。
    個人的点数は5/10
    まだまだこれから。
    プライドだってヒーローズだって最初から盛り上がっていたわけじゃない。
    名勝負はこれからきっとある…はず??

    終わり

  • DREAM2青木対カルバン戦が気に食わない理由

    先日行われたDREAM2の地上波放送を見ました。
    その試合の一つの青木真也対J.Zカルバンの試合の感想です。

    なんというか青木の1R後半の攻めが気に入りませんでした。
    バックを取った後の展開です。
    足フックでがっちり固定した状態でバックからスリーパーを狙う青木と
    それを防ぐカルバンの状態。
    技術論的にいえばあのままバックでゆっくりと攻めたのは正解なのだと思います。
    直前に受けたパウンドのダメージも抜けてなかっただろうし。

    でも個人的に攻めの姿勢があるというのなら、とれないチョークに何分も費やすよりも
    腕を狙うなりなんなりと違うアクションを取って欲しかったのです。

    ここだけでこの試合の印象は悪くなりました。

    全体的に見ても青木の判定勝利であることは間違いありません。
    カルバンが優勢だったのはパウンドでラッシュしたときだけです。
    グラウンドの展開では終始青木ペースでした。
    しかしそのグラウンドの展開になったうちの何回かは青木が引き込んだのではなく
    カルバンが前に出て展開を作ったからです。

    そこに私はカルバンのプロ意識を感じました。

    前回のDREAM1での試合が止まるまでの数分の話ですが「かみ合わない」と
    正直思いました。
    お互いがお互いの領域で戦うことに拘りすぎていると感じました。

    今回の再戦ではお見合いをすることなくカルバンが仕掛けました。
    もちろん青木はそれを捌いてグラウンドにもっていきました。
    つまり青木の領域で戦うことをカルバンは選んだのです。(想像でしかありませんが)

    勝敗に徹すればカルバンの取った行動は自殺行為です。
    が、前回のような試合展開からすればつまらない(アクションの乏しい)試合展開に
    なると予想していたのか、いきなり前へ出ました。
    そこらへんがなんというか…くさい言い方をすれば粋に感じました。

    逆に青木は打ち合いに応じることはありませんでした。
    勝つためなら強打のカルバンとの打ち合いを避けるのは当然のことですが、
    ほとんどカルバンの領域で戦わなかった今回の青木が気に入りません。
    (青木が嫌いなわけではありません)

    ですので今回のこの試合は技術的、ポイント的にはハッキリ白黒ついているにも関わらず
    すっきりしません。
    これは私の選手に求めるものが普通の人と違うからなんでしょうが…。

     

    わかり辛いですが、私の好きな選手はヒース・ヒーリングやジョシュ・バーネットなど。
    (戦い方が)嫌いな選手が石田、ヒカルド・アローナなどです。
    前者がよくいえばプロ(見られる)意識を持っている、悪くいえば無謀、バカ。
    後者がよくいえば勝負に徹している、悪く言えば勝ち負け以外は
    どうでもいい内容でつまらない。

    このへんが格闘技ビジネスのジレンマっていうのでしょうか。
    人によって大きく意見が別れるとこなんですけど。
    勝ち負けにこだわるならアマチュアでやってください、
    プロなら見ている人を納得させる内容にしてください、ってこと。

    今回納得できなかった点は青木ばカルバンのバックから攻めあぐねた時にテンポよく
    次のアクションをとらずに、いいポジションだからって無駄に時間を費やしたことです。

    格闘技観戦好きの一意見として。

    終わり

  • DREAM2予想

    4月29日開催予定のDREAM2の勝敗予想です。

    ○桜庭 和志vsアンドリュース・ナカハラ

    腕ひしぎ十字で一本勝ち

    いくら極真の王者といっても初の総合で桜庭には手も足も出ないのではないでしょうか。
    多くの人が予想するように桜庭用の安牌かと。
    テイシェイラのようにK-1ルールでならば多少は期待していたんでしょうけど。

     

    ○田村 潔司vs船木 誠勝

    判定3-0

    UWFファン以外は全く興味が沸かないカードですね…。
    去年の金に敗けた田村と桜庭に敗けた船木を比べての予想ですが。

     

    ○デニス・カーンvsゲガール・ムサシ

    チョーク系で一本

    実績から予想しています。
    カーンがテイクダウンに成功したらワンサイドゲームになるんじゃないでしょうか?
    ゲガール・ムサシの印象はPRIDE武士道の時から変わっていないので今は
    どうなっていることやら。

     

    4/26追加

     

    金泰泳vsミノワマン○

    間接技で一本勝ち

    まあ、これも幻想という名の期待をこめて。
    打撃勝負なら明らかに金が上ですけど寝技勝負なら。
    というか、金のまともなグラップディフェンスってみたことないんですよね。
    田村戦の時はどっちかっていうと攻めていた方だし。

     
    マゴメド・スルタンアクメドフvsゼルグ“弁慶”ガレシック○

    スタンド打撃でTKOもしくはそこからパウンド

    大きな幻想を抱いていたのももう昔の話で、現実はこんなものかと
    落胆する試合ぶりが多いガレシックにもう一度幻想を。
    ここらできっちり勝たないと日本での試合のオファーすらなくなるかも。
    打撃のキレは噂にたがわぬものだと思うので、打撃で圧倒してほしいです。

     
    ユン・ドンシクvs大山峻護○

    判定3-0

    ここ2、3年の伸びは両者とも目をみはるものがあります。
    が、寝技に関してはユンの方がやや上の感じがします。
    逆に打撃は大山の方が勝っている「イメージ」があります。
    正直どちらが勝つかはわからないし、ファイトスタイルも似ているので
    自力勝負というか我慢比べの試合になるんじゃないでしょうか。

     
    ホナウド・ジャカレイvsフランク・トリッグ○

    ホナウドが戦績を見る限りMMAではトップファイターと戦っていないのが
    ネックでフランクを予想。
    三崎に勝ったというのもありますが、単純に経験値がフランクの方が上でしょう。
    ※トリッグ欠場により対戦カード変更

     

    ライト級GP一回戦
    青木真也vsJ.Z.カルバン○

    3/15のDREAM1と同じ予想。

  • DREAM1感想3

    第7試合 ワンマッチ
    ○ミルコ・クロコップvs水野竜也

    (TKO)

    大方の予想通りミルコの圧勝。
    私は水野勝利を予想しましたがw
    これでミルコが燃え尽き症候群から脱却できればいいのですが。

    それにしても日本人のヘビー級の実力者はみんな戦極にいっちゃってますが、
    マッチメイクはどうなるんでしょうか。
    かつてのミルコの強さを基準とするならば中途半端な選手では
    勝負にもならないし。
    日本人に相手がいなければ当然外国人が戦うのでしょうけど映像では
    マイティ・モー?チェ・ホンマン?K-1ルールならともかくMMAでは
    勝てそうにはない選手ですね。

    あと今回の水野勝利予想はUFCでのミルコのダメダメな戦いっぷりを見ての予想です。

     

    第8試合 ライト級グランプリ1回戦
    ○アンドレ・ジダvsエディ・アルバレス

    (TKO)

    今大会で一番のインパクトを残したのはアルバレス。
    私を含めてジダの勝利を予想した人は多かったようで、
    TKO負けの結果に驚いています。

    今回アルバレスがストライカーのジダに勝ったので次はグラップラー、
    しいていうならブスカペとやってほしいですね。
    下からの攻めにも対応できるのかがわかるでしょう。
    なんにしてもこれから先楽しみです。

     

    第9試合 ライト級グランプリ1回戦
    ○川尻達也vsブラックマンバ

    (判定)

    TVでフルに放送するのはどうだったのかな、と思う試合内容。
    お茶の間LVではただくっついているようにしか見えなかった試合なのでは。

    技術的にはいろいろやっていて川尻が攻めていたのはわかるのですが、
    攻め疲れとマンバの下からの小さなパンチと単発のヒザで試合後はどっちが
    勝者なのかわからないほどの川尻の疲弊ぶり。

    ポジショニングなどで川尻の判定勝ちは納得できるものの、
    実際のダメージソースとなる打撃を当てていたのはマンバ。
    攻め疲れによる川尻のスタミナロスはマンバが何かをしてロスしたわけじゃないので
    判定には影響しなかったのでしょうが、顔だけ見ると川尻のが負けたように
    見えてしまいました。一方のマンバはノーダメージにすら見えます。

    マンバのグラウンドでの粘り強さは川尻からしてみれば完全に計算外だったようで、
    だからといって途中で作戦を変えれるほど器用な選手でもないのであんな無理やりな
    テイクダウンをとりにいってたのでしょうね。

    川尻に対して厳しいコメントを書いた気がしますが、期待の裏返しですw
    というかマンバに楽に勝てる選手なんていないと思いますしね。

     

    第10試合 ライト級グランプリ1回戦
    △青木真也vsJ.Z.カルバン△

    (ノーコンテスト)

    まあ、なんというか最後がしまらないと拍子抜けするというか。
    最も望まない形での終幕となりました、ノーコンテスト試合。

    TVの映像を見る限りは後頭部や首を直撃はしてなかったと思うんですけどね。
    首と肩口の中間くらいの位置には入っているようですが、何を想像しようとも
    ノーコンテスト裁定は覆りませんしね。

    個人的見解としてはカルバンの反則ではなく青木の負傷によるドクターストップで
    カルバンの勝ちですが、単なる想像です。聞き流してください。

    プライド34でしたっけ?盛り上がった大会のメーンの試合で
    あっさりタップアウトした藤田のせいでなんともいえない、
    大会内容と温度差のある最後になってしまったのは…。

    話を戻してカルバンと青木の試合は3分ちょいでしたが、あまりかみあわなそうな
    気がします。
    ミルコと藤田の2回目の試合のようにお互い警戒しすぎて相手の土俵で戦う気が
    全くないような、そんな空気を感じました。

    ですのでトーナメント2回戦の枠に二人ともいれて再戦ていうのは
    個人的には望みません。

     

    大会全体としては新しい体制になって一回目の興行なので、こんなもんかと。
    よくもわるくもなく。5/10点。

    今回の大会の感想を書く前に他所のブログをいくつか見ましたが、
    PRIDEの影を追っている人が多いことなんのこと。
    まるでDREAMがPRIDE2みたいなものだと思っている意見が多すぎです。

    佐藤Dの煽り映像がどうだとかTBSはどうだとかいうのはなにか間違っているような
    気がするのですが。
    自分のブログですので、そんな風潮に一言物申しました。

     

    最後に今回改めて思ったのが地上波の格闘技番組にはやはり「演出」部分に
    プロレス的要素は必要悪だなと思いました。

    今回のDREAMは地味だという意見を聞きました。
    お茶の間LVでわかる面白さと話題性、そして主役となるキャラクターがいなくては
    大部分の人は興味を示さない。
    つまりは華が必要なわけですね。

    コアなファンとは違い、お茶の間の視聴者は「強さ」を求めているのではなく「面白さ」を
    求めているのですから。

    PRIDEナンバーシリーズが19時、21時枠に放送できて、PRIDE武士道が
    なぜ放送できなかったのか今回わかった気がします。
    格闘技「番組」は強さだけが全てではないというのがわかる視聴率でした。

  • DREAM1感想2

    DREAMの感想の続きです。 

     

    第4試合 ライト級グランプリ1回戦
    宮田和幸vsルイス・ブスカペ○

    (チョークスリーパー)

    TVではダイジェスト放送。
    大晦日のハンセン戦に続き宮田は世界のトップLVの壁を超えることができず。

    総合力でブスカペがトップかどうかは微妙ですが、
    グラウンドでは間違いなくトップLVの選手。
    アマレスベースの宮田が最も苦手とするブラジリアン柔術使いに
    予想通りに敗北したことは今後を想像させられてしまいます。

    個人的には宮田には一皮むけて欲しいのですが。
    ブスカペ勝利を予想しておいて言うのもなんですけどw
    それにしてもマンバ戦以降、宮田の相手は楽じゃない選手ばっかだな…。

     

    第5試合 ライト級グランプリ1回戦
    ○永田克彦vsアルトゥール・ウマハノフ

    (判定)

    うーん、正直ウマが負けるとは思ってなかったです。
    今までウマが連勝できたのは相手のLVがHERO’Sに比べて
    低い選手ばっかりだったからなんでしょうか?
    今後メジャーで彼が戦うチャンスはあるのか?と思ってしまいます。

    それとあいかわらず決め手に欠ける永田。
    アマレス出身総合選手の典型的な「いい試合運びはするが決め手がない」状態ですね。
    マニアはそれを塩といいますが。
    本人も自覚しているようですが、「決め技」的なものがないと、これ以上のLVの選手には
    勝つのは非常に難しいでしょう。

     

    第6試合 ライト級グランプリ1回戦
    ○石田光洋vsチョン・ブギョン

    (判定)

    石田は予想通り大苦戦したようですね。
    ダイジェストだけですが、ブギョンは思い切った動きをする選手ですね~。
    飛び付きにいったのかタックルをジャンプでかわしたのかはわかりませんが、
    カエルみたいにジャンプしてましたねw

    修斗好きやコア層からは支持を得ている石田ですが、
    なんかこうゆう試合ばっかりだといわゆる「強いんだけどつまらない」状態、
    ヒカルド・アローナみたいな感じになりそうです。

    もっと一本、KO決着を目指すように期待します。

     

    奇しくもTVでダイジェスト放送されたこの3試合、
    全員がアマレス出身の日本人が絡んだものとなりました。
    やっぱりポジションとってじっくり攻めるというのが地上波番組のコンセプトと
    合わないんだろうな~と思いました。
    素人が見たらくっついて力比べしてるくらいにしか受け取れないですからね。

    DREAM1感想3へ続く